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わかりやすく株式とは何か、株式投資とは何かを説明します

日本では個人の株式投資家が、海外に比べて多いようです。でもそういう人たちの多くが、株式とは何かについて分かっていないようです。

特に、比較的年配の人だと、チャートを眺めながら、上がった下がったとやっています。でも、株式とか株式投資の本質を考えると、何か違うんですよね。ただのギャンブルにしてしまっているように思うのです。

そこで、このページでは、私たちが投資する株式とは何かについて考えてみましょう。株式投資の第一歩は、そこからだと思います。

株式会社について知らないのは変かも

株式投資するということは、一般的には安いときに株式を購入し高くなったら株式を売ることです。まあ、違う方法も有るのですけどね。安く買って高く売るのが基本でしょう。

ところで、株式が何であるかちゃんと説明できますか?

株式を購入しようとしている私達が、購入しようとしているものが何であるか知らないのだとしたら、ちょっと変ですよね。何に投資をしているかすらわからずに、投資をすることになってしまいます。

それで投資をして、うまく行くとは思いません。だって、何に投資しているか分からないのに、それが高いか安いかなんて判断のしようがありませんよね。

例えば野菜を買うときを考えてみてください。この野菜はどんな調理法にむいていて、どんな食感で、どんな味がして、どんな栄養素があるのかを知った上で購入しますよね。情報を持った上で安いとか高いとか判断するのです。

あるいは、車を買うときも考えてみましょう。車の基本的な機能に加え、燃費がどうとか、色がどうとか、車内の広さはどうか、カーオーディオがどうとか、などを知った上で購入します。これらを総合して、自分の価値観と照らし合わせて、高い安いを決めるのです。

野菜や車は、これだけのことを知った上で購入するのです。株式に関しては何も知らなくていいというのは、私にはちょっと変な感じがします。

繰り返し書きますが、何に対して投資しているか分からなくて、高い安いの判断は出来ないはずなのです。

事業を起こす資金をどこから手に入れるか

突然ですが、ここでAさんという人を考えてみましょう。Aさんは素晴らしい事業のアイディアをもっていたとします。このアイディアを実現するためには1000万円の元手が必要です。

ところが、Aさん自信がこの事業に使えるお金は200万円しかありません。お金が貯まるまで待っていては、タイミングを逃すと考えたAさんは、お金を集める方法を探ってみました。

この時、一般的には、2つの方法が考えられます。

誰かから借りる

一つは人から借りるという方法です。親兄弟や友人、あるいは銀行などからお金を借りて、事業のために必要な1,000万円を用意するのです。

Aさんが不動産や貴金属などの担保になりそうなものを持っていた場合は、この方法は有効ですね。なぜんら、Aさんの事業がうまく行くかどうかにかかわらず、お金を返せるからです。不動産や貴金属は担保になりますからね。

つまり貸し手は、Aさんの事業の成否にかかわらず、お金を返してくれると考えます。こうなると、身内以外の人にも借りれるかもしれませんね。

担保が無い場合も、身近にお金を持っている友人や親兄弟がいれば、快くお金を貸してくれるかもしれません。人脈というのは頼りに成るものです。

このように、お金を借りるというのが、お金を集める一つ目の方法です。

株式を発行する

2つ目は将来利益が出たら利益を分け合うことを約束して、お金を出してもらう方法です。

Aさんは4人の知人に話しを持ちかけ、一人二百万円づつお金を出してくれないかと頼むことにしました。その結果、4人はAさんの事業にお金を出すことを決めました。

その代わり事業がうまくいったら、その儲けをAさんを含めた5人で分けることにしました。これが2つ目の方法です。

この2つ目の方法が株式会社の考え方です。いろいろな人にお金を出してもらい、利益が出たらそれを分配するわけです。

さらに、この会社の持ち主はだれかと言うと、お金を出した人すべてが持ち主になります。もう少し正確に言うと、お金を出した割合に応じて、会社を所有します。

上の例だとAさんを含めて5人全員が2百万円づつお金を出しています。ですから、5人がそれぞれ五分の一ずつ所有していることになります。

このとき、会社の部分的な所有権を株式といいます。会社の所有権を株式という形で分割して複数の人が持っている会社だから株式会社ということですね。

つまり、Aさんと5人の友人は、全株式の五分の一ずつの株を持つことになります。

ということは、株式投資というのは、この会社の所有権である株式に投資をするということです。つまり株式を購入するということは、会社の所有権を購入するということに他ならないわけです。株式に投資するということは、部分的に会社のオーナーになるとも言えますね。1

ということで、あなたが買おうとしているものの概要がわかっていただけたでしょうか?「株式の投資家の中には、会社丸ごと買収するつもりになって考えろ」なんていう人もいるようです。株式が何なのか知っていれば、そういう発言がどうして出てくるか良くわかります。

上場企業の株式は自由に売買できる

意外に思われるかもしれませんが、一般に株式というのは、自由に売買することは出来ません。会社を作る時に、そういう取り決めをしていることが多いからです。

こういう取り決めをしておかないと、よそ者が株を買い集め、会社を乗っ取ってしまうかもしれませんよね。上の例で言うと、Aさんの友達のうちの3人が株を売ったら、会社は乗っ取られてしまいます。

こういう事を防ぐために、株式を勝手に売るのは禁止されていることが多いのです。

ただ、株式市場に上場している企業に関しては、この限りでは有りません。原則としては、私たちは自由に株式を売買できます。

自由に売買できるからこそ、安いときに買って高い時に売ると言うようなことが出来るわけですね。

何で株を買うのか?

さて、「株」を買うと行為が会社の一部を所有する事であると分かりました。でも何で、わざわざお金を出して会社の一部を買おうとするのでしょう?

私たちがお金を出して株を買う主な理由は2つあります。

1.利益の一部を受け取るため

会社を経営することで生まれた利益は最終的にどうなるのでしょう?一部は会社の中に残しておいて、将来の経営のために使われます。

例えば、新しい機械を買ったり、人を増やすのに使われるわけです。しかし、将来の発展のために利益の全てが使われるわけではなく、純粋に儲けとして残る部分があります。

その余分な利益の部分は株をもっている人に支払われます。このお金のことを配当といいます。

2.株の価格の値上がりを待って売却益を得るため

既に述べたとおり、「株」を持っているということは会社を部分的に所有するのと同じ意味があります。会社が経営努力をし、毎年の利益が増える事であなたが「株」を買ったときよりも高い値段で株を買ってもいいと考える人が出てくるでしょう。

そんな人に「株」を売れば株を売った価格から株を買った価格を引いた差額の利益を得ることができます。

一般的にはこの2番目の目的で株式を買う事が多いでしょう。

企業支配のために株を買う事も

あと、私たちにはあまり関係ありませんが、企業を支配するために株式を買う事もあります。上で説明した理屈でいくと、株式を全部持っていれば、企業を完全に自分のものにできますよね。

あるいは、そこまでしなくても、全体の株式の半分を持っていれば、企業を支配することがあります。

例えば、A社とB社が共同で出資して会社を作るとします。このときA社が51%の株式を持っていれば、経営権はAが握ることになるわけです。

つまり、ある企業の経営権を握ろうとするために、株式をたくさん買う事もあるわけです。可能なら50%を超える割合にしたいわけですね。


  1. 厳密に言うと、株式というのは、所有権ではなく社員権と呼ばれるものなのだそうです。一応補足しておきます。 []

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