- FP(ファイナンシャルプランナー)って何をする人?
- 103万円、106万円、130万円問題は誤解が多い| 専門家でもわかっていない人もいるようです
- 生命保険料控除で年13%で運用できる?そんな馬鹿な!| 雑誌のマネー記事も信頼できないなあ
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- 株価維持のために売買を禁止する中国の株式市場が健全?
- 消費税増税の延期に反対するエコノミストたち| 本気なの?
- 専門家が日本国債暴落を予言するのにその気配がまったく見られないのはなぜなのか?
- 新聞の経済記事には政治的な主張が含まれているので注意| これを元に考えると判断を誤ります
- 投資の基礎がわかっていないFPは意外と多い│ 専門家ズラしたやつには気をつけて
- 「FPに資産運用なんて語って欲しくない」といわれても反論できません
- 証券会社の社員の金融知識ってこんなものなの?
- 国民年金の未納が増えても年金財政は破綻のしようが無い
- 経済記事は雑な議論が多いから注意!「日本の貯蓄率に関する記事から」
- 「やりすごし」という珍概念
自称専門家の誤解と嘘
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配偶者控除の制度変更が議論されていて、社会保険の保険料納付対象者の変更(いわゆる106万円問題)が始まります。その影響で、所得税と社会保険に関する話題が最近多いようです。
でも、その議論には結構間違いがあるようですね。専門家として情報発信をしている人でも間違っていることがあるようです。専門家でも間違えるほど、複雑になってきているという事でしょう。
ただ、ここで紹介する記事は、ちょっと酷すぎますけど。
消費税の増税の延期に反対(要するに「すぐに増税すべき」って事)するエコノミストは少なくないようです。こういう人たちは「財政再建は喫緊の課題」などと口にしますが、どこまで本気でそう思っているのでしょうか。財務省の顔色を窺っているようにしか見えないんだけどなあ。
一部金融機関のエコノミストから日本を代表するような著名な経済学者まで、日本国債の暴落を懸念している人はいます。しかし、日本国債が暴落する気配はまったくありません。
CDS という国債破綻のための保険を見ても、国債の金利を見ても、市場はまったく破綻を心配してる様子はありません。逆に国債金利を見ると、これ以上の安全資産は無いといわんばかりですよね。
プロが答えるタイプの質問サイトに、ファンドラップが2年足らずで4割も価値を下げた、という相談が載っていました。相談者は解約するかどうか悩んでいたようです。
これに対して、FPの肩書きを持つ人数人がいろいろと答えていました。ただ、FPは投資の専門家ではありません。その回答のレベルも様々でした。素人に毛が生えた程度の事しか書けない人もいるようです。
世の中に出ているFPと呼ばれる人たちは、自分が金融の専門家であるかのようにふるまう事が多いです。でも、彼らの話を聞いてみると、専門家とは程遠いという人も少なくありません。専門家どころか、基礎的な金融の知識が欠けていることすら多いのです。
一般の人は、そんなFPが本当に専門家なのか、専門家のフリをしているだけなのか判断するのは難しいでしょう。こういう人たちは、本当に困った存在です。
投資信託に関するある本を読んで衝撃を受けました。何に衝撃を受けたかというと、書かれている内容が出鱈目なのです。基礎的なレベルの知識さえ持っていない印象でした。
どうやら証券会社の社員が書いた本のようです。証券会社の社員って、この程度の知識しか持っていないという事なのでしょうか。不安にさせられます。
国民年金の未納が増えると、年金が破綻するという人がいます。これは本当なのでしょうか?
冷静に考えてみると、国民年金の未納が増えたところで、年金が破綻するとは思えません。何故そんなことが言えるのでしょうか。
MONEYzine というサイトに、日本の家庭の貯蓄率が下がっているという記事が載っていた。
■ 日米中で最も貯蓄率が低い日本「具体的な人生設計がない人が多い」
http://moneyzine.jp/article/detail/194428
確かに、国全体として見れば貯蓄率が下がっているのは事実なのだろう。
その部分は良いのだ。
でも、結論に至るまでの過程が微妙というか、論理の飛躍が有る気がする。
ちょっと無理筋じゃないかと思われる部分がいくつかある。
年金関係の本を読んでいたら、「やりすごし」という概念が書かれていました。
個人で投資をして、自分の年金を作ろうという感じの本です。
「やりすごし」というのは著者独自の概念みたいです。
どういう概念かというと、「株式などに投資しているファンドを売却したときに税金を取られない金融商品がいい」という考え方のようです。