住宅を購入するときの頭金はどうすればいいか?

まず、言葉の定義をはっきりしておきましょう。
頭金って何なのでしょう?

実は、頭金と言うのがどういうものかわかっていない人は、意外と多いようです。
頭金と言うものを用意しないといけないのはわかっていても、それが誰に払われるお金なのかわからないのです。

普通の生活をしている人は、頭金が必要になるような大きな買い物を頻繁にするわけではありません。
ですから、何となくわかりにくいというのは理解できなくはありません。

それでは、具体的な例を挙げて考えてみましょう。

例えば、3,000万円のマンションを購入する場合を考えます。
最初に500万円を用意しておいて、残りの2,500万円は銀行から借りることにします。

このとき、最初に用意した500万円のことを頭金といいます。

当然、売買のタイミングで、売主には3,000万円が支払われます。
頭金+銀行の借入ですね。

つまり住宅売買の場合、頭金というのは、売主に支払うお金のうち、銀行に借りない分と言うことです。

頭金はどのくらい用意したらいいの?

住宅購入の際に、頭金はどの程度用意したらいいでしょう?
最近は色々なローン商品があり、中には頭金不要という商品もあるようです。

一方で、「出来るだけたくさん頭金を用意した方が良い」という専門かもいるようです。
いろいろな情報が多くて、迷ってしまいますね。

頭金をたくさん用意するメリットは?

頭金をたくさん用意するメリットは、何といっても月々の返済額が少なくなるという点です。
3,000万円のマンションを買ったときに、頭金が1,000万円あれば借金の額は2,000万円です。

頭金がなければ、借金の額が3,000万円の借金をすることになります。
同じ期間に返すことにすれば、返済額が1.5倍も違いますから、家計に与える影響も全然違ってきます。

ここまでは、当たり前の話ですね。

次に、もう少し難しい話です。

頭金が多いと、金利が上がったときにも安心できます。
現在の住宅ローンの金利は3%前後くらいでしょうか。

しかし、この金利は歴史的に見てかなり低い金利です。
経済の動向によっては住宅ローンの金利が8%とか10%にあがるということもありえます。

購入直後に金利が急騰し、月々の返済額が何万円も増え状態がずっと続くこともあります。
頭金無しの場合、もともと月々の返済額が多いので、それが数万円単位で上がれば家計に深刻な影響が出るはずですよね。

ちなみに、金利が上がるとどの程度返済が大変になるかを計算してみました
かなり上昇幅によっては、かなり深刻な事態になることがお分かりいただけると思います。

もちろん頭金を支払った場合でも、金利上昇の影響は避けられません。
それでも、頭金無しの場合に比べれば余裕があるはずです。

頭金無しで住宅を購入するメリットは

上に書いたように出来るだけたくさん頭金を用意すると支払が楽になるというメリットがあります。
それでは、頭金を用意しないで今すぐに住宅を購入す売ることは完全によくない行為なのでしょうか?

実は、頭金の用意なしでいきなり住宅を購入することにもそれなりのメリットがあります。

現時点で住宅購入の頭金がない場合、頭金を用意するには何年間か貯蓄しないといけません。
そうすると、現在の住居の家賃を支払いながら頭金を貯めていかなければいけません。

頭金をためるのに5年かかったとしましょう。
さらに現在の家賃が15万円だったとします。

この場合、5年間の家賃支払額は900万円です。
頭金無しですぐに住宅を購入した場合、この900万円は当然ローンの支払にまわっているお金ですね。

ということは、家賃の支払に充てた900万円を無駄にしてしまったということもできます。

実際は金利などの影響で、もう少し複雑な計算が必要ですが、頭金を貯める為に住宅購入を先延ばしした結果、トータルの費用がかかるということは起こり得ます。
頭金が貯まるまで待った方が安いのか、今すぐ購入した方が安いのか専門家に相談してみる価値があるかもしれません。

数万円程度の相談料はかかるかもしれませんが、トータルで数十万とか数百万円の差が出ることもありえます。

まとめ

上で説明したとおり、頭金を用意するかどうか、用意するならいくらくらい用意するかというのは複雑な問題です。
住宅を売りたい業者は頭金無しで住宅が購入できる方法を薦めるでしょうし、お金の専門家と称する人は頭金をたくさん用意して慎重にという態度をとるでしょう。

私自身は、どちらの言い分もそれぞれ一理あり、ケースごとに答えは違うのだと理解しています。
物件やあなたの収入で答えが違うので、専門家に計算してもらうことも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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