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株式を積立てるメリット・デメリット

前のページで見たように、「株式るいとう」やカブドットコム証券の仕組みを使うことで、株式の積立投資が可能です。

それでは、株式を積立てるメリットは何なのでしょうか。メリットが無ければ、積立をする意味もありませんよね。

あるいは、積立てることにデメリットは無いのでしょうか。ちょっとチェックしてみましょう。

株式を積み立てるメリット

「株式るいとう」のような株の積立投資のメリットは、3つあります。それぞれ、見ていきましょう。

思い立ったら、すぐに投資できる

積立てのメリットの一つは、小額から株式投資が出来るという点でしょう。

普通に株式を買おうと思った場合、ある程度まとまったお金が必要です。最近はだいぶ小さい価格で株式に投資できるようになりました。しかし、それでも、ある程度まとまった額は必要です。

例えば、ここまで例で使ったトヨタ自動車の場合、通常は100株単位でしか買えません。1株4,000円とすると、40万円ないと投資できないことになります。

40万円というのは、投資する額としてはそれほど大きな額ではありません。しかし庶民にとっては、気軽にポンと出せる額というほど小さくも無いでしょう。

40万円貯めるとなると、それなりの時間がかかります。毎月2万円ずつ貯めたとしても、投資を始めるまでに2年くらいかかってしまいます。

しかし、るいとう の場合は月々1万円から今すぐに投資ができるわけです。このメリットは大きいでしょう。

株価というのは、原則として、長期的には上がっていくものです。株価が長期的に上昇するのでしたら、投資を始めるのは少しでも早い方が良いのは明らかですから。

購入のタイミングをはかる手間が掛からない

もう一つのメリットは、購入のタイミングをはかる必要がなくなるという点です。

株式投資で難しいのは、いつ買っていつ売るかというタイミングです。投資経験が浅い人の中には、タイミングが判断できなくて、なかなか買えない人もいるようです。

株式るいとうなら、機械的に買い付け行われるので、タイミングを気にする必要がありません。

ただ、買い付けのタイミングをはかれないことが不利益になると考える人もいるかもしれません。機械的に買うことで、高い時に勝ってしまうという懸念があるわけですね。

しかし、その点に関しては、あまり心配する必要は無いようです。

まず、そもそも人間が近い将来の株価の上下を予想できないと考える専門家は多いようです。つまり、チャートによるタイミングの分析など、まるで意味がないと考える人も多いのです。

株式購入のタイミングを気にするのに時間をかけるなら、機械的に購入するのは、それほど合理性を欠く行為ではないでしょう。少なくとも、購入タイミングを自分で選べないから、圧倒的に不利になるということはありません。

ですから、購入のタイミングを気にしなくて済むのは、個人的には、メリットととらえて良いと思っています。

投資を習慣に出来る

3つの目のメリットは、投資を習慣に出来るという点です。株式の積立に限りませんが、積立は投資を習慣に出来るという点で、とても優れた方法です。

一般的には、個人の場合は、手元資金が少ないはずです。ですから株式などに投資する場合は、収入の一部を通しに振り向けるという方法を取らないといけません。

株式の積立という方法を使うと、給料などの形で入ってきたお金を、自動的に投資に振り向けることが出来ます。つまり貯蓄と資産運用を同時にできるのです。

このメリットはかなり大きいと考えて良いはずです。

株式積立のデメリット

ここまで見てきたように、株式の積立には、メリットが多いです。しかし、デメリットももちろんあります。

最大のデメリットは、手数料の高さです。

例えば、るいとう用の口座を持つためには、年間3,000円程度の手数料が掛かることがあります。具体的には、大和証券のサイトには次のような記述がありました。(2016年12月現在)

事務諸経費として年間3,240円(税込)の株式累積投資口座管理料(事務手数料)がかかります。

毎月の積立額が1万円だったら、年間の積立額は12万円です。

そのうちの3,000円というと、2%台の手数料が掛かることになります。

株式るいとうに必要なのは、口座保有の手数料だけではありません。それに加え、売買の手数料も掛かります。

特に、野村や大和などの大手の証券会社を使った場合、当然ながら手数料もかなり高くなります。はっきり言って、そこまで手数料が高いと、積立のメリットはなくなってしまうでしょう。よっぽど投資額が大きい人なら別ですけどね。

ここは悩ましいところです。

ちなみに、手数料の点を考えると、カブドットコム証券の「千円積立(プチ株)」が圧倒的に優れています。口座の管理手数料も掛かりませんし、売買の手数料も大手証券会社に比べれば圧倒的に安いです。

カブドットコム証券程度に安ければ、手数料はそれ程気にしなくても大丈夫でしょう。

ちなみに、実際にどの程度手数料がかかるかは「株式るいとう 証券会社を選びは重要」のページで比較しています。

2017年1月追記:大和証券も積極的に「株式るいとう」を売ろうとしているようですね

Yahoo!ニュースを見ていたら大和証券が次のようなコピーの広告を出していました。

あの銘柄も
1万円ずつ積み立てて3年で株主に?
スマートな大人の資産運用

このコピーから想像できるでしょうが、「株式るいとう」の紹介ページに誘導するための広告でした。

しかも、この広告を見かけたのは1度や2度ではありません。どうやら大和証券も、「株式るいとう」を真剣に売りたがっているようですね。

トランプが米大統領選で勝利してから、日本の株も上昇しています。ですから、証券会社が日本株を売りたがるのは当然でしょう。でも、いきなり株式投資だと、ちょっと抵抗を感じる人も多いはずです。そこで、少額から始められる「株式るいとう」を売るという選択をしているのだと予想します。

もっとも、大和証券で「株式るいとう」を始めるという選択肢は、ちょっと考え辛い気がしますけどね。というのも、大和証券の場合は、年間3,240円の口座管理料がかかるからです。口座を持つだけで年3,000円も取られるのなら、ほかに良い選択肢がありますからね。具体的には、上で紹介したカブドットコム証券がお勧めです。


株式るいとうの仕組み
どこで買えるのか(おすすめは?)
株式を積立てるメリットとデメリット


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