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【東電持株会】一人当たり数百万円の損失…卵を一つのカゴに盛るな!

投資の格言に「卵を一つのカゴに盛るな」というのがあります。

一つのカゴに卵を入れると、それを落とした時にすべてを失ってしまう。
だから、卵はいくつかのカゴに分けて入れるべきだ、ということですね。

投資のケースで言うと、株式だったら一つの会社に投資するのではなく、分けて投資しなさいということを教えています。

A社一社ではなく、B社C社の株も持つ。
あるいは、株式だけではなく、債権や不動産も持つ。

そういうことをすすめているわけです。

東電のケースでも似たような事がおきています

さて、今回の原発事故で、東電社員でも同じような事が起きています。

東電社員の中で従業員持株会に入っている人は、2重に損害を受けているのです。
従業員持株会というのは、自分が勤めている会社の株を積み立てる仕組みです。

今回の事故の影響で、東電の社員は間違いなく給料が減らされるでしょう。
そして、従業員持株会を通して買った東電株の価値も、震災前の2割以下に減っています。

おそらく、持株会を通して買った東電株は、老後の資金にでも使われはずだったのでしょう。
このまま行くと東電の企業年金も減らされるでしょうから、現役時代も引退後も生活が苦しくなるのは間違いありません。

自分が勤める会社の株を買うリスクを理解している人なら、当然、持株会を通して自社株を買うなんてことをしなかったでしょう。
東電以外でも持株会を利用している人は、今回の件を他山の石とされることをおすすめします。

一人当たりいくら位の損をした

さて、東電の自社株会に入っている人は、どの程度損をしたのでしょうか?

持株会に入っている人数がわからないので、正確なところはわかりません。
わかる範囲でざっくりと考えてみましょう。

まず、東電の従業員持株会は約24,793,000株を持っている事がわかっています。
22年度決算報告書を見ると出ていますので、裏を取りたい人はチェックしてみてください。

そして、東電の株価は震災当日の終値2,121円から本日の終値である325円まで下げています。

率にすると15.3%まで減っています。
一株あたり、1,796円のマイナスです。

という事は、これを使うと東電の従業員持株会全体でどの程度損をしたかわかります。
持株会の株数と下落幅をかけると、約445億円のマイナスであることがわかります。

東電の従業員が3.6万人程度いるようですから、全員が持株会に入っているとすると、一人当たり約124万円の損失ということですね。

実際には全社員が持株会に入ることは考えにくいでしょう。
仮に半分入っていたとして248万円の損失です。

ということで、感覚的には一人当たり平均数百万円の損失という感じなのでしょうね。
正確な人数がわからないので幅がありますが、大体こんな感じです。

大体この計算であっていそうな気がする

これは、ある程度納得できそうな数字です。
Yahoo! ファイナンスによると、東電社員の平均年齢は40.9歳なのだそうです。

東電の場合、高卒も大卒もいるから、入社年齢の平均は20歳くらいでしょうか。
とすると、現役社員の勤続年数の平均は20年くらいでしょう。

毎月1万円持株会に払っているとすると、年間12万円ですから20年で240万円になります。
毎月1万円とか2万円程度のお金を出す人が多いと思えば、上の計算結果とよく一致しますね。

リスク分散はやっぱり大事だね

この計算からもわかるように、自分が勤める会社と投資先は分けるべきでしょう。
そういうリスク分散はとても大事なことです。

どんなに安定しているように思える会社でも、10年20年先まではわかりません。
用心するに越したことはないですよ。


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