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中古住宅でもいいと思う人が増えてきた| 経済的な問題なのか価値観の変化なのか

2015年の「住生活に関する世論調査」の紹介の続きです。

今回の調査で顕著だったのは、住宅は中古でも良いと考える人が大きく増えた点でしょう。何と、3倍増だと言います。1

また、住宅を購入するとしたら「中古」という人は9・9%で、04年の3・4%から3倍近くに増えた。「新築」は73・0%で、04年から9・2ポイント減った。中古という人の理由(複数回答)は「中古住宅の価格の方が手が届きやすい」が最多の61・0%だった。

まあ、3倍増と言っても元々の数字が小さいので、影響は限定的ですけどね。それでも、こうして数字を見てみると、何が何でも新築という人は、確実に減っているようです。

この傾向は、経済的な合理性という意味では、当然と言えるでしょう。新築は買った瞬間に中古になり、大幅に価値が下落しますからね。だったら、最初から中古を買ったほうが合理的なのです。

もちろん、家を買う人の気分としては、新しいものを買いたいと思う気持ちもあるでしょう。特に、日本人にはその傾向が強いようです。

その傾向が少し変化したということなのでしょう。

持ち家が必要ないという人が増加

一方で、住宅を持つ必要が無いと積極的に考える人も増えているようです。

一方、住宅を「所有する必要はない」という人は16・5%と、04年から4・4ポイント増えた。国土交通省の担当者は「30~40代の年収が10年前に比べて下がっている。年収が下がっているから住宅の購入を控えているのか、分析したい」と話す。

国土交通省の担当者の発言は、朝日新聞の記者の意見でもあるのでしょう。わざわざここだけコメントを引用したのは、意図的なものだとしか思えません。ここでも政権批判をこっそりとしている感じがします。

でも、この分析は正しいのでしょうか。前のページでも書いたように、最近は持ち家が不要と主張する専門家が増えている印象です。そういう影響もあるのではないでしょうか。

もちろん、国交省の担当者のコメントが、完全に的外れとは言いませんけどね。多額のローンを抱えたくないので所有の必要が無いと考える人もいるようですから。

所有する必要はないと思う理由は「多額のローンを抱えたくない」が最多の20・9%に上り、特に30代で27・0%に達した。

だだ、日本人の価値観の変化も一因ではないかと思えます。

住宅メーカーには厳しい結果

今回の調査を見て、住宅メーカーは厳しい状況であるという感想を持ちました。

持ち家願望を持つ人が減った上に、中古でもいいと思う人が増えたのです。要するに、新築の家は特に必要ないという傾向が強まってきているということですよね。

この状況に加えて、今後は少子化の影響も出てくるはずです。

新しく住宅を買うのは、比較的若い人たちが中心でしょう。その若い人が少なくなれば、持ち家を買う人の数も少なくなるのが道理ですからね。

前途多難です。


  1. 新築マイホーム人気にかげり? 「買うなら中古」3倍に
    朝日新聞デジタル 2015年11月29日 []

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