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ドルコスト平均法(というか積立投資)は機会損失につながるので合理的でない

さて、ドル・コスト平均法は優れた投資戦略か?で見てきたように、購入のタイミングを何回かに分けて買うときに、ドルコスト平均法が必ずしも有利とは言えません。
しかし、そもそも論として、購入のタイミングを分けること自体、合理的な選択といえないと考えられます。

なぜかと言うと、長期的に考えた場合、株式や投資信託の価格は上昇していくと考えられるからです。
個々の株式や投資信託では上がり下がりがあるでしょうが、平均すればあがっていきます。

そして、価格が上昇していくのなら、少しでも早いタイミングで買ったほうが、確率的に有利なのです。

つまり、購入タイミングを分けること自体、利益を最大限にするという意味では合理的でないのです。

平均で考えると、6%程度は株価は上がるから

一般的に、1年後の株価は10年ものの国債の金利+5%程度であると考えられます。
国債の金利が1%だとすれば、1年後の株式の価格は6%程度上がると考えられるわけです。

もちろんこれは、確率的な平均をとった場合、その程度になるという意味です。
実際には大きくプラスになることも、大きくマイナスになることもあります。

というか、大きく異なるほうが普通の状態です。
あくまで、ならして考えると+6%ということです。

何にしても、平均で考えるとプラスであるというのが大事なポイントです。
なぜかと言うと、平均でプラスであるのなら、最初のタイミングで全額投資してしまうほうが、期待されるリターンは大きくなります。

複数回に分けて買うデメリットを具体的に考えてみましょう

具体例として、2年間で200万円を株式に投資する事を考えて見ましょう。

パターンAでは最初に全額を投資することにし、パターンBでは2回に分けて100万円ずつ投資することにします。
そして、上であげたように、年間6%のリターンがあるものとします。

この前提で計算すると、パターンAの期待される儲けは24万7200円になります。
200万円が224万7200円に増えることが期待されるわけです。

一方、パターンBの期待される儲けは18万3600円となります。
最初に100万円、1年後に100万円投資すると、218万3600円になると期待されるのです。

要するに、2回に分けることで、6万円以上も期待される収益が小さくなるのです。
なぜこんなことになるかというと、1年後に投資した100万円は最初の1年間は収益を上げるのに貢献しないからです。

このように投資のタイミングを2回に分けてしまうことで、期待される収益が減ってしまいます。
実は、ドルコスト平均法をとると、これと同じことがおきます。

投資タイミングを分けることにより、期待されるリターンが減ってしまうのです。

ドルコスト平均法に限らず、購入タイミングをずらすような場合は、このようなことがおきるわけです。

次のページ >> 大損の確率は減らせると反論したい人は少なくないでしょう


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