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日本の借金は第二次大戦の時以上?ハイバーインフレ?| 東京新聞はもうちょっと勉強しようよ。さすがに恥ずかしいぞ

東京新聞のweb版の中で、「夏休みクイズ 経済秘史といま」という記事が掲載されていました。どんなクイズなのか引用してみましょう。

Q.第二次大戦中、日本は軍艦や戦闘機などに軍備を拡張し、東南アジアや中国に侵攻したため政府は大きな借金を抱えました。経済規模に対する国の借金の割合は、当時と現在ではどちらが大きいでしょうか?

1.戦中の方が大きい
2.現在の方が大きい
3.ほぼ同じ1

東京新聞の記事であることを考えると、答えは簡単に予想できるでしょう。もちろん答えは「2」です。

企業や国民が一年間に稼いだお金の総額に対する国の借金の残高は、戦中の一九四四年度には204%だったのに対し、二〇一四年度は215%でした(戦中は国民総支出、一四年度は国内総生産に対する割合)。

要するに、GDP に対する借金の残高を比較して、現在の方が大きいと言いたいわけですね。

そして記事の後半で、日本はこの後に急激なインフレになり、国民が苦しんだというようなことが書かれています。

 しかし、人々が買った国債は、戦後、物不足などで物価が急激に上がったため、価値は数百分の一と「紙切れ」同然になりました。

さすがに酷いだろ

いかにも東京新聞が書きそうな記事ですが、いくら何でもこの記事は酷いですよね。東京新聞が経済を分からないと宣伝しているようなものですから。

国の借金の話をするなら、国が持っている資産の話をしないと筋が通らないですよね。極端な例ですが、1,000万円の借金があっても1億円の現金があれば、全く問題にはならないはずです。

それをしないで単純に借金だけ比較したって、なんの意味も無いはずなんですよね。これを書いている人は、そんな基礎的なことも分かっていないのでしょうか?きっといい大学を出られていると思うのですが。

インフレの部分もかなりおかしな意見です。

現在の日本政府は、日銀を使って2%程度のインフレにさせようとしています。しかし2%という控えめな数字ですから、全く実現できていないのが現状です。

戦時中には物資不足でしょうから、スタートの時点でかなりインフレが進んでいたはずです。その時期と現在を単純に比較するなんて、世論の誘導としても程度が低すぎるのではないでしょうか。

また、現在の国債の金利が低いことやCDS の数字から見ても、市場参加者はハイパーインフレが起こるとは露程も考えていません。そういった見方は完全に無視ですか?

財政再建が必要だという信念を持たれているのは東京新聞の勝手です。ただ、もう少し説得力がある議論をした方が良いのではないかと思うのですが。


  1. <夏休みクイズ 経済秘史といま>
    東京新聞 2016年8月24日 朝刊 []

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