投資銀行について調べてみました
投資銀行って何?
リーマン・ブラザーズの破綻、メリルリンチの身売りと何かと話題の投資銀行です。
でも、そもそも投資銀行って何なのかちゃんと説明できそうにありません。
そこで、投資銀行とは何なのか調べてみました。
そもそも、「投資」という単語が頭に付くからには、普通の銀行とちがった業務をしているはずです。
具体的にどこがどう違うかと言うのがポイントになってきそうです。
投資銀行の主な業務
そもそも投資銀行とは何をやるところかという所から調べてみましょう。
ウィキペディアに次のような記述があります。
投資銀行の収益は株式や債券の資本市場における発行時に発行額に応じて徴収する手数料に依ることが特徴である。
(ウィキペディア 投資銀行より)
この記述からわかるように、投資銀行というのは、株や債券を発行するのを手助けするのが大きな業務の一つです。
言い換えると、企業が経営するのに必要なお金を集めるのを手伝うのが仕事と言えます。
投資銀行の業務は証券会社に近いという言われ方をされることがあるようなのですが、債券・株式の発行を助ける業務が証券会社に近いと言うことのようです。
一般の証券会社のように株式の売買の仲介などをするわけではありません。
リーマン破綻はなぜ?
ところで、企業の資金調達の手伝いをすることだけが仕事なら、サブプライムローンの問題で経営破たんするはずがありません。
実は、最近の投資銀行は、企業の資金調達だけでなく、自分自身でも投資を行うようになっています。
これが、今回大きな問題につながったようです。
まず、問題なのは、投資銀行は商業銀行(普通の銀行)と違い、預金者からお金を預かってそれを運用するわけではありません。
預金者からお金を預かって運用する場合は厳しい規制があり、リスクの高い投資はしにくくなっています。
ところが、投資銀行はそのような規制が無いので、商業銀行に比べて大きくリスクをとることが出来ます。
商業銀行に比べ、投資銀行はハイリスク・ハイリターンのビジネスモデルだったと言っていいでしょう。
成功しているときはいいのですが、今回のサブプライムローンのような問題が起きると大きな損失が出ます。
また、投資銀行は、投資するための資金を短期金融市場というところから借りて投資をしています。
しかし、今回のサブプライムローンのような問題が起きると、金利が跳ね上がりお金を借りてくることが難しくなります。
資金繰りが悪化するわけです。
これが二つ目の問題です。
さらに、他社に買収してもらうことや、政府からの資金援助を期待しましたがこれもかないませんでした。
このような状態にいたり、破綻と言うことになったようです。
この辺りの内容に関しては、次の記事を参考にしました。
(MNS マネーより)
リーマン破綻後
生き残ったゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーは銀行持ち株会社に移行することになりました。
これに関して、どんな意義があるかというと、
銀行持ち株会社になることにより、ニューヨーク連邦準備銀行からの借り入れが現在より容易になる。また、傘下に商業銀行を抱えれば、資金調達の手法が預金などに広がり、財務基盤の安定化にもつながるとみられる。
(2008年9月22日 読売新聞)
この記述からわかるように、資金調達がしやすくなると言うのが最大のメリットでしょう。
要するに、潰れにくくなるわけです。
一方、いいことばかりかというと、そうでもないようです。
銀行持ち株会社へと変更になったことで、両社は米FRBの直接規制の下に置かれることになる。これまでは両社を第一に規制する役割を担うのは米証券取引委員会(SEC)であった。
引用元
ゴールドマンとモルガン・スタンレーは、銀行持ち株会社への移行後、自己資本比率規制の適用を受けることになる。
引用元
簡単に言うと、投資銀行は今まで証券会社に近い立場で、比較的自由にやれていたのです。
それが、他の銀行のように規制が強くなるので今までのような自由な投資はできなくなったと言うことです。
生き延びるために、ハイリスク・ハイリターンのモデルを捨てたと言うことでしょう。
2008年10月27日
