前のページ見たように、購入する回数を分けることは、儲ける機会を自分で放棄しているに過ぎません。ですから、積立というのは、合理的ではないのです。
もう少し正確に書くと、まとまったお金があるときに、それをタイミングをずらして投資するのは意味がある行為ではありません。120万円持っている人が、毎月10万円を1年かけて積み立てるのは合理的ではないという事です。
前のページ見たように、購入する回数を分けることは、儲ける機会を自分で放棄しているに過ぎません。ですから、積立というのは、合理的ではないのです。
もう少し正確に書くと、まとまったお金があるときに、それをタイミングをずらして投資するのは意味がある行為ではありません。120万円持っている人が、毎月10万円を1年かけて積み立てるのは合理的ではないという事です。
さて、ドル・コスト平均法は優れた投資戦略か?で見てきたように、購入のタイミングを何回かに分けて買うときに、ドルコスト平均法が必ずしも有利とは言えません。
しかし、そもそも論として、購入のタイミングを分けること自体、合理的な選択といえないと考えられます。
なぜかと言うと、長期的に考えた場合、株式や投資信託の価格は上昇していくと考えられるからです。
個々の株式や投資信託では上がり下がりがあるでしょうが、平均すればあがっていきます。
そして、価格が上昇していくのなら、少しでも早いタイミングで買ったほうが、確率的に有利なのです。
つまり、購入タイミングを分けること自体、利益を最大限にするという意味では合理的でないのです。
先日、国の年金の運用が、2,999億円のマイナスになったと言う報道がありました。
この報道に対して、ニュースのコメント欄などに、早速バッシングをする人が多数表れました。
「詐欺!」「消えた年金!」「どうせ誰も責任をとらない」「民間なら確実に社長の首がとぶ」「どんどん垂れ流し!」…といった具合です。
でも実際のところ、今年の運用が大失敗だったかと言うと、まったくそんなことはありません。
なぜかと言うと、率に直すとわずか0.25%のマイナスに過ぎないのです。
株式や外国債券を組み込んだ運用ですから、当然こういう年はありますよね。
冷静に考えれば、「やや上手くいかなかった」程度のと言えるでしょう。
少なくとも、-0.25%で首を飛ばしていたら、社長の成り手なんていなくなるでしょう。
それに、責任問題にもならないはずです。
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