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和牛オーナー制度がピンチ 「過去に問題が無かった」≠「将来も問題が無い」ってことだね

安愚楽牧場の和牛オーナー制度がピンチを迎えているそうです。

和牛オーナーというのは、繁殖牛に出資すると生まれた仔牛の売却益が入ってくるというようなシステムです。
実際には事実上利回り固定の商品で、年利で3%台の利回りが期待できます。

ただ、もちろん、元本保証ではありません。

運営上問題があれば、配当が出ないこともあるようです。
さらに、企業が倒産したら、お金が返ってこない可能性も十分にありえます。

そして、今、その可能性が浮上しています。

■ 和牛オーナー牧場が経営危機=会員3万人、原発事故が影響-栃木
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011080100569

最悪の想定に近くなっているみたいだ

実は以前、この仕組みに興味を持って色々調べてみました。
と言っても、そんな昔の話ではなく、2011年5月です。

そのときの結論は、3%台の利回りで、この会社にお金を託すメリットは無いというものでした。

上場企業でもない企業に出資するのに、3%台という利回りではあまりにも低いと考えたのです。
企業が倒産するようなことがあれば、1円も戻ってこない事だって考えられますからね。

ちなみに、株式投資の場合は、利回りの想定を6%とか8%程度にすることが多いです。

信頼性が高い上場企業の投資でも、その程度の利回りを想定するのです。
3%台はやはり低いといわざるを得ないでしょう。

ただ、事実上3%台固定配当というのは、個人にとっては一見魅力的なオファーに感じられます。
例えば、銀行の1年物の定期預金なんて、高くても0.3%くらいのものですから。

ですから、資産運用の一つとして、お金を出していた人も多いようですね。

時事通信によると「2011年3月期の売上高は1027億円」だったのだそうです。
何を売り上げにカウントしているのかは知りませんが、かなりの額のお金が集まっていたのはまちがいありません。

こういう商品は、経営悪化まで考慮しないと大怪我をする可能性があります。
表面上の利回りのよさに注目しすぎるのは危険で、リスクとのバランスで考えないといけないということですね。

そして、それができない人は、こういう商品に投資すべきではないのです。
素人の資産運用は投資信託でも買っておくのが良いということでしょう。

「過去安全だった」だけで投資してはいけない

前の記事を書いたときに、実際に投資をしている人や投資を検討している人の声を、ネット上で拾ってみました。
それらを読む限り、どうも、過去に安全だったから心配要らないと考えている人が多そうでした。

過去の実績は大事です。
でも、それだけで投資をしては危険ということですね。

今回のように資金繰りの悪化は突然やってきます。
そういう可能性も頭に入れて投資は行われるべきでしょう。

もちろん、倒産の危険があるところには投資をしてはいけないというわけではありません。
リスクに見合ったリターンがあるかどうかで判断しろということです。

安愚楽牧場の和牛オーナー制度の3%台という利回りは、リスクを考えると小さすぎたということなのだと思います。


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