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中国の一人っ子政策が終了| でも、「完全」というのはちょっと違和感

中国が一人っ子政策を「完全」に終了させるというニュースが、各社から報じられました。

ここ最近は、徐々に一人っ子政策は緩和されていました。そして、ついに名実ともに終了させるということのようです。

「完全」という表現はちょっと引っかかる

ただ、個人的には、この報道にはちょっと違和感を覚えています。

例えば、フジテレビのニュースだと、「 中国、『一人っ子政策』完全撤廃 2人目まで持つことを認める」というタイトルを付けています。タイトルの中にまで「完全」という言葉を入れて強調しているのです。

一人っ子政策を終わらせるという言い方は、まあ良いのかもしれません。でも「完全」という言葉を入れるとニュアンスが違う気がするのです。

というのも、一連の報道を見る限り、今後も人口抑止政策は続ける方針のようなのです。規制を緩めて2人までは許すということに過ぎないのです。1

「一人っ子政策」というのは、一組のカップルが作れる子供の数を絞るという、中国の人口抑止政策の名称ととらえることも出来ます。そう考えると、人口抑止政策としての一人っ子政策が終わったとはいえないように思うわけです。

結局、中国政府による人口コントロールのための締め付けは、今後も続くということなんですよね。

どう考えても続けられない政策

中国政府が一人っ子政策を終わらせる理由は簡単です。そもそもが、永続的に続けるのは不可能な政策だったからです。

一人っ子政策の最大の弊害は、若い人が極端に少なくなることです。生まれてくる子供が少ないのですから、当然ですよね。

でも、若い世代が減ってしまうと、将来社会を支える人が不足することになります。そんな政策を続けるなんて、どう考えても不可能です。

すごく大雑把に言うと、長期的に人口は維持するには、1組のカップルが2人の子供を作る必要があります。人間1人につき1人の子孫を残す計算になるからです。

しかし一人っ子政策だと、その半分しか子供が出来ないわけです。ということは、長期的には人口が減っていくのは当然ですよね。

人口が減るだけならまだいいのですが、若い世代の数が減ってしまうのは国としては大問題です。働く人に対して高齢者が多くなれば、経済を維持できなくなってしまいます。

なぜか男の子ばかり生まれる不思議

ちなみに、中国で一人っ子政策が行われたことで、不思議なことがおこっていました。なぜか男の子ばかりが生まれているのです。

男の子ばかりという言い方はちょっと極端かもしれませんね。でも、自然な男女比に比べて男児の割合がかなり大きいそうです。

これはどうも、女の子と分かったら、何らかの形で処分しているようなのです。

想像したくないですが、かなり怖い話です。でも、跡取りを必要とする家にとっては、死活問題でもあるのでしょう。

その政策がおわるのですから、良い事だと考えることにしましょう


  1. 中国、「一人っ子政策」完全撤廃 2人目まで持つことを認める
    フジテレビ系(FNN) 2015年10月30日 []

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