個人向け国債は心配性の人向けかな

そもそも国債って何?

そもそも、国債とは何でしょう。
とりあえず、ウィキペディアの定義を見てみましょう。

国債(こくさい)は、国が財政上の必要から発行する債券である。国の運営に必要な資金を集めるために発行される。

この説明だとちょっとわかりにくいですね。
要するに国の財政上お金が必要なときに、借金をします。

その国の借金が国債だと考えるとわかりやすいでしょう。

ちなみに債権には国債のほかにもいくつか種類があります。
例えば、会社が発行するものを社債、地方自治体が発行するものを地方債といいます。

何れも将来お金を返さなければいけないという意味で、借金の一種であると理解しておいていいと思います。

個人向け国債って何?

政府が主に個人を対象に発行しているのが個人向け国債です。

わざわざ個人向けと呼ぶからにはそれなりに理由があります。
具体的には、2つ大きな違いがあります。

●金利変動型がある

債券は一般的には発行するときに金利が決まってしまいそれ以降は動くことがありません。
しかし、個人向け国債の金利変動型は市場の金利にあわせて金利が変動します。

市場の金利が上昇するときには個人向け国債の金利も上昇し、市場の金利が下がるときには個人向け国債の金利も下がるというしくみになっているんですね。
変動型の場合は投資期間が10年と長いので、将来金利が上昇することは十分に考えられます。

そのようなときにも、自動的に金利が上がっていくので安心して投資が出来るわけです。

注:最近は、短い期間の変動金利の個人向け国債もあります。
詳しくは個人向け国債│マネックス証券などをチェックしてください。

●中途換金の時に、買値に近い金額で換金できる

一般に債券を途中換金しようと考えたとき、債券の市場で売却することになります(実際には、証券会社が市場価格で買い取ってくれます)。
つまり、いくらで売却できるかは売却するタイミングにならないとわからないのです。

例えば、100万円でA社の社債を買ったとします。
その後、市場の金利が上ったとすると一般にあなたの持っているA社の社債を欲しい人がいなくなり、A社の社債は安い値段でしか売れなくなってしまうのです。

もちろん、買値の100万を下回ってしまう可能性も十分にあります。

しかし、個人向け国債では発行から一定期間(金利変動型の場合は1年)が経過すると金融機関が販売した価格より少し安い金額で買い取ってくれます。
具体的には、次のような金額ですね(金利変動型の場合)。

額面金額 + 経過利子相当額
− 直前2回分の各利子(税引前)相当額 × 0.8

ですから、急にお金が必要になり換金しようと思ったときでも、一般の債券のようにいくら戻ってくるのかわからないという不安が無いわけです。

この途中換金のしやすさが個人向け国債の最大の魅力ではないかと私自身は思っています。
逆に言うと、それ以外はそれほど魅力が無いような気がしないでもありません。

まあ、国債は低リスク低リターンの商品ですから、最初から大きなリターンを期待するほうが間違っているともいえます。
それに、どこに預けても金利なんてたいしたこと無いんですけどね。

銀行預金と比べても大差ないかな、なんて思います。
銀行預金だと全く金利がつかないからちょっとでも増やしたい、でもリスクをとるのはイヤという人には向いているかな。

ちなみに、次のページで定期預金と個人向け国債について比較しています。
興味があればチェックしてみてください。

最後に、個人向け国債の情報に関しては財務省のこのページが一番信頼できるでしょう。
購入を検討されている方はぜひご覧ください。

専門用語はちょっと多いですが、一般の方向けにわかりやすく書かれていると思います。


ちなみに、個人向け国債はネット証券でも買うことができます。

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