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お金に関する報道では間違った理解をする人が多い| 報道の仕方が悪いのか?受けての無知が悪いのか?

日銀のマイナス金利政策に関しては、なぜか批判的な人が多いようです。個人的には、メリットの方が明らかに多いと思うのですけどね。

実際にメリットがあるかどうかはともかくとして、Yahoo!ニュースなどでこの政策を批判するコメントには、事実に基づかないものも多いようです。記事の内容を誤解して、あるいは曲解して、アベノミクスけしからんというコメントをしている人が結構いるのです。

要するに、情報の受け手が間違った理解をしている事があるわけですね。

でもこれって、誰が悪いのでしょうか?

誤解を与えるように報じるメディアが悪いのでしょうか。それとも、理解力が足りない読者が悪いのでしょうか?

具体例を挙げてみましょう

抽象的に書いてもわかり辛いでしょうから、実際の記事とそのコメントをご紹介しましょう。

まず、2016年の2月29日に、時事通信が「マイナス金利の影響拡大=定期金利下げ、保険料値上げ」という記事を書いています。そしてその中で、次のような指摘をしています。

一方、住友生命保険は資産運用目的で人気の一時払い終身保険について、3月から一部商品の保険料値上げに踏み切る。値上げ率は加入者の年齢や性別などで異なるが、60歳男性が10年後以降に保険金1000万円を受け取る契約の場合、6.29%の値上げとなる。

それに対してコメント欄では、次のようなコメントが見られました。

保険料は簡単に値上げするけど解約すると大損になるし、どちらも保険会社のためになるだけでバカバカしい。

これって、明らかに理解が間違っているんですよね。今回の値上げで保険会社にいいことなんて、一つも無いからです。

まず一般に、生命保険の保険料が上がったからといって、既存の契約者には損はありません。なぜかというと、値上げするのはこれから契約する分に関してだからです。既存の契約に関しては、値上げはありません。

一応制度上は、既存契約を値上げする事は可能になっているはずです。でも、そんな事をしたら、テレビニュースなどで大騒ぎになっているはずです。既存契約の値上げをするということは、破綻懸念があるという事を意味するからです。

既に契約をしているものを値上げするということは、保険会社が契約者との約束を守れないという事ですよね。ということは、経営に失敗し倒産の懸念があると判断されてしまうのです。だから、会社が破綻危機にあると判断されてしまうわけです。

ということで、おそらくは既存の契約の値上げであると解釈できるわけです。常識的に判断しても、今の経済状況で既存契約の保険料を値上げをする事は考えにくいです。それに、既存契約の保険料値上げだったら、大騒ぎになっているはずです。

そして、今後の契約に関して値上げをするということは、貯蓄商品としてのメリットがなくなるということでもあります。ということは、新規の契約が取りにくくなることにつながります。貯蓄商品としての魅力がなくなるから当然ですよね。

また値上げは、年金数理で予定利率を引き下げて計算しなおした結果でしょう。ということは、値上げをしたからといって保険会社が儲かるとも言い切れません。

なぜかというと、今回の値上げはマイナス金利で赤字にならないようにするための値上げだからです。もちろん可能性としては、結果的にプラスになる可能性もなくはありませんけどね。

結局、生保会社にとっては、値上げは減益要因になる可能性も大きいのです。ただ値上げしないと、契約者と約束した利率で運用できないというリスクを抱える事になります。

ですから、生保会社にとっては、マイナス金利政策は避けてほしかった政策のはずです。コメントの内容と正反対なわけですね。

同じような誤解をしている人はいるようで、次のようなコメントもありました。

保険料が上がったら解約だな。

一方的に保険料の値上げって認められるの?
加入者は納得するのかな?
契約時にそこまで説明している生命保険会社の営業は
まずいないでしょ。

やっぱりこの記事を見て、既存契約の保険料が上がると思っている人が一定割合でいるようですね。明らかに間違った理解です。事実を知ったら恥ずかしく感じる事でしょう。

書き手と読み手のどちらが悪い?

今回の記事を読むと、上のような誤解をする人がいるのは不思議ではありません。知識が無ければ、既に契約した保険料が上がるようにも読めるからです。

少なくとも一般向けの記事である以上、通信社は誤解される可能性を十分に意識した上で記事を書くべきでしょう。その意味ではこの記事は、時事通信の記事に問題ありと考えます。どこかに「新規契約分」と一言入れていれば、避けられた誤解ですからね。

とは言え、基本的に契約済みの生命保険の保険料が突然値上がりする事がないことは知っておいたほうが良い知識でしょう。生命保険の契約では、常識といえる知識です。

これを知らない知識の無さも、やっぱりちょっと恥ずかしい気がします。通信社の落ち度の方が大きいとは思いますが、読者も理解するための一定の知識は持っていたいものですね。

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