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基本的には生命保険ではなく預貯金で

私達は、保険と預貯金のどちらを優先した方がいいのでしょうか?
大事なことなので、ぜひ書いておきたいと思います。

保険と預貯金の比較ということで、将来のリスクに対して何かを備える事を考えましょう。
ここでいう、将来のリスクとは、特に次の2つを念頭においています。

●一家で一番稼ぎのある夫の死亡
●病気の治療費や入院費用

結論から言うと、このときに、最初に生命保険会社の商品を思い浮かべないで下さい。

もちろん、この2つに関しては心配に感じる人が多いでしょう。
そのこと自体は、私も分かっているつもりです。

ここで言いたいのは、「夫の死亡」や「病気、入院」を心配してはいけないということではありません。
そのための準備として最初に考えるのが保険だとしたら、「それは違いますよ」と言いたいのです。

先ずは公的なものがどの程度対応してくれるか調べる

このサイト内でも紹介していますが、上に挙げたような家計のピンチには、公的な保険制度があるていど対応してくれます。

例えば、夫の死亡には遺族厚生年金や遺族基礎年金という制度があります。
病気や怪我で治療費や入院費がかかりすぎた場合は、高額療養費という制度があります。

まず、こういった制度が、どんな対応をしてくれる事を理解する必要があるでしょう。

もちろん、こういった制度だけで十分ではない可能性もあるでしょう。
それでも、一定の助けになるのは間違いありません。

保険の事を考える前に、こういった制度がどの程度助けになるのか理解しておかないといけません。

預貯金で対応できないかどうか考える

社会保険がどの程度守ってくれるのか理解した上で、尚準備が必要だと判断したとしましょう。

要するに、社会保険だけでは足りないという場合です。
あるいは、社会保険が守ってくれる対象でないケースです。

そのときには、私たち自身で何らかの準備をしないといけません。

でも、まだ保険を考えるのは早いでしょう。
預貯金やら、株式投資やらを切り崩して対応できないか、考えるべきです。

それで対応できるのなら、そもそも生命保険なんて必要ないはずですよね。
そして、医療費や入院費に関しては、ここまでで十分に対応できると結論付けられる人が多いはずです。

ここまで検討して尚足りないと思ったら、初めて生命保険の出番です。
不足すると思われる額を、保険で補う事を考えましょう。

生命保険は一番後回し

ここまでの話を簡単に整理してみましょう。

家計のピンチに備えるには(1)社会保険(2)預貯金や投資という順番で考えます。
そして、それでも足りないと考えられるときに、生命保険を考えるのです。

要するに、生命保険は一番最後に考えるべきだということです。

生命保険を後回しにする理由

それでは、なぜ生命保険を後回しにするのでしょうか?
その理由は単純で、生命保険は私達にとって大変不利な商品だからです。

何がよくないかというと、まず、使い勝手が悪いという点が挙げられます。
というのも、保険というのは特定の目的でしか準備ができません。

これが非常によくないのです。

例えば、医療費を準備するために医療保険に入ったとします。
医療保険というのは、入院費を補う保険です。

ですから、医療費以外の点に関しては、何も助けてくれません。
例えば、夫が失業して家計が金的に問題を抱えたとしても、何の助けにもなりません。

これは当たり前ですよね。

さらに言うと、自宅療養の場合にも、医療保険は役に立ちません。
病気や怪我をして自宅療養した場合も、医療保険金は出ないのです。

これは意外に思う方も多いのではないでしょうか。

医療保険というのは、あくまで入院に対しての保障です。
ですから、自宅療養の場合は、何らかの特約をつけない限り保険金が出ないのです。

このように、保険というのは、目的を限定してしまうので、非常に使い勝手が悪いわけです。

生命保険はコスト高

もう一つ、出来るだけ生命保険を避けた方がいいのには理由があります。
それは、生命保険というのは、コスト高な商品だと考えられるのです。

生命保険を一つの金融商品ととらえると、非常に損な商品だと言えます。

ちなみに、生命保険のコストに関しては、保険会社によってかなりの差があります。
そしてこのコストの差は、私達の保険料になって跳ね返ってきます。

ですから、どうしても生命保険に入らないといけない場合は、どの会社を使うかを十分に検討することが必要です。

保険料を浮かせて、預貯金や他の投資商品を

ここまで書いてきたように、保険というのは出来るだけ避けるべきです。
そして、どうしても必要ならできるだけ規模は小さくするべきです。

保険に入らないということは、毎月の保険料が浮くことになります。
そうであるのなら、浮いた分の保険料を貯蓄にまわすことが可能です。

貯蓄という形でお金を準備しておけば、色々な用途で利用することが可能です。
そして、自由に使えるお金というのは、何かと助かるものです。

万が一失業したときの準備にもなりますし、家を買うときの頭金にも使えます。
さらには、老後の資金としても使えます。

もちろん、病気や入院、夫の死亡などの非常時にも役に立ちます。
預貯金が私達の暮らしを助けてくれるのは間違いありません。

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