このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

どうせ騙し取るなら資産家を相手にした方が効率的ってことだね| オレオレ詐欺で被害1億円

仮に1億円をだまし取るのであれば、貧乏人100人から100万円ずつ騙し取るよりも、1人の金持ちから1億円だまし取るほうが簡単かもしれません。変な表現ですし、不謹慎だと思いますが、そんなふうに思わせる事件がありました。

東京都の高齢女性がオレオレ詐欺の被害に

東京都練馬区に住む75歳の女性が、オレオレ詐欺の被害にあったそうです。1

高齢者がオレオレ詐欺の被害にあうこと自体は珍しくありません。身近でも、オレオレ詐欺と思われる電話がかかってきたという知人も何人かいます。

でも、この事件は、かなり特徴的な事件と言えそうです。何が起こったかと言うと、この女性は1億円も騙し取られたのです。

桁が2つくらい違う

オレオレ詐欺の被害と言うと、せいぜい数十万円から数百万円程度という感じでしょう。というか、あまり大きい金額を騙すのは、本来難しいはずなのです。

というのも、まず被害者が、それなりのお金を持っていないといけません。また、高額を振り込ませる場合、最近では銀行のチェックも厳しいようです。

ということは、通常のオレオレ詐欺よりも2桁くらい大きい額を騙し取られたことになるわけです。よくこんな金額を騙し取れたなあというのが、率直な感想でした。

オレオレ詐欺に関する補足

オレオレ詐欺ですが、最近は振り込め詐欺ということが多いようです。2018年9月12日時点でYahoo!ニュースで「オレオレ詐欺」で検索すると、28の記事が該当しました。これに対して「振り込め詐欺」で検索すると、84記事が該当しました。

オレオレ詐欺という言い方が完全に無くなったわけではありませんが、かなり劣勢なようですね。少なくとも、記事を書く人の間では、意識をして「振り込め詐欺」を使っているようです。

ただ、一般の人の間では、オレオレ詐欺という言い方も根強いようです。Google Trends で比較してみると、「オレオレ詐欺」と「振り込め詐欺」は、ほとんど同程度の頻度で検索されているようです。

ちなみに、警察庁のサイトを見る限りだと、オレオレ詐欺は振り込め詐欺の中の一つという位置づけのようです。

「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」の総称が「振り込め詐欺」ということみたいですね。2

可能なら大きい額を狙った方が効率的

ただ、犯罪グループの側に立ってみると、できることなら大きい額を騙し取る方が効率的ですよね。

成功した場合でも1人平均100万円しか騙し取れなとしたら、1億円をだまし取るには100人を騙す必要があります。成功率はそれほど高くは無いでしょうから、おそらくその何十倍、何百倍という試行が必要でしょう。

率直に言って、結構な重労働です。また、それだけの数の電話なりをするとなると、逮捕のリスクも大きくなるはずです。

そうであれば、もし可能であれば、1人の金持ちを騙したほうが合理的ですよね。

仮に相手が資産家であることを知っているのだとしたら、騙し取る難しさとしては、相手にする時と大差は無いはずです。例えば、金融資産が2,000万円しかない庶民相手に100万円し取る騙す難しさと、100億円の金融資産がある資産家相手に1億円騙し取る難しさは、びっくりするほどの大差が無いはずです。

もちろん、上に書いたように、額が大きくなると警戒が厳しくなるでしょうけどね。それでも、少額で犯行を繰り返すよりは、楽なのでは無いかと想像します。

一番のハードルは被害者にお金を用意させること

今回の被害者がどの程度の資産を持っていたかは分かりません。ただ、すぐに1億円用意できたことから考えて、相当の資産があったことは間違いなさそうです。

仮に1億円の金融資産があったとしても、なかなかすぐに1億という金額は用意出来るものではありません。株式や投資信託として持っている場合は売らないといけませんし、貯蓄型の生命保険として持っている場合も解約しないと行けないでしょう。

銀行預金として持っているとしても、1億円となると窓口の行員に根掘り葉掘り理由を聞かれるでしょう。それだけの額を引き出されるのは銀行としても避けたいですし、何かの事件の可能性もありますからね。

ということで、今回の事件では、1億円を用意させるのが一番難しかったような気がします。

たんす預金だったのだろうか?

そこでちょっと疑問に感じたのが、被害人あった75歳の女性はお金をどうやって管理していたのかです。女性は犯罪グループに、現金をポンと手渡しているようなのです。

具体的な流れを確認するために、産経新聞の記事から時系列をチェックしてみましょう。

  1. 8日午後6時ごろ、女性宅に同居の息子を名乗って(中略)電話があった
  2. 翌9日も電話があり、(中略)息子の同僚を装った男に現金2千万円入りの袋を渡した。
  3. 帰宅後に「あと8千万円貸して」などと電話があり、さらに現金8千万円を同駅近くで同じ男に渡した。
  4. 同日、息子に確認の電話をして被害に気付いた

要するに、9日に現金2千万円を渡した後、同日さらに現金8千万円を渡しているのです。これって、ちょっと考えづらいですよね。

上にも書きましたが、これくらいの大きなお金を金融機関から引き出そうと思えば、当然ですが理由は聞かれるはずです。その段階でオレオレ詐欺だと気づくはずですよね。

しかも2回も引き出しをしています。1,000万円を超える引き出しを短期間に2回もしたとなると、これはかなり異常ですよね。こんな状況であれば、子供に電話してみろとアドバイスがあるはずでしょう。

ということは、この女性には、かなりの額のたんす預金があったのかもしれません。銀行が絡んでいる形跡が無いことから、1億円以上たんす預金があった可能性もありそうですね。

ちょっと信じられませんが、そう考えた方が自然なように感じます。

現金が自宅にあるとわかった狙われそうです

こう考えると、たんす預金って危険なんですね。火災などのリスクももちろんですけど、こんな事件に巻き込まれる可能性も有るわけです。

詐欺グループとしても、自宅に現金が有るとわかれば、銀行預金よりも楽だと判断するはずです。たんす預金なら、被害者一人の判断で渡すことも可能だからです。

こういうリスクが有ることを考えると、たんす預金なんてメリットは全く無さそうなんですけどね。未だに結構な額のたんす預金が有るようです。

率直に言って、かなり不思議な事です。

補足:振り込め詐欺の件数は増加傾向

警察庁のサイトによると、振り込め詐欺の件数は増加傾向に有るようです。これは、グラフをみてもらった方が手っ取り早いでしょう。警察庁のサイトでは、次のようなグラフが掲載されていました。

順調に右肩上がりといった感じですね。困ったものです。

ただ、被害額自体はそれほど増えたわけでは無いようです。1件あたりの金額が減っているということでしょう。

まあ、何にしても、撲滅には程遠い状況のようですね。


  1. オレオレ1億円被害、資産家狙い犯行か 今年都内最悪…警視庁
    産経新聞 2015年12月22日 []
  2. https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/higaijoukyou.html []

スポンサードリンク

一生もののお金の知識を身につけよう!

お金の知識は、すべての人に必要な知識です。しかも、一生ものなんです。

でも、難しいのが、何から手を付けたら良いかでしょう。お金の知識と言っても範囲が広すぎるので、どこから始めたら良いか分からないわけです。

そんな人におすすめなのが、ファイナンシャル・プランナーの知識です。FPと言われてるやつですね。

とりあえず、ファイナンシャル・プランニング技能検定の3級レベルの知識だけでも身につけておくと、日常生活でもかなり役に立ちます。わざわざ資格まで取る必要は無いと思いますけど。

率直に言って、これだけで十分なお金の知識が身につくとは言えません。でも、知らないよりはずっと合理的な判断ができるはずです。

ちなみに、ゼミネットというサイトを使うと、9,000円で20時間分の講義動画を繰り返し見ることが可能です。とりあえず、お金の知識を身につけたい人は、ぜひ使ってみてください。

あ、もちろん、興味があれば資格にチャレンジしてみるのも悪くないと思います。3級なら特に受験資格も必要ありませんし。

スポンサードリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む

コメントは受け付けていません。