このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

「元本保証」それは魔法の言葉

金融商品を調べていると、「元本保証」がついた商品を目にすることがあります。

代表的な元本保証の商品は、銀行の円建て預金などでしょう。
ペイオフという国の仕組みもあることから、元本1千万円とその利息は完全に保証されます。

あとは、生命保険会社の固定金利の貯蓄型商品も元本保証ですね。
保険加入直後に解約すると元本割れする可能性もありますが、ある程度の期間がたったら中途解約して元本割れはしません。

ただ、こういう商品では大きく儲けることはできません。
なぜかというと、固定金利なので、契約するタイミングでどの程度まで儲かるか決まっているのです。

今のような低金利の状況では、大きな利益は望めません。

儲けが青天井なのに元本保証という商品も

しかし、最近は違ったタイプの元本保証の金融商品が出てきています。
儲かるときは青天井で儲かるのに、元本は保証されるという商品です。

たとえば、生命保険の変額年金などで元本保証をしている商品があります。

なんとも夢のような商品ですね。
実際、人気も上々なようです。

でも、実際のところはどうなのでしょうか?
私たちにとって有利な商品なのでしょうか?

世の中にそんなおいしい話はない

結論から言ってしまうと、世の中にそんなにおいしい話はありません。

なぜかというと、この手の商品は手数料を払って元本保証を買っているからです。
おそらくオプションという金融商品を買って、元本保証を実現しているのでしょう。

要するに、一定のお金を出して、株価が下がったら儲かる商品を同時に買っいます。
そうすることで運用損が出た場合の補填をするのです。

そして、当然ですが、元本保証を実現するためのコストは商品の値段に含まれます。
こんな余分な手数料を払うのですから、運用する上で有利なわけはありませんよね。

さらに言うと、元本保証のコストを大きくしないために、保険会社は株式を減らして国債などの安全な資産の割合を増やさざるを得ません。
日本国債なんていくら買っても、大きく増やせるわけがありません。

絶対に大きく儲かる可能性がないとは言いませんが、普通の株式型の投資信託よりははるかに儲かりにくいわけです。
元本固定の商品よりも有利かどうかすら怪しいです。

これが夢の金融商品の実態なのです。
こんな商品を買うくらいなら、日本国債でも買ったほうがまだ良いでしょう。

それでもよく売れるみたいです

それでも、この手の商品は非常によく売れるのだそうです。
まあ、わからないではありませんけどね。

元本保証されている上に、利益は青天井だと思えば有利に見えるのも仕方が無いことです。
やっぱり「元本保証」と言う言葉には、甘美な響きがあるのでしょう。

実際には、高い手数料を払っているために、大きな儲けは望みにくいのですけどね。

これを読んだあなたは、おいしい話に乗せられないようにしましょう。


タグ: , , , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。