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肝に銘じておこう!「個人の資金運用で大切な7箇条」

ウェブ版のダイヤモンドの記事に、「個人の資金運用で大切な7箇条」というのが紹介されていました。
ダイヤモンドの見解というよりは、山崎元の個人的な見解みたいですね。

資産運用をするすべての個人に参考になると思うので、引用しておきます。

<個人の資金運用で大切な7箇条>

(その1)自分で分からない金融商品は購入しない。
(その2)支出の目的別に運用を考えない。
(その3)「大きく損をした場合」を想定し、備える。
(その4)実質的な手数料率に注意する(最大、年率1%未満!)。
(その5)インカム収入にこだわらない。
(その6)自分の買値にこだわらない。
(その7)商品を購入する相手に運用を相談しない。

http://diamond.jp/articles/-/13903?page=4

この教えどおりに行動できる人は少数派でしょうね

基本的に、どれももっともな教えだと思います。
でも、結構守れていない人が多そうですね。

例えば、投資信託では毎月分配型が大人気です。
これは目先のインカム収入(分配金)が気になって、トータルでのリターンという視点を持っていない証拠といえるでしょう。

つまり、(その5)の教えに反しているわけです。

毎月分配型の多くは、運用資金を削って分配にまわしているに過ぎません。
自分のお金を運用もしないで返してもらっているだけなんですよね。

ということは、キャピタルゲインとインカムゲインで考えたら、全く合理性を各商品なのです。
キャピタルゲインを削って、インカムゲインを増やしているだけですから。

そもそも、お金が必要になったらこまめに投資信託の解約をすればいいだけの話です。
分配金みたいに、定期的にお金を受取る必要など全くないんですよね。

本来は。

「商品を購入する相手に運用を相談しない」というのも、守られていない教えの一つでしょう。
最近、FPを名乗る人の本を読みましたが、保険を積立てない事が如何に愚かな事か延々と書かれていました。

どうもその人は無料の保険相談をしているらしいのですが、彼の最終的な目的は保険の販売です。
結局、保険を売らなければいけないので、ロジックにバイアスがかかっているんですね。

しかも、それなりに上手く説明しているので、知識がない人が読んだら、コロコロと騙されるでしょう。

保険に限らず、投資信託などでも、売る側が有利なように誘導するのは至極当然の事でしょう。
だって、それを売って商売をしているのですから。

親しい友人や家族を除いて、無料で相談に乗る人は、何かを売りたい人だという事です。
そして、彼らの利益を最大にするの、当然、手数料が高い商品を売る事です。

そんな人に中立性を期待するのが土台無理な話です。

ちょっと気になるのは(その2)

個人的にちょっと気になったのは、(その2)の「支出の目的別に運用を考えない。」という指摘です。

もちろん、これ自身は理論的には正しい教えだと思います。
でも、実際に行おうと思うと、ちょっと難しい気もします。

例えば、年収800万円以上の世帯とか、金融資産が2,000万円以上あるような世帯なら、全く問題ないでしょう。
お金を分けて管理するなんて事をしなくても、特に問題はありません。

でも、庶民の懐事情を考えると、大きな支出が予想されるお金は分けた方が管理しやすいのではないかとも思えます。
最初から分けておかなくても、数年前くらいのタイミングで、リスクフリーの商品に移しておいたほうが良いでしょう。

例えば、子供の大学進学資金は、私立なら4年で大体400万円かかります。
ある程度金融資産がある人なら、運用資金からまわせばいいでしょう。

でも、それほどでもない人は、運用資金からまわせない可能性もあります。
なぜかと言うと、運用で失敗して、金融資産を減らしている可能性もあるからです。

お金が無くて大学の学費が払えないなんて事を避けるためには、減らしてはいけない部分分けておくほうが良いはずです。
ですから、支出の数年前くらいのタイミングで、別口座なり何なりにお金を移しておくのが賢明でしょう。

まあ、「(その3)「大きく損をした場合」を想定し、備える。」というのは、こういうケースも含んでいるのかもしれません。

本当は中立なFPでも雇えば、わざわざ分けて管理する必要はないんでけどね。
全体の運用資金の中でちゃんと管理できますから。

でも、運用する資産が少ない人は、お金を出してFPを雇おうとは思いにくいでしょう。

もちろん、お金を分けて管理すると言っても、学資保険のようなくだらない商品を使ってはダメですよ。
リスクフリーかそれに近い商品なら、MMFとか変動金利型の個人向け国債を利用すべきです。

「実質的な手数料率に注意する」の教えもありますが、手の込んでいる商品は当然高いコストがかかります。
その分私たちには不利に出来ています。

そして、生命保険はその典型的な商品です。
資産運用で生命保険会社が間に入るのですから、当然途中で手数料は抜かれています。

ちょっと話がそれましたが、何にしても、収入が少ない人とか、金融資産が少ない人というのは、安全性を強めに意識するのが大事でしょう。
そのためには、(その3)の教えはちょっとゆるめに考えてもいいのかもしれません。


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