資産運用関連の本を読んでいると、
「新聞や雑誌などを通して、定期的に情報をチェックしましょう」
というようなアドバイスが書かれていることがあります。
こんなふうに書かれていると、一見もっともらしいですよね。
大切な資産の運用ですから、時間をかけて情報収集をするのは良い事のような感じがします。
でも、個人の資産運用で、そんなに頻繁に情報をチェックしないといけないものなのでしょうか?
もちろん、運用額が大きければ、時間をかけるのも納得できます。
でも、それほど運用額が大きくない場合は、それほど時間を割くのも馬鹿らしいですよね。
例えば、定期的に情報収集をした結果、期待されるリターンが年1%程度あがっると仮定します。
投資額が100万円なら、1年後の収益の差はわずか1万円程度です。
情報収集にかけた時間が10時間程度でも、自給1,000円で働いた程度の効果しかないわけです。
しかも通常は、定期的に経済ニュースやら投資商品をチェックしたところで1%の収益を増やす事は簡単ではありません。
こんなふうに考えると、定期的に情報をチェックするという教えはかなり疑わしいものだと思えます。
「情報をチェックする時間があるのなら、その時間に働け」という方が、よっぽど意味があるアドバイスだと思えます。
基本的なプランを立てて放置する
もちろん、定期的に経済ニュースを見るのは、社会人としては悪い習慣ではありません。
でも、運用額が少ない人が金融商品などの投資情報を定期的に収集するのは、ちょっとやりすぎに思います。
もちろん、趣味として資産運用をしている人は別ですけどね。
普通の人はそこまでする必要はないと思います。
そこで問題になるのは、どうやったら情報収集の必要を無くせるのかでしょう。
投資の情報収集にかける時間を短くするには、どうすればいいのでしょうか?
その答えは、最初に適切なプランを持つ事です。
最初に適切なプランを持っていれば、こまめに経済のニュースをチェックする必要はありません。
それに、投資情報を調べる必要もありません。
基本的には、最初のプランに従って、定期的に追加投資をしていくだけで十分なのです。
具体的な運用のプランの立て方に関しては、色々な本が出版されています。
ただ、残念な事に、それらの書籍の質はピンキリと言って良いでしょう。
運用方法として合理的で実行も簡単な本がある一方、全くのでたらめに近い本もあります。
これを間違えると面倒な事になるので、この点だけは注意が必要です。
個人的には、山崎元の「超簡単 お金の運用術」という本などがおすすめです。
これに関して、詳しくは、次のページをご覧ください。
http://tameru.family-budget.net/fuyasu/2011/08/22/100.html





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