中高年のための電子マネーの基礎知識

電子マネーの利用者は、確実に増えているようです。例えば楽天Edy は、カードの発行枚数が1億枚を超えたようです。発行枚数だけで見れば、国民1人に1枚という感じですね。

この状況を見て、遅まきながら電子マネーを使ってみようという人もいるのではないでしょうか。特に、ある程度年齢が高い人ですね。

そんな人のために、基礎知識だけ整理してみました。

電子マネーって何?

電子マネーとは、次のようなものを言うのだそうです。

カードや携帯電話を端末にかざすだけで、電車に乗ったり、買い物したりできる。お金を電子情報として記録したIC(集積回路)チップが搭載されており、現金を使わずに支払いができる。(朝日新聞掲載「キーワード」)

基本的にはこの説明で理解できると思いますが「お金を電子情報として記録したIC(集積回路)チップが搭載されており」の部分だけはちょっと分かりづらいかもしれません。

例えばカード型の電子マネーだと、カードのICチップの中に入金額や利用額などが記録されるという事ですね。

ただ、次のように考えると、もっと簡単でしょう。電子マネーというのは、プリペイドカードです。普通のプリペイドカードと違うのは、追加で入金ができるという点です。

この理解の方が、良いように思います。

あ、もちろん、厳密に言うと電子マネーとプリペイドカードは違いますよ。でも、おおよその理解としては、「電子マネー = 追加入金できるプリペイドカード」で十分です。

電子マネーってクレジットカードとは違うの?

上の説明にあるように、電子マネーの中には入金や残高の記録が入っているわけです。そして、その範囲でしかお金は使えません。

ということは、電子マネーを使おうと思ったら、あらかじめお金を電子マネーの中に入れておかないといけないという事です。要するに、自分用にギフト券を買ってお金を使うようなイメージです。

一方のクレジットカードは、カード会社からお金を借りて払うという仕組みです。支払いの段階では、クレジットカード会社があなたの分を建て替えてくれるわけですね。そして、カード会社からの取り立てが後日あるという形になっています。

ですから、あらかじめカードにお金を入れておく必要はありませんし、銀行の残高がゼロでも支払いは出来てしまいます。

電子マネーってデビットカードとは違うの?

電子マネーとデビットカードは、実は意外と近い仕組みかもしれません。

デビットカードというのは、銀行の口座から直接支払う仕組みです。ということは、銀行の口座にお金を入れておいて、支払いの時にその中から支払っているわけですね。これって、銀行の口座にデポジットをしておいて、それを使っているとも考えられますよね。

電子マネーってプリペイドカードとは違うの?

電子マネーは入金して使えるプリペイドカードだと理解すると分かりやすいでしょう。

何が便利なの?

何が便利なのでしょう?率直に言って、個人的には、便利さがあまりよく分かりません。

よく言われているのは、決済がスピーディーになるという点です。小銭を探す手間が要りませんし、店員がお釣りを返す時間もかかりません。

でも、これって、私たちのメリットというよりも、店側のメリットですよね。店としたら、一人あたりにかかる時間を節約出来たら、メリットは大きいでしょう。でも、私たちにとっては、せいぜい数秒から数十秒やり取りが短くなるという程度の話です。

それに、このメリットってクレジットカードでも実現できますよね。クレジットカードでも少額なら、サイン不要というところも多いですから。

Suica などの交通系のカードは、電車に乗るときの手間が省けるというメリットはあります。まあ、確かにこれはメリットでしょう。電車に乗るときは、時間を気にしている事が多いですからね。

でも、個人的には、びっくりするほどメリットが大きいとは思えません。

利用を始めるのに時間がかかるの?

ケースバイケースです。

例えばWAONカードプラスの場合は、ネットでの申し込みから2週間から1か月ほどでカードが届くようです。郵送手続きなどがあるので、まあ、この程度の時間は仕方が無いでしょう。

ただ、Suica のように、申し込むとその場で発行してくれるカードもあります。自販機での購入も可能です。

My Suica という記名式のSuica でも、みどりの窓口ですぐ発行できます。紛失した時の事を考えると、My Suica の方がお勧めです。

デポジット(預かり金)は必要なの?

電子マネーの中には、Suica のようにデポジットが必要なものもあります。デポジットというのは、カードを発行した時に取られるお金ですね。Suica の場合は、500円取られます。

ただ、将来カードを返却すると、デポジットは返してもらえます。ですから、日本語で預かり金と言ったりします。

まあ、実際にカードを返却してデポジットを取り戻す人が、どの程度いるのかは知りません。そんな人はほとんどいないでしょうから、実質的には発行手数料のようなものとも言えるでしょう。

デポジットが必要かどうかは、電子マネーによって異なります。WAON のようにデポジットではなく発行手数料を取っているところもあります。まあ、実質的には、たいした違いは無いでしょうけどね。

チャージが面倒では?

人によっては、面倒に感じるでしょう。また、チャージがしづらいという電子マネーもあるようです。(チャージできる機械が少ないなど)

ただ、残高が一定額以下になるとオートチャージができる電子マネーも数多くあります。チャージが面倒な人は、オートチャージ機能があるクレジットカードを使うと良いでしょう。

もっとも、オートチャージ機能を使うには、指定のクレジットカードが必要なようですね。オートチャージのために、クレジットカードを作るかと言われると、かなり悩ましい。

ポイントが付くと本当にお得なの?

ポイントが付くと言っても、せいぜい購入額の0.5%程度の話です。率直に言って、それほど気にするような話だとも思えません。1万円買って50円程度安くなるという程度ですから。しかも、これでもかなり良い方です。

ポイントを気にするくらいなら、電子マネーを使ってコンビニで買い物をするより、安い店で現金で買う方が賢い選択です。ポイントはあくまでおまけ程度に考えるべきでしょう。

ポイントを貰えると、ちょっとしたお得感があるのは事実です。でも、優先順位は利便性においてください。その方がトータルで見てメリットが大きいです。

電子マネーってすべてのコンビニで使えるの?

電子マネーはコンビニやスーパーなどで使えて便利というイメージを持っている人もいるでしょう。しかし、大手のコンビニやスーパーでも、電子マネーによって使えたり使えなかったりします。

コンビニ大手3社で見ても、全てで使えるというわけではありません。例えばWAON は、ローソンとファミリーマートでは使えますが、セブンイレブンでは使えません。逆にnanaco はセブンイレブンでは使えますが、ローソンとファミリーマートでは使えないといった具合です。

この点に関しては、クレジットカードの方が明らかに優れているでしょう。VISA で使えるがMastercard では使えないという事は、まずありませんからね。少なくとも大きなお店では。

ちなみに、広く使えるという基準で選ぶと、楽天Edy が良いようです。コンビニは大手3社とも利用可能です。

スーパーの対応状況は?

コンビニは大手に限れば、楽天Edy を選ぶのが得策でした。それではスーパーはどうでしょうか。

実は、スーパーに関しては、さらに状況は複雑です。しかもスーパーの場合は、コンビニのように、大手数社による寡占というわけでもありません。

1枚のカードですべて対応するのは、はっきり言って不可能でしょう。というか、特定のスーパーが決まっている人以外は、クレジットカード決済を考えた方が便利です。

もっとも、クレジットカードの対応状況も、チェーン店ごとに異ります。場合によっては、同じチェーンでも、あるカードが使えたり使えなかったりします。

それはそれで、不便ですかね。

電子マネーって先払いなの?後払いの電子マネーは無いの?

一番最初に書きましたが、電子マネーは追加入金ができるプリペイドカードのようなものです。

ただ、後払いの電子マネーも存在します。iD やQUICPay が代表的です。

紛失や盗難にあったらどうなるの?

これは電子マネーによって異なります。

例えば、駅の自動販売機で買えるSuica の場合、盗難にあっても対処のしようがありません。カードの利用を止めるようなことは出来ないのです。

しかし、記名式であるMy Suica やSuica定期券の場合、カードを停止して再発行してもらう事が可能です。

このように、ケースバイケースとしか言いようが無いわけです。

お金はかかるの?

「発行手数料」「デポジット」など名前は違いますが、最初にお金を取るところが多いようです。

年会費は取っていないところが多いようです。

中高年に電子マネーは便利なのか?

率直に言って、中年くらいだと、電子マネーが役に立つ感じはありません。どこでも利用可能な現金決済の方が便利です。

ただ、さらに年齢が高い人だと、電子マネーは便利かもしれませんね。

電子マネーの何が良いかというと、カード1枚出すだけで会計ができてしまう点です。年齢が高い人には、これが便利だと思うのです。

というのも、スーパーなどのレジでお金を払うとき、苦労しているのをよく見かけるからです。本人は焦っているのが分かりますし、待っている人の中には、ちょっとイライラしている人もいます。

電子マネーを使うと、こんな状況も緩和されるかもしれません。

オートチャージできるようにしておくと、さらに良いでしょうね。かなりの負担軽減になるのではないでしょうか。

何か1枚を選ぶとしたら何が良い?

電子マネーを何か1枚選ぶとしたら、何が良いのでしょうか。

率直に言って、ポイントに関しては、それほど有利だと考えない方が良いでしょう。ポイントを気にするような人なら、最初から安売りスーパーにでも言った方が遥かに賢明です。

それよりも、むしろ、使える店舗の多さで選ぶべきでしょうね。そうなると、楽天Edy がお勧めかな。コンビニ大手3社では、どこでも利用可能ですし。スーパーもイトーヨーカドー、サミットなどで使えます。

オートチャージ機能が付いている方が楽だと思うので、興味がある人は楽天カードをチェックしてみてください。スタンダードな楽天カードでも楽天Edy をつける選択をすることが出来ます。年会費も無料ですし。


楽天カードがおすすめです

クレジットカードでは楽天カードがお勧めです。

●ポイント1

カード利用をするだけで最低でも利用額の1%分の楽天スーパーポイントが入ります。つまり、常に1%分の割引が受けられるということですね。

●ポイント2

楽天Edy のオートチャージが設定できるので、楽天Edy を使っている人には、さらに使い勝手が良いはず。楽天Edy を使った場合も100円につき1円分のポイントが貯まります。

●ポイント3

年会費が無料です。

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