このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

アベノミクスを支持している人は、アベノミクスの本質が分かっていない?| 毎日新聞の世論調査の結果がかなり興味深い

2016年4月16日17日に、毎日新聞が世論調査を行いました。その結果に興味深いものがあったので、ご紹介したいと思います。1

世論調査の結果がちょっと不思議なことになっています

今回注目したいのは、アベノミクスへの評価です。毎日新聞の調査だとアベノミクスを評価するとした人が33%、評価しないが54%だったそうです。

最近は円高傾向で、経済成長も思ったほどではありません。まあ、こういう結果が出ても不思議ではないでしょう。

ただ、これと消費税増税の賛成反対の結果をクロスすると、面白い傾向が見られます。アベノミクスを評価する人は消費税増税賛成の傾向が強く、アベノミクスを評価しない人は消費税増税反対の傾向が強いのです。

具体的には、次のような結果でした。

  • アベノミクスを評価する人:消費税増税に賛成が52%、反対は45%
  • アベノミクスを評価しない人:消費税増税に賛成が22%、反対は74%

アベノミクスと消費税は方向性がぜんぜん違うんだが

アベノミクスの肝は、金融緩和と財政政策です。

金融緩和というのは、日銀がやっている国債の買取とかマイナス金利政策のことですね。日本円をたくさん発行して、インフレを起こそうとしています。

財政政策というのは、公共事業や減税などです。景気刺激策といってもいいかもしれません。

さて、ここまでくると、ちょっとおかしな点に気づきませんか。アベノミクスの考え方で言うと、本来は減税をするほうが望ましいわけです。それなのに現在政府は増税するといっているわけですよね。

そうであるとするのなら、アベノミクスに賛成の人は消費増税に反対しないと辻褄が合いません。アベノミクスの考え方に逆行するわけですから、論理的にはそうなりますよね。

それにもかかわらず、今回の世論調査の結果は、完全に反対になっているわけです。アベノミクスを評価する人の方が、消費税増税に賛成しています。

どうやら、アベノミクスを評価している人の中にも、よく分からないで評価している人が多いようですね。というか、安倍政権がやることなら、無条件で何でも評価という感じの人がいるのでしょう。

安倍首相にとっては消費税増税の延期がやりやすい世論調査と言えそうです

個人的には、安倍首相は消費税の延期を既に決めていると思っています。あとは発表のタイミング待ちという感じなのでしょう。

そして、今回の結果を見ると、消費税延期の可能性はさらに高まったと言ってもいいでしょうね。アベノミクスを評価していない人の7割以上が消費税の増税に反対しているわけです。と言うことは、消費税を延期することで、この評価をひっくり返すことが出来るわけですから。

一説によると安倍総理は、消費税率の引き下げすら念頭にあるようです。税率の引き下げは現実には容易ではないでしょうが、そこまでやれるとしたら、次の選挙はかなり自民党有利となりそうですね。


  1. <世論調査>アベノミクス「評価せず」54%
    毎日新聞 2016年4月19日 []

スポンサードリンク

スポンサードリンク


タグ: , , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む

コメントは受け付けていません。