- 日本がリーマンショックで苦しんだ理由| 金融政策を間違ってはダメ
- ヘリコプターマネーや金融緩和に反対するのは構わないが、もう少し理論武装をした方が良いんじゃなかろうか
- アベノミクスを支持している人は、アベノミクスの本質が分かっていない?| 毎日新聞の世論調査の結果がかなり興味深い
- 日銀がマイナス金利を導入| 結局のところ、何をしたかったの?
- 日本国債がデフォルトする確率が小さい理由| 財務省が教えてくれました
- 日本が5年連続の貿易赤字| だから何なんだ?
- 日本をどうしてもギリシャ化させたい人がいるのか?
- 漫画の単行本は過去35年で大きな値上がりが無い| 日本がディスインフレだったのが良く分かります
- 大企業の経済政策の評価はマスコミとは全然違うんだね
- 国債の利回りの低下で銀行の貸出が増えている
- 日銀が金利を下げると景気がよくなるのはなぜ?
- アベノミクスのマイナスの影響を直接感じました| 輸入品の値上げは始まっているようです
- 日経平均が1万円突破│ 気になるのは実現できるかどうかだね
- ベーシックインカムは究極のバラマキか?
- 財務大臣が為替介入の水準を漏らした?
- マイナス金利なんて机上の空論だと思っていたよ
- 日本政府の借金ってそんなにまずいの? 危機感を煽りすぎているような…
- 日本の成長力は異常に低い、そして成長がないと…
- 「家電下郷」は上手くいっているのか?
- 短期プライムレートより長期プライムレートのほうが低い?
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リーマンショックが起こった時には、日本は世界でもっとも有利なポジションにいました。しかし、その後の政策を間違ったために、リーマンショックで一番傷を負った国になってしまいました。状況が良くても政治が悪いと簡単に失速するという分かりやすい例でした。
安倍政権が検討しているとされるヘリコプターマネーは、リスクが大きい政策だと指摘する人がいます。そもそもヘリコプターマネーの定義があいまいなので、議論自体が錯綜している感じもあるのですけどね。人によっては、ヘリコプターマネーの政策を極端なところまで広げたうえで、政権批判をするような人もいるようですし。
それとは別に、基本的な経済の知識を無視して、かなり強引に政権批判的にヘリコプターマネーを批判する人もいるようです。例えば、山田厚史氏がダイヤモンドオンラインに書いた記事は、かなりでたらめなことが書かれていました。
日銀の黒田総裁が、日銀の当座預金のマイナス金利導入を決めました。これって、何をしたいのでしょうか?
日銀の当座預金というのは、普通の銀行が日銀に持っている当座預金ということですね。この当座預金の金利が現在0.1%あります。
この金利が0.1~-0.1%になるというのが、今回の発表です。ちなみに-0.1%ということは、当座預金を使っていると手数料がかかるということです。
財務省がニュースソースと思われる記事で、日本の国の借金は大変な事になっているという趣旨のものを見かけます。国と地方を合わせて、1,000兆円も借金があるなどと脅す記事ですね。
そして、その後に、「日本はギリシャになる」と続くのがお決まりです。あるいは「国民一人当たり○○万円」というフレーズが来る場合もあります。
平成27年貿易統計の通関ベースの速報値が発表されました。それによると、震災以降5年連続の赤字だったようです。
ただ昨年は、貿易赤字が減少したようですね。原油安などが貢献しているのだとか。
日本をどうしてもギリシャのように財政破綻させたい人がいるようです。そういう説が好きでな人も少なくないようですね。でも、本当に破綻リスクがあるのなら、マーケットは何故反応しないのでしょう。デフレで、金利が低い現状で、しかも株高で破綻って言われてもね。もう、破綻シナリオに付き合うのも面倒です。
先日、古い漫画を見ていたのですが、そのときに興味深かった話題を一つ。といっても、興味深かったのは漫画の内容ではありません。その販売価格です。
その漫画は講談社コミックスから出版されたもので、1982年出版となっていたました。そして、その単行本の販売価格が370円だったのです。最近の漫画の単行本は400円台のものが多いようです。つまり、今の販売価格と比べて、大きく違うわけでは無いわけです。
産経新聞の記事によると、国債の利回り低下を受けて、金融機関は外債購入や融資を増やしているそうです。
- 銀行・生保、リスク志向 日銀緩和で国債利回り低下 外債購入や融資拡大(産経新聞)2014年4月23日
さすがに10年物の長期国債で0.6%程度の金利だと、運用先としてのメリットは大きくありません。他の運用先にシフトしていくのは、自然なことと言えるでしょう。
アベノミクスと言われる経済政策の影響の一つは、円安が進むと言うことです。実際、安倍政権になってから、1ドル100円近い所まで円安が進みました。
このことは、日本経済にとってプラスの側面が大きいとされています。個人的にもそうだと思っています。
本日ついに日経平均株価指数が1万円を超えました。終値で10,160円をつけたようです。それにかんして、ちょっと一言。
野田首相が党首討論で解散を口にしたのが11月14日でした。そのときの日経平均の始値が8,860円です。ですから、わずか1ヶ月ちょっとの間に約15%株価を上げたわけです。
大阪維新の会は、次期衆院選の公約として維新八策というのを策定しようとしています。
その骨子が公になりました。
その骨子の社会保障制度の中に、「ベーシックインカム(最低生活保障)制度の検討」という項目が掲げられていました。
ベーシックインカムというのは、簡単に言うと、全ての国民に一律にお金を配るというものです。
しかしその代わり、生活保護や失業保険などを同時に廃止したり縮小したりします。
単純に全員にお金を配るわけですから、言ってみれば、究極のバラマキ政策と言えます。
まあ、国がやっている事なんて、多かれ少なかれバラマキですけどね。
安住財務大臣の発言が、為替介入の水準をもらしたのではないかと、一時大騒ぎになったそうです。
例えば、次のようにロイターも記事にしています。
■ 安住財務相、1ドル75.63円の時点で介入指示
http://jp.reuters.com/article/domesticJPNews/idJPTYE81K31V20120210?rpc=122
政府の関係者がが、為替介入の具体的な水準に言及するのは極めて異例です。
財務大臣になるような人なら、基礎の基礎として把握しておくべき事でしょう。
民主党政権になってから、この手の初歩的なミスが頻発しています。
最近では、防衛大臣が2代続けて素人丸出しの発言をしています。
ドイツの新発国債の利回りが、マイナスになったそうです。
マイナスの利回りと言うのは、満期が来ても投資した全額がもどってこないと言う事です。
損をするのをわかった上で投資をしたということですね。
こんな事って実際に起こるのですね。
■ 独6カ月債入札の利回りは初のマイナス、安全資産への需要で
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE80800E20120109
ところで、マイナス金利の国債を選ぶ人は、何を考えているのでしょうか?
損をする事がわかっているものを買うなんて、通常では考えにくいですよね。
ニュースサイトなどを見ていると、「国の借金が○○兆円」とか「国民一人当たりの国の借金が○○万円」という記事をよく見かけます。これらの記事を読むと、日本政府の懐具合は大変なことになっているという印象を受ける人もいるでしょう。
でも、本当に日本政府の国債って、まずい状態なのでしょうか?そんなにまずいのなら、なぜあんなに金利が低いのでしょうか?どうも、的外れな批判をしているようにしか思えません。
日本ではあまり話題になっていませんが、IMF およびEU によるポルトガル支援の概要が発表されています。
それによると、日本円で9兆円の支援が行われるのだとか。
■ ポルトガル支援額、9兆4000億円で合意
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110504/erp11050419210008-n1.htm
それにしても、9兆円という金額はずいぶん少ない印象です。
例えば、東京都の一般会計予算が6兆円台です。
あるいは、消費税の額(国税分)が約10兆円くらいのはずです。
ですから、たった9兆円で一国が支援出来てしまうのかと、ちょっと不思議に感じます。
レノボの業績が良いようです。
レノボと言うのは中国のパソコンメーカーです。
かつてIBMのパソコン部門を買収したところとして有名ですね。
そのレノボが2010年9-12月期で前年同期比の売上や利益を大きく伸ばしました。
・売上高が22.0%増
・純利益25.3%増
・パソコン販売台数が20.6%増
みずほコーポレート銀行が長期プライムレートを引き上げるようです。
■ みずほコーポレート銀、長プラを年1.45%に引き上げ
http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnTK043431520100909
この時期に金利上昇はちょっと奇異な感じもします。
金利上昇の要因があるのかと思って、調べてみましたが、良く分かりませんでした。