物価と言うと、消費者物価指数を思い出す人が多いでしょう。しかし、企業間の物価である企業物価指数という指標もあります。
企業物価指数の概要
企業物価指数とは? | 企業間の流通段階における商品の価格から算定した物価指数(大辞林より) |
公表 | 日本銀行(企業物価指数の公表データ一覧 ) |
公表日(速報) | 翌月の第8営業日 |
公表日(確報) | 翌々月の第8営業日 |
前身 | 卸売物価指数 |
企業間取引の物価指数
一般に、物価と言うと、消費者物価指数を指します。その中でも、特に、生鮮食料品を除いた、コア指数を指すことが多いでしょうか。
消費者物価指数は、その名の通り、消費者の購入する生活用品の物価です。でも、国内で物を買うのは消費者だけではありませんよね。
例えば、企業がものやサービスを買うときの値段というのもあるわけです。企業が買う場合は、一般的には、消費者が買う値段より安くなるでしょう。
ということは、企業を対象にした物価指数があっても良いわけです。それが、企業物価指数です。企業間の取引を対象にした物価指数というわけです。
日本銀行が公表しています。
もともとは卸売物価指数が使われていた
企業物価指数というのは、比較的新しい指数です。2003年1月発表分からですね。
それまでは、卸売物価指数という指数が使われていました。それが、企業物価指数に移行したという形です。
ちなみに、企業物価指数は、卸売物価指数と大きな違いがあるわけではありません。卸売を通さない企業が増えたため、名称を変更したということのようです。
指数の定義や作成方法の主たるものについて変更はなく、卸売物価指数と企業物価指数は統計として連続しているものです。1
その意味では、必ずしも、新しいと言い切れないような気もしますね。
3つに分けられる
企業物価指数は、国内企業物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数の3つに別れます。
株式投資での使い方
速報値の公表が早いため、消費者物価指数の予想に使われることが多いようです。
一般にはあまり知られていないのか?
ちなみに、企業物価指数塔のは、一般にはあまり知られていないのかもしれません。例えば、Yahoo!ニュースで「企業物価指数」で検索すると、44件の記事しかヒットしませんでした。
これに対して、消費者物価指数は、1,189件もヒットしています。まさに桁違いですね。
また、一般紙では、企業物価指数は取り上げていないことが多いようですね。44件の中に、Yahoo!ニュースで扱っている、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞の名前はありませんでした。通信社も、国内では共同通信だけで、時事通信の扱いは無いようでした。
もしかしたら、Yahoo!ニュースのエディターが、掲載可否の段階で弾いている可能性もありますけどね。まあ、どちらにしても、一般の人の目に触れる機会が少ない語であるのは間違いないようです。
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