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日本をどうしてもギリシャ化させたい人がいるのか?

日本をどうしてもギリシャのように財政破綻させたい人がいるようです。そういう説が好きでな人も少なくないようですね。でも、本当に破綻リスクがあるのなら、マーケットは何故反応しないのでしょう。デフレで、金利が低い現状で、しかも株高で破綻って言われてもね。もう、破綻シナリオに付き合うのも面倒です。

日本経済の悲観論が好きない人が多いのかな

現代ビジネスというサイトに、「株8月に暴落? 日本経済「急ブレーキ」は本当かウソか……日本売りの懸念、不動産総崩れ 2016年経済大予測」という記事が載っていました。もともとは週刊現代の2015年1月2日・9日合併号に載った記事のようですね。

記事のタイトルからも想像がつくように、日本経済の先行きが暗いと考える人の意見を集めて一本の長い記事にしています。この手の悲観論って、好きな人多いみたいですね。

日本をギリシャと比べたがる人たち

この記事の中で、元モルガン銀行東京支店長で参議院議員の藤巻健史氏の次のような発言が引用されています。

日本は、国の借金の7~8割を日銀が実質的に引き受けている状態。こんな禁じ手を、いつまでも続けられるわけがない。しかし、これを止めれば、長期金利暴騰で入札が不可能になり、政府は資金繰り倒産となる。ギリシャ化です。続ければ、行き着く先はハイパーインフレです

一部では有名な、あの藤巻さんですね。

この方は、日本がハイパーインフレになって破綻すると、長年にわたって言い続けています。ということは、長年にわたって予想を外し続けている人でもあります。

そして、こういった国家の破綻を予想するときに、破綻した国の例として持ち出すのが「ギリシャ」というキーワードというわけです。

ギリシャは実際に経済的に追い込まれましたからね。記憶に新しいギリシャを持ち出すことで、情報の受け手の不安を煽ろうとしているのでしょう。

ギリシャ問題はこれからもくすぶるでしょうから、効果はてきめんなはずです。しばらく使える手法でしょうね。

ただ、最近はギリシャ問題も少し落ち着いているので、ギリシャを引き合いに出す人も減ってきてはいるようですけどね。

話がジャンプしすぎている

それにしても彼の理屈って、かなり眉唾なんですよね。部分的には正しいのかもしれませんが、途中でおかしな方向に急旋回するのです。

例えば、「こんな禁じ手を、いつまでも続けられるわけがない」と言う部分は、まあ正しいのでしょう。国債の日銀引き受けが禁じてだとは思いませんが、これはいずれやめる事になるはずです。

どんな状況で新規の日銀引き受けをやめるのかというと、日本が年2%程度のインフレで安定したときです。もともとこの程度のインフレを起こすための政策ですからね。

ただ、「しかし、これを止めれば、長期金利暴騰で入札が不可能になり」というあたりがもうおかしいんですよね。

そもそも、インフレ目標を達成したからと言って、日銀が持っている国債を一気に市場に出すわけがありません。おそらく償還された分は、新たに同じ程度の規模の国債を引き受けることになるでしょう。

それに、日銀が新規の引き受けを一気にゼロにすることも考えにくいです。徐々に減らしていくと考えるのが、常識的な経済政策ですよね。

ということで、日銀が新規に引き受けをしなくなれば、もちろん長期金利は上がるはずです。でも、金利が暴騰ということにはならないでしょうね。

どうしてそれで、ハイパーインフレになるのでしょうか。

日銀の国債買取で財政再建は進んでいる

もう一つ見逃せない点があります。

日銀が国債を市場から買っている部分に関しては、国債の償還をしているのと同じことです。日銀は政府の一部ですから当然ですよね。

ということは、現在の日銀の国債引き受けで、日本の財政は健全化しているのです。財政が健全な国の国債なら、金利の暴騰はあまり考えられません。

ということで、適切なタイミングで日銀引き受けをやめておけば、ハイパーインフレはかなり考えにくい状況なのです。

どうしてもハイパーインフレを主張したいのなら、このあたりの論理の飛躍を埋めていただきたいものです。

市場の判断としてもハイパーインフレは眉唾

そもそも日本が近い将来ハイパーインフレになるのだとすれば、既に国債の金利に反映されていてもおかしくはありません。なぜなら、将来的にハイパーインフレになると思うのなら、金利を高くしておかないと誰も買ってくれないからです。

さらに言うと、CDS と言う破綻に備える保険のようなものがあるのですが、この数字からもハイパーインフレは眉唾だと分かりまる。というのも、日本国債のCDS の保険料を見ても、日本国債のデフォルトリスクは市場判断としても高くないのがわかるからです。

ハイパーインフレを主張する人たちって、このあたりの事実を全て無視して話すんですよね。本当に懸念があるのなら、マーケットは反応しているはずだって。

ですから、どうしてもご都合主義にしか思えないのです。というか、国債暴落で煽って自分のビジネスにしている感じがします。


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