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投資信託は手数料の安いインデックスファンドを

さて、「投資信託はすごく儲かります…誰が?」で見たように、投資信託というのは私達にとっては高コストの金融商品です。
さらに言うと、金融機関にメリットは大きいけど、私達にはメリットが小さい商品とも言えるでしょう。

それでは、投資信託なんて買ってはいけないのでしょうか?
個別の株などに投資した方が良いのでしょうか?

私個人としては、話はそれほど単純ではない気がします。
というのも、投資信託は他の投資に比べて敷居が低いというメリットがあるのも事実だからです。

個別株を買うといっても、投資経験の無い人には手が出しにくいでしょう。
いきなりA社の株を100万円なんて買える人は少数です。

投資経験が浅い人が手を出しやすいと言う意味では、非常に魅力的な金融商品でしょう。

また、少額から分散投資が出来るという意味でも、投資信託は魅力的です。
メリットがあるのも事実ですから、選択肢として外してしまうのはちょっと惜しい。

では、私達投資家はどうしたら良いのでしょうか?
答えはいくつかあるでしょうが、その一つは「手数料が安い投資信託を買うこと」です。

具体的に計算してみよう

それでは、手数料が安い投資信託を買うとどの程度違うのか、実際の投資信託を例に考えてみましょう。
前回と同じように、私達と金融機関の損得のという形で比べてみましょう。

今回は、手数料の安いファンドとして、eMAXIS というインデックスファンドを例に取ります。
特に、条件を合わせるために、世界のREITに投資する「eMAXIS 先進国リートインデックス」を使います。

eMAXIS の場合は、手数料は次のようになっています。

お客さまが直接的に負担する費用
○購入時:購入時手数料 ありません。
○換金時:信託財産留保額 換金申込受付日の翌営業日の基準価額×0.3%

お客さまが信託財産で間接的に負担する費用
○保有期間中:運用管理費用(信託報酬) 純資産総額×年0.63%(税抜 年0.6%)

この投資信託では、前回は取られなかった、信託財産留保額という手数料が発生します。
これは、投資信託を換金するときに取られる手数料だと思ってください。

さて前回と同じように、100万円を投資した場合どうなるか計算してみましょう。

前回と同じく、100万円を5年間投資したとします。
そして、基準価額は全く変動しなかったと仮定します。

5年間運用した場合の損得

以上の条件で計算すると、あなたと金融機関の取り分は、次のようになります。

あなた 金融機関
購入時 100万の支払い
運用期間
(5年間)
3万1500円
売却時 99万円7000円の払い戻し
(=100万円-100万円×0.3%)
トータル 3000円のマイナス 3万4500円のプラス

さて、この結果を前回のケースと比較してみましょう。

前回 今回
あなた -3万1500円 -3,000円
金融機関 11万250円 3万4500円

前回は投資信託の基準価額が変わらなくても、3万円以上の損をしています。
それが、今回はわずか3000円だけに収まっています。

なぜこんな事が起こるかというと、eMAXIS の方は販売手数料を取られないからです。
その分だけ手数料が有利なのです。

そして、金融機関の利益は11万円台から3万円台に減っています。
つまり、支払う手数料が7万円以上減ったわけです。

この差は、上で書いた販売手数料の有無による違いに加えて、信託報酬の違いによるものです。
前回紹介した投資信託では年率1.575%の信託報酬を取られていましたが、今回は年率0.63%しか取られません。

この部分でも、手数料が半額以下になっているのです。

本来は信託報酬の差は、投資結果として基準価額の上昇につながるはずでしょう。

信託報酬が減るという事は、運用資金からお金を抜かれなくなるわけです。
ですから、その分あなたの取り分として残るはずなのです。

100万円の投資で手数料の差が7万円もあったら、どちらが得かは一目瞭然ですね。

手数料の安いインデックスファンドを

ここまで見てきたように、投資信託の購入において、手数料にこだわるのは大変重要なことです。
投資信託を購入するときは、手数料に徹底的にこだわってください。

特に、信託報酬と販売手数料の2つが大きいので、この2つを比べることが肝心です。

手数料で投資信託を選ぶときに、一番簡単な方法が、インデックスファンドを選ぶことです。
インデックスファンドというのは、日経平均だとかTOPIX などの指数に連動する投資信託のことです。

連動というのは、例えば、日経平均が1%上がったら、投資信託の基準価額が1%上がるといことです。

インデックスファンドは一般に、販売手数料がかかりません。
その上、信託報酬も安いことが知られています。

インデックスファンドのパフォーマンスの良さは、実際に統計的にも確かめられています。
ファンドマネージャーが積極的に運用する投資信託に比べると、平均してパフォーマンスが良いのです。

これは、信託報酬が安いためだと考えられています。

そして、今回紹介したeMAXIS はインデックスファンドの中でも特に手数料が安いシリーズです。
ですから、eMAXIS を選ぶのは、優れた選択の一つといえるでしょう。

ちなみに、今回おすすめしたeMAXIS はマネックス証券などのネット証券で購入可能です。
大手では扱っていないみ板ですね。

マネックス証券

インデックスファンドは嫌がられる

店舗型の証券会社や銀行などでインデックスファンドを買おうとすると、嫌がられるかもしれません。
もちろん、露骨に嫌な顔はしないでしょうが、違うファンドをすすめられる可能性が高いと思います。

その理由は簡単で、インデックスファンドは金融機関にとってはメリットが小さい商品なのです。
ですから、手数料が高い違う商品を売りたいと思うのは、極めて自然なことだといえるでしょう。

ですから、店舗型のお店で投資信託を買う場合は、販売の担当者に負けないように頑張ってください。
個人的には、どうせ付き合うのなら、諸々の手数料が安いネット証券の方が良いと思いますけど。

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とりあえず一つ選ぶならSBI証券

小さいものまで含めると、日本にはたくさんのネット証券があります。そんな中で、一つを選ぶのはとても難しいことです。

ネット証券選びは意外と重要なことです。手数料も取り扱う商品も、各社ぜんぜん違いますからね。本来は時間をかけて選ぶべきでしょう。

ただ、ネット証券を選ぶのにそんなに時間をかけていられないと言う人も多いはずです。そんな人は、SBI証券を選んでおくのが無難かもしれません。

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