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中国のジレンマ| 人民元を買い支えると国内景気が低迷する

中国経済の雁字搦めの状況です。これに関しては、現代ビジネスに書かれた東京新聞の長谷川幸洋氏の記事がわかりやすいでしょう。「G20もサジを投げた「ヤバすぎる中国経済」~選択肢は三つ。ただし、どれを選んでも崩壊の可能性」という、かなり厳しいタイトルの記事です。

人民元を買い支えると国内景気が低迷

細かい部分はご自身で読んでいただくとして、この記事で重要なのは、人民元の買い支えに対する指摘でしょう。

最近の人民元の相場を見てみると、ヘッジファンドなどが人民元に対して売りを仕掛けているように見えます。中国がそれを必死で買い支えるという構図ですね。

ただ、それをすると、中国の国内景気に悪影響があるのです。

中国人民銀行が人民元買い介入をすると、実質的に金融引き締めになってしまう。経済社会に出回る通貨量を吸収するからだ。いま中国は景気崩壊の淵に立っているのだから、本来なら引き締めでなく、逆に金融緩和しなければならない。

中国人民銀行が人民元を買うというのは、金融の引き締めをしている事になるわけですね。

しかし輸入統計を見る限り、中国の内需はかなり酷い状況になっているはずです。ですから国内景気を考えると、人民元買いというのは、むしろ正反対の行動を取っていることになるのです。

人民元の価格を維持しようと思うと国内景気が落ち込むという、大きなジレンマを抱えているわけです。

恥を忍んで資本取引規制をするか?

人民元を買い支えつつ国内の景気刺激をするという方法が、まったく無いわけではありません。資本の移動を制限してしまえばいいのです。

でも、中国の人民元って、かなり無理をしてIMF のSDR通貨になったばかりですよね。そんな国が、SDR 入り直後に資本移動を規制するって、かなり恥ずかしい話です。

あのプライドが高い国が、そんなこと出来るのかという気もします。ただ、そうしないといけないところまで追い詰められているという感が強いですね。

しばらくは注視が必要です。

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