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【問い】1000万円あります。どう資産運用したらいいでしょう?【答え】知りません

「今、1000万円あります。どのように運用したらいいでしょう?」
「手持ちのお金を、どんなふうに資産運用したらいいでしょう?」

資産運用に関する質問で、おそらく一番困るのがこの手の質問でしょう。
はっきり言って、「さあ」と言う返事くらいしか返しようがありません。

資産運用の方針を決めるには、ゴールが必要です。
「何となく増やしたい」というのはゴールではありません。

例えば、「65歳の引退までに3000万円の資産が欲しい」という希望を持っている人がいるとしましょう。
この人は今45歳で貯蓄はほとんどないとします。

こういうケースでは、アドバイスが可能です。
その人の年収や、可能な貯蓄額から、貯蓄だけでどの程度たまるか割り出します。

その上で、貯蓄で何とかならないのであれば、「リスクをとって資産運用しましょう」と言う話になるわけです。
そして、取らなければならないリスクも、足りない額によってぜんぜん違います。

ちょっと足りないだけなら、国債や定期預金のようなものでもいいでしょう。
でも、ぜんぜん足りなければ、株式などの高いリスク商品を組み込まないといけません。

リスクを取れない事情があるのなら、目標を変えることも必要でしょう。

何にしても、まずは自分のゴールを持つことが大事です。
そして、「そのゴールを達成するためにはどうしたらいいのか」というふうに逆算して行くのが適切な手順です。

ですから、有利な資産運用先を聞かれても、「知りません」以外の答えは出せないのです。

そもそも有利な資産運用先なんて無い

最初の問いに答えられない理由はもう一つあります。
そもそも、有利な資産運用先なんて存在しないのです。

結局のところ、大きく儲けようと思えば、リスクの大きい投資をせざるを得ません。
逆に、安全に増やしたいのなら、リターンは期待できません。

でも、ローリスク・ローリターンの商品と、ハイリスク・ハイリターンの商品のどちらが有利なんて、一概に言えないですよね。
単純に比べられないものです。

ですから、答えに困るのです。

ちなみに、不利な運用先なら、たくさん存在します。
詐欺まがいの案件というのは、本当に詐欺のものも含めてゴロゴロあります。

とにかく、こういうのは避けるように注意しましょう。

ローリスク・ハイリターンなんて存在しません

ところで、世の中の人はローリスク・ハイリターンの商品を探し求めているようです。
有利な運用先があると思っている人は、こういう人たちなのでしょう。

でも、そんなもの存在しません。

お金を出させたい側というのは、少しでも有利な条件で契約したいと思っています。
つまり、できるだけリターンは小さくしたいのです。

逆に、私たち投資家は、少しでもリターンを大きくしたいと考えます。
つまり、両者の利害は、完全に相反するのです。

結局、両者の思惑が一致するところで、価格というのは形成されるものです。

私たち投資家にとってのローリスク・ハイリターンというのは、明らかに相手にとって不利な商品です。
相手側からすれば、もっと安いコストでお金を募ることができたのに、それをしなかったということです。

失敗と言っても良いでしょう。

私たちが投資する相手は、金融のプロであることが多いでしょう。
そのプロが、そんなヘマをするでしょうか?

常識的に考えれば、そんなことはありえません。
ですから、ローリスク・ハイリターンという幻想は捨てることが大事です。

ただ、ローリスク・ハイリターンに見える商品は存在します。
一見、私たちにとって、すごく有利に見える金融商品です。

実は、こういうのが、ハイリスク・ローリターンだったりします。

こういうのにだまされないようにするためにも、ローリスク・ハイリターンという幻想は持たない方がいいでしょう。

話を戻しましょう

「1000万円をどう資産運用したらいいでしょう?」という質問は本当に困ります。
まず、その1000万円をどうしたいのかを考えましょう。

そして、そのためにはどの程度のリスクをとらないといけないか考えます。

そのリスクに耐えられると思えば、その計画で進めばいいでしょう。
そのリスクが大きすぎると思えば、ゴールを変更するしかありません。

とにかく、まず考えるべきはゴールです。


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