サブプライムローンの問題は日本のバブルの崩壊に似ている
リーマンブラザーズ破産の翌日に書きました
テレビのニュースなどでもお分かりのように、アメリカの金融は大騒ぎの状態になっています。
リーマン・ブラザーズが潰れ、メリルリンチが買収され、フレディマックとファニーメイに公的資金が注入される。
一年前には想像することさえできないような事態と言っても良いでしょう。
ニュースサイトのタイトルを見ても、気が滅入るものばかりです。
- Asian markets sink on Lehman, Merrill woes
- Nikkei falls 5 percent to 3-year low as Lehman failure bites
- Lehman files for bankruptcy, battles to avert liquidation
- World shares dive after Lehman Brothers collapse
- Wall Street mauled by Lehman bankruptcy, AIG fears
- Chinese investment fund warns Lehman woes to hurt
それにしても、新聞記事のタイトルって難しいなぁ。
まあ、良いか。
サブプライムローン問題とは何でしょう
さて、何でこんな混乱が起きてしまったのでしょう?
テレビニュースなどでは、サブプライムローン問題と一言で説明されています。
でも、正直、それだけでは良くわからないですよね。
サブプライムローン問題というのは、返済能力の無い人にお金を貸したのが原因です。
不動産購入のための住宅ローンを貸してはいけない人に貸したのですね。
例えば、年収200万円しかない人に住宅購入のために3,000万円貸すようなことをしていたわけです。
返済能力が無い人にお金を貸して、そのお金が返ってこなかったから金融機関が倒産するという構図なんですね。
返済能力が無い人にお金を貸したら、お金が返ってこないのは当たり前ですよね。
では、何でお金を返せない人にお金を貸したのでしょう?
実は、お金を貸した金融機関は不動産の値上がりを見込んでいました。
それを担保にお金を貸したのです。
具体例で考えて見ましょう。
家を買う資金として3,000万円を貸し出したとします。
このときに、この家が数年後に5,000万円で売れるようになると見込んで、この家を担保に3,000万円を貸すのです。
このようにすれば、仮にお金を借りた人がお金を返せない状態になっても、家を売りに出せば全額返済できるわけです。
で、実際に何が起こったかというと、上がると考えられていた不動産の価格が上がらなくなったのです。
むしろ下がってしまったのです。
上の例で言うと、家の値段が1,000万円になってしまったのです。
不動産価格が下がってしまうと、お金を貸した前提が崩れてしまいますね。
そうすると、お金を借りた人が返せなくなったときに、金融機関が金を回収できません。
仮に家を売ったとしても、1,000万円にしかならないので、金融機関としては2,000万円の赤字です。
このようなケースが数多くあると、倒産する金融機関が出てくるわけです。
もっと正確に書くと、証券化とか格付け会社とかモーゲージとかいったことを言及しないといけません。
まあ、そこまで書くと大変なのでこの程度で。
かつての日本を思いだしてみましょう
さて、ここまで見て、何かに似ていると思いませんか?
不動産を担保にお金を貸す。
不動産価格が下がって、金融機関が倒産する。
この流れは、日本がバブル期に日本が経験したことと同じですよね。
あの当時の日本には、不動産価格は上昇し続けるという神話がありました。
でも、物の値段が常に上がり続けるなどということは当然無く、値段が上がりすぎた場合は下がることもあります。
そんな当たり前のことを無視した結果なんですね、バブルの崩壊後の金融機関の倒産は。
アメリカは日本のバブル崩壊から何も学んでいなかったんですね。
他人の身におきた不幸が、自分におきるというのは考えにくいんでしょうかねぇ?
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ − ビスマルク
