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日銀の買いオペ・売りオペって、どんな目的で何を売買するの?

経済のニュースで、「買いオペ」「売りオペ」という語を見たことがある人も少なくないでしょう。さて、この「買いオペ」「売りオペ」は、どんな目的で何を売買するのでしょうか。基本的な部分を確認してみましょう。

買いオペ・売りオペって何だ?

日銀の仕事の一つに、「買いオペ・売りオペ」と呼ばれるものがあります。

買いオペ

買いオペは、「買いオペレーション」の略語です。一番正式な言い方だと「資金供給オペレーション」です。

この言い方は新聞やテレビのニュースなどだと、あまり使われません。日銀のサイト内だと「資金供給オペレーション」という用語が使われているようですね。

まあ、一般的な知識としては「買いオペ」と「買いオペレーション」で認識しておけば十分でしょう。

売りオペ

もう一方の売りオペは、「売りオペレーション」の略語です。これも「資金吸収オペレーション」という正式な呼び方があります。こちらに関しても、「資金吸収オペレーション」という呼び方は知らなくても大丈夫だと思います。

公開市場操作

ちなみに、買いオペと売りオペをセットで、「公開市場操作」と言います。あるいは「オペレーション」という言い方もします。この「公開市場操作」も知っておいた方がいいでしょうね。

「売りオペ」「買いオペ」はどんなことをするの?

さて、「売りオペ」や「買いオペ」というのは、一体何をするのでしょうか。この名前から分かるように、何かを買ったり売ったりすることは想像がつくでしょう。

一体、どんな目的で、何を売り買いするのでしょうか。

買いオペの目的はお金の供給

売りオペと買いオペの目的に関しては、正式名称を見るとわかります。

買いオペの正式名称は「資金供給オペレーション」でしたね。ということは、お金を供給するのが目的なのです。どこに供給するかというと、市場に供給します。

具体的にはどうやってお金を供給するかというと、日銀が市場から国債などを買って供給します。つまり「買いオペ」というのは、日銀が国債を買うことなのです。

日銀が、例えばA銀行から国債を買います。そうすると、A銀行の持っているお金の量は増えます。このお金が貸出に回ったりするので、市場に流通するお金が増えるわけです。

買いオペの目的は市場に出回るお金を減らすこと

売りオペに関しては、この反対ですね。「資金吸収オペーレーション」という名前から分かるように、市場のお金を日銀が吸収するのが目的です。市場のお金を減らすわけです。

また「売りオペ」という名前から想像がつくように、日銀が持っている国債などを売ることで、市場のお金を日銀が吸収します。国債が売れると、市場のお金が日銀のもとに行きますから、吸収になるわけです。

売りオペ・買いオペの結果、何が起こる?

それでは、売りオペや買いオペをすると、何が起こるのでしょうか。

売りオペは金融引き締め

まず、売りオペをした場合を考えて見ましょう。売りオペというのは、日銀が持つ国債などを売ることでしたね。こうすることで、市場に出回るお金が減ることになります。

市場に出回るお金が減るということは、物価が上がる要因になります。モノに対してお金の量が少なくなるわけですから、モノの価値が高まるわけです。

また、売りオペをすると金利が上がります。出回っている資金の量が少なくなるので、金利を高くしないとお金を貸してくれなくなるのです。

物価が上がって、金利も上がります。これは金融引き締めと呼ばれる金融政策です。景気にブレーキをかける政策だと理解すると分かりやすいでしょう。

買いオペは金融緩和

一方の買いオペでは、日銀が国債を買うことで、市場に出回るお金が増えます。ということは、物価の上昇要因ですね。

また、お金の量が増えるので、金利は下がります。お金が余っているので、借りやすくなりますからね。

つまり、買いオペは、金融緩和なのです。景気が悪いときにする政策ですね。

売りオペ・買いオペでは何を売り買いするのか

上に書いたように、売りオペや買いオペでは、国債の売買が中心です。しかし、使われるのは国債だけではありません。

日本銀行のサイトを見ると、次のようなものが売りオペ・買いオペで使われているようです。

  • 国債買入
  • 国庫短期証券
  • CP
  • 社債
  • ETF
  • J-REIT

ちょっと以外なところでは、ETF やJ-REIT なども使われています。

日本銀行としては、市場に流通するお金の量を増やしたり減らしたりできれば何でも良いわけです。その意味では、ETF やJ-REIT を通して株式や不動産を買っても、特に問題はありません。

アベノミクスの異次元緩和って、単なる買いオペじゃないの?

ここまでの説明でわかるように、国債などを買って市場に出回るお金を増やすのが買いオペです。でも、これって、アベノミクスの3本の矢の一つである、日銀による異次元緩和と同じことですよね。

いわゆる異次元緩和というのは、実は、買いオペをし続けている状態なのです。今まで以上の規模で買いオペを続けるので、異次元緩和というわけです。

厳密に言うと、異次元緩和は通常の買いオペとは違う目的もあるようです。インフレ率にまで影響を及ぼし実質金利を引き下げることまで目指しています。

ただ、やっていることは単なる買いオペの極端なものであると知っておくのは意味があることでしょう。

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