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「10年先を読む長期投資」何だかちょっと無責任な感じがするんだけどなあ

投資本のご紹介です。

さわかみ投信と言う直販型の投資信託会社をしている人による一冊です。
さわかみ投信の「さわかみファンド」という投資信託は結構な人気らしく、現在ではかなりの数の投資家を集めているそうです。

そんなファンドで有名な方が書く本なので、参考になる部分もあるだろうと思い読んでみました。
でも、結論から言うと、ちょっと無責任な感じがする本だという印象でした。

良い部分もあるのですけど、ちょっと独りよがりと感じられる主張が有るのが気にかかります。
将来の予想に関しても、同意できない部分が多かったです。

ちなみに、amazon.co.jp でのレビューは、すごく評価が高いです。
おそらく、特定のファンの方がいらっしゃるのでしょう。

amazon.co.jp カスタマーレビュー 「10年先を読む長期投資 暴落時こそ株を買え」

この本の良い部分に関しては、このレビューをご覧下さい。
私は、敢えて、気になる部分だけを書かせていただきます。

「応援したくなる会社に投資する」のは悪くないが

まず、株式投資の銘柄選定についてです。

澤上氏は5年後10年後を意識して、そのときに社会が必要としているものを提供する会社に投資するという投資をすすめています。
株式市場が暴落したタイミングでこういった企業の株を仕込み、後はそれを持ち続けると言うスタンスです。

長期に持つこと自体は、一つのスタイルですから問題ありません。
応援したくなる企業を支えると言うスタンスも、否定はしません。

ただ、5年後10年後に社会が必要としているものを提供する会社というのは、正直、なかなか予想が難しいと思います。

現時点での予想で、将来必要になると思われていても、実はそうならないと言うケースの方が多いのではないでしょうか。

もちろん、銘柄選定の着目の仕方としては、一つの着眼点であるとは思います。
でも、「それだけで選んで良いの?」というのは、疑問です。

多分、この様な投資をすすめることの最大のデメリットは、次のような点でしょう。

投資経験が無い人がこの手の選び方をすると、将来性だけで存在している小さな会社を選んでしまいがちです。
技術は持っているけど、まだ、お金には結びついていないような会社です。

こういう会社に投資した場合、上手く行く可能性ははっきりいって高くないと思われます。
なぜなら、この会社の技術が、将来必要とされない可能性のほうが高いからです。

あるいは、それに代わる技術が出てくるとかね。

正直に言って、この本の説明だけで、株を買わせるのはちょっと無責任だと思います。

企業業績などまったく気にしない…倒産したらどうするの

もう一つ、気になるのが、企業業績などまったく気にしないといった記述がかなり多く見られることです。
長期での投資を考えているのですから、1年後との儲かったとか損したというのは気にしなくて良いという考えなのでしょう。

でも、長期で待っている間に倒産する可能性については、どう考えているのでしょうか?

この本を読んでいると、財務諸表などを気にするのが愚かなことのように書かれています。
でも、会社が倒産する可能性がどの程度あるのかを探るには、財務諸表は欠かせません。

そんなことは無視して、将来良さそうな会社の株を買いなさいとすすめているのでしょうか?

だとしたら、無責任ですよね。
そして、私には、そう読めました。

このほかにも、色々と

実は、このほかにも色々とあるのですが、この程度にしておきたいと思います。

何にしても、ちょっと癖の強い本であることは事実です。
まあ、無頼派を気取っている感じの人なので、そういう本になることは自然と言えば自然なのでしょうね。

特にすすめはしませんが、株式投資の一つのスタンスと言う意味では参考になる部分もあると思います。
たいして高いものでもありませんしね。

10年先を読む長期投資 暴落時こそ株を買え (朝日新書)

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