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株価と時価総額の関係| 会社を丸ごと買取るにはいくら必要?

■ いくらあれば会社を買い取れる?

一つの会社って、いくらくらいで買い取れると思いますか?

こんなふうに聞かれても、そんな荒唐無稽なことには答えられないと思う人が多いでしょう。しかし、株式投資をする上では、この視点はとても大事なのです。

このページでは、会社を丸ごと買い取ることと株式投資がどう関係しているのか考えてみましょう。

でも実は、会社を買い取る値段を知るのは意外と簡単なことなのです。株式市場に上場されている会社に限った話ですけどね。

最初に断っておきますが、以下ではイメージを重視してかなり大雑把な議論をします。厳密に説明すると、わけが分からなくなると思うのです。それに、厳密な説明なんて、私にはできません。

そもそも株って何だったかというと…

ここでもう一つ質問です。株式ってそもそも何を売買しているのでしょうか?

大雑把に結論から書いてしまうと、株式と言うのは会社のオーナーになる権利を分割したものだと考えて良いでしょう。その証拠に、全ての株式を持っていると、理論上はその会社の経営権を握り、事業をやめてしまう事だって出来るのです。

そして、借金の返済などを済ませて残った資産は、全て株主のものです。つまり、全ての株式を持っていると、会社を支配できるわけです。

企業買収ってまさにこういうことですよね。半分より多い株式を持っていると会社の実質的な経営権を握れます。ライブドアとフジテレビの例を思い出すとわかりやすいのですが、あの時も全ての株式の半分以上をライブドアが手に出来るかどうかが焦点でした。そうなれば、ライブドアがフジテレビの経営権を握ったわけです。

個人として株式投資をしている人の多くは、こういう事を意識していないかもしれません。株式と言うのは、何だか知らないけど、値段が上がったり下がったりするものだと言う程度の認識しかないでしょう。

でも株式投資において、このことを認識しておくのは大事なことでしょう。自分が何を買っているのか分からないで、投資がうまく行くとは思えません。そもそも、株式の価値を見積もることも出来ませんよね。

こんな実例を考えてみるとイメージしやすいでしょうか

例えば、自動車産業の場合は輸出の割合が多いです。ということは、円高になると輸出をする上で不利になります。日本円で同じ値段で売った場合、現地価格が高くなり、売れにくくなるからです。

これは企業としての価値が下がったと言うことですよね。なぜなら、自動車が売れにくくなれば、企業の売り上げに影響します。

そして、企業としての価値が下がれば、株価も当然下がります。なぜなら、株式を持つというのは、会社の部分的な所有者になるようなものだからです。

会社自体の価値が下がったのですから、株価が下がるのは当たり前ですよね。

一株の値段がわかれば、会社全体の値段がわかります

上のような考え方が出来ると、1株の値段から会社全体の価値を計算できます。

例えば、ある株式会社の全部の株が100株だったとします。そして、あなたがその会社の株1株を持っていたとします。そのとき、その会社の百分の一を、あなたが所有していることになります。

さて、この会社が株式市場に上場していて、最新の株価が10万円だったとします。このとき、会社全体の値段は1,000万円と計算できます。

10万円あれば1株が買えるわけです。これは上に書いた理屈から、この会社の百分の一を10万円で買ったのと同じことです。会社の百分の一の値段が10万円ですからそこから逆算(10万円×100=1,000万円)できるわけです。

以上のことからわかるように、株式市場で取引されている株価にすべての株数をかけると、理論上の会社の値段が出てきます。これを時価総額といいます。会社全体の現在の値段と言う意味ですね。

実際は、その値段ですべての株を買うことは出来ないので、あくまで理論上の話ですけどね。

逆に、会社全体の値段を考えてそれを株数で割れば、一株あたりの価格、即ち株価も分かるわけです。こうやって考えれば、会社全体の価値から、現在の株価が適正なのかどうかを考えることが出来そうです。

実際多くの株式理論は、会社全体の価値から理論的な株価と言うのを導いています。

現在の株価からわかる会社の理論上の値段を時価総額といいます

それでは、最後に整理します。

ある会社全体を買おうと思ったときの理論的な値段のことを時価総額といい、次のように求めることが出来ます。

時価総額=株価×株数

適正な株価を理論的に考えるときの基礎になる知識です。しっかり覚えておきましょう。


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