先日、証券会社の前を通りがかったら、たまたまみずほ銀行の社債のポスターが貼られていました。
10年物の劣後債で、利回りが1.35%から2.05%だったかな。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK071581220120127
100万円から購入可能ということですので、個人投資家を対象にしたものでしょうね。
店頭にポスターの貼られていますしね。
ちなみに、劣後債というのは、会社が倒産したときに資金を回収する順位が遅い債券のことを言います。
会社にお金を借している人とか、従業員の給料とか、その他の債券の支払が全て終わり、それでもお金が残っていたら劣後債を持っている人にお金が戻ってきます。
倒産した場合、お金が戻ってくる確率が小さい債券と認識しておけばいいでしょう。
それだけ、リスクが高い債券だと言うことです。
その代わり、通常の債券と比べ、利率は高めに設定されます。
さて、個人の投資家はこの債券を選ぶべきなのでしょうか?
正直に言って、この債券が有利なのか不利なのか、私にはさっぱり分かりません。
どこかで書きましたが、債券投資は個人には難しすぎるのです。
有利なのか不利なのか分からないものには手を出さないほうがいいはずです
ですから、個人的には避けることをおすすめします。
一応もう少し考えてみよう
それだけで終わるのも何なので、基礎的な金融の知識で、分かる範囲で考えてみましょう。
まずメリットですが、上に書いたとおり、比較的利率が高いと言う点が挙げられるでしょう。
仮に1.5%の金利だったとすると、1千万円投資すれば、年間15万円の利息が入ってくる事になります。
1千万円に対して15万円というのは、額としては小さい感じがしますけどね。
それでも、10年物の国債などと比べれば、かなりの利回りがいいのは間違いがありません。
一方でデメリットですが、これに関しては大きなデメリットが3つあります。
まずは、企業の倒産リスクです。
上に書いたように、劣後債の場合は、倒産のときに資金の回収が難しい可能性がたかいのです。
この債券の場合、償還までは10年もあります。
その間に倒産する可能性は、無視できないでしょう。
もう一つは、金利の上昇リスクです。
長期金利が上がれば、債券の価格は下がります。
そうすれば、大きな損失がでる可能性もあります。
もちろん、償還まで持っていれば、会社が倒産していない限り、投資額を返してもらえます。
しかし、その間中ずっと低い金利で我慢しないといけません。
途中で売却する事もできますが、そのときはかなり低い価格で買われることになります。
専門的な分析をする以前の問題のような…
投資額1千万円程度なら、この債券への投資は、深く考える前にやめておけばと言いたくなります。
たかだか年間15万円のために、金利上昇やら、倒産リスクやらを検討するのもかなり面倒ですよね。
それだったら、金利は低くでも、10年物の個人向け国債でも買っておけばいかがでしょう。
個人向け国債の10年物は変動金利の商品なので、金利変動を恐れなくて済みます。
金利収入としてはおそらく半分以下になりますけど、年間数万円程度の差ですからね。
個人投資家が債券を買う場合、安全性を重視している人も多いでしょうし。
株などではなく、わざわざ債券を選ぶのは、安全性のためですよね。
それでも、利息収入の差は、年間10万円以下です。
この10万円以下の差のために、最大10年間も倒産やら金利上昇におびえるのは、負担だと思うのです。
それに、個人向け国債だったら、元本割れすることなく途中解約する事も可能ですし。
タグ: みずほ銀行, 個人向け国債, 個人向け社債, 劣後債




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