でも、実際のところはどうなのでしょうか?CMの印象のように、絶対に入らないといけないのでしょうか?
テレビのCMを見ていると、医療保険のCMが沢山流れていることに気づきます。アヒルのやつとかよく見ますよね。ガチョウかな?
そして、それを見ていると、医療保険に入らないことがとんでもない事のように表現されています。例えば、「どこの保険にも入れなくて困っていた。でも、○○なら入れました。」みたいな感じです。
どうも、保険に入れないのが世界の一大事で、それを救ってくれる誰でも入れる○○保険という構図を作りたいようです。
でも素朴に考えると、保険に入れないのなら入らなければ良いのでは無いかと思います。それで何かまずいのでしょうか?
そして、それ以前に、医療保険ってそんなに大事なものなのでしょうか?疑問に思いませんか。
医療保険には入らなくても良いんじゃないかなあ
医療保険が完全に無駄なものとまでは言いません。一部の人は、入っておいてもいいとは思います。例えば、預貯金が少ない自営業の人は、入っておいた方が良いかもしれませんね。
でもほとんどの人にとって、それほど無理して入る必要が無いものだというのが、私の考えです。というか、多くの人は入らないほうが良いのではないかとすら思っています。別の事にお金を使った方が賢いのではないかと思うのです。
何でそんなことが言えるのか疑問に思う人もいるでしょう。でも、答えはとても簡単です。日本の公的な医療保険制度は、かなり充実しているからです。公的な医療保険というのは、健康保険やら国民健康保険やらの事です。
公的な制度が優秀過ぎるので、民間の保険が要らないのです。本当は。
あなたが社会保険に詳しくないのなら、現実を知ったら驚くと思いますよ。
医療費は大きくなりすぎないようになっている
もう少し具体的に書きましょう。公的な健康保険には高額療養費という制度があります。この制度のおかげで、通常の家庭では病気にかかる費用は1ヶ月当たり9万円程度に抑えられます。1
なぜかというと、それを越える部分は、全額健康保険が負担してくれるのです。個人の負担が大きくなり過ぎないようになっているわけです。
ですから、ある程度貯金しておけば、医療費の負担には十分に耐えうるのです。民間の医療保険なんて無くても良いわけですね。
ちなみに、9万円には入院に関する費用も含まれます。ということは、仮に3ヶ月の長期入院をしても、医療費としては27万円程度で抑えられるのです。
そして、4ヶ月目からはこの負担はさらに小さくなるという仕組みになっています。ですから、半年とか1年入院するような事があっても、医療費としてはびっくりするような額にはなりません。
そう考えると、100万円もあれば、医療費に対する準備としては十分なはずなんですよね。十分におつりが来てしまいます。
それに、最近は、入院日数が短くなる傾向ですからね。医療保険はますます要らないんじゃないかと思うのです。
次ページへ続く
■ 次ページ 掛捨て保険は「損」
- 所得が大きい家庭だと、最低限の金額が上がりますので、もう少し負担が増えます。 [↩]
スポンサードリンク
【注目!】自動車保険の一括見積もり
自動車保険の各社の料金などを一括で比較できるサービスがあります。保険料を安くしたい方は試してみてはいかがでしょうか。
【注目!】生命保険・医療保険相談サービス
保険マンモスのサイトでは、プロによる生命保険・医療保険の無料相談が受けられます。
スポンサードリンク
タグ: 健康保険, 傷病手当金, 医療保険, 医療保険に入らないという決断は可能, 貯蓄, 高額療養費





関連した記事を読む
- 掛捨て保険は「損」│ 医療保険に入らないという決断は可能 その2
- 保険料の分だけ貯蓄をして自由なお金を増やす│ 医療保険に入らないという決断は可能 その3
- 入院中の所得保障としての医療保険の必要性は?
- 医療保険の損得勘定「どんな事態が起こると元が取れるのだろう?」
- アドバイスとか見積もりの時に社会保険とか労働保険を忘れてしまう専門家がいるらしい