先日、国の年金の運用が、2,999億円のマイナスになったと言う報道がありました。
この報道に対して、ニュースのコメント欄などに、早速バッシングをする人が多数表れました。
「詐欺!」「消えた年金!」「どうせ誰も責任をとらない」「民間なら確実に社長の首がとぶ」「どんどん垂れ流し!」…といった具合です。
でも実際のところ、今年の運用が大失敗だったかと言うと、まったくそんなことはありません。
なぜかと言うと、率に直すとわずか0.25%のマイナスに過ぎないのです。
株式や外国債券を組み込んだ運用ですから、当然こういう年はありますよね。
冷静に考えれば、「やや上手くいかなかった」程度のと言えるでしょう。
少なくとも、-0.25%で首を飛ばしていたら、社長の成り手なんていなくなるでしょう。
それに、責任問題にもならないはずです。