安倍政権が誕生したことを受けて、生命保険との関係をちょっと書きたいと思います。
安倍政権が目指しているのは年2%程度のインフレです。実際にインフレになるかどうかは、専門家の間でも意見が分かれているようです。でも、政権がインフレを目指している以上、それを考慮して行動すべきでしょう。
インフレになるとどんなことが起こるのでしょうか。
生命保険はインフレに弱い
以前から書いていますが、生命保険は基本的にインフレに弱い商品です。単純に言ってしまうと、生命保険は固定金利の商品なので、インフレが来ると保障目減りしてしまうのです。
例えば、現時点の物価で1,000万円の死亡保障が必要だと見積もったとしましょう。でも、仮にインフレが来て物価が2倍に成ると、必要な額は2,000万円になってしまいます。
さらに言うと、インフレになると市場の金利が上がります。しかし、固定金利の生命保険では、契約したときの金利のまま保険を続けないといけません。不利な条件だと知りつつ、契約を続けないといけないわけですね。
例えば、長期金利が2%とか3%くらいまで上がっても、現在の1%という予定利率のままでいないといけないのです。
途中で抜け出せないというのもデメリット
生命保険にとってもう一つ不利な点が、途中で抜け出すのが難しいという点でしょう。普通の金融商品だったら、条件が不利だと思えば、解約して別の契約を結ぶということも考えられます。
でも、生命保険では簡単に解約というわけにもいかないんですよね。というのも、年齢が上がると契約の条件が悪くなります。それに、病気などを理由に断られてしまう可能性もありますから。また、貯蓄型の商品でも、早期の解約をすると元本割れをすることが多いです。
生命保険でなくても済むものは違う金融商品で
生命保険を契約しないとどうしようも無いケースでは、不利であろうとなんであろうと契約するしかありません。例えば、ある程度の死亡保険が必要なら、他に選択肢はありません。私が知る限り、金利変動型の定期保険はありませんから。
でも、貯蓄型の保険に関しては、立ち止まって考えてみる思慮深さが必要でしょう。保険意外に選択肢があるのなら、それを選んでもいいはずです。
例えば、比較的解約しやすい個人向け国債などを使って運用するなどの方法が考えられます。こういった商品なら、仮に金利が上がった場合、違った商品に乗り換えやすいのです。
また、保険を使ってためるにしても、変動型の保険を使うという選択肢もあるでしょう。
学資保険は特に問題
タイトルでも挙げましたが、学資保険は特に検討したほうが良い商品でしょう。個人年金保険だったら、変動型にすることで、保険でも何とか対応可能です。あるいは終身保険でも変動金利型はありますしね。
でも、学資保険の場合はそうも行きにくいんですよね。まあ、途中で解約して乗り換えることも可能なんですけどね。でも、そんなことを考えるくらいなら、最初から違う金融商品を元から選べばいいような気がします。
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