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マンションはこれから値崩れが止まらない可能性も?持っているだけで負債になる場合すらありそうです

産経新聞の記事に、面白い記述がありました。上越新幹線の越後湯沢駅近くのリゾートマンションが、10万円単位でも売れないというのです。1

なぜそんなに安いかというと、もちろん、ニーズが無いというのが大きいのでしょう。しかし、もう一つ大きいのが、管理費や修繕積立金を滞納している場合です。

管理費や修繕積立金を滞納した物件の場合、それを購入したら、負債も引き継ぐことになります。ということは、結果的に数十万円、数百万円の負債を引き継ぐことになります。そりゃ、当然、売れないですよね。そんな物件。「売却価格+負債」の負担があるわけですから。

リゾートホテルに限った話では無いのかも

ちなみに、こうしたことは、今後リゾートマンション以外でも起こりうるのかもしれません。記事では「湯沢のような事例は、かなり早い時期に郊外型マンションでも現実になる」という指摘もあります。

確かにその通りで、最近では都市部でも、古いマンションだと空室が目立つようです。本当に住人が見つからなければ、買い手が全く付かないという事態が起きても不思議ではありません。

新潟の都市部の物件はどのくらい値崩れしている?

そこで、現状だとどの程度まで値崩れしているのか調べてみましょう。記事では新潟県の湯沢町のリゾートマンションが挙げられていました。そこで、同じ新潟県の都市部はどうなのでしょうか。

Yahoo!不動産でチェックしてみた結果、確かに値崩れは進んでいるようです。50平方メートルを超えるファミリー向けの中古マンションでも、500万円を下回るような物件が存在しました。

一番安かったのが60.01平方メートルの占有面積で、250万円という物件です。ちなみに、長岡市のマンションです。築年月が1987年10月なので、それほど古いわけでもありません。上越新幹線の長岡駅から徒歩13分ということなので、立地もそれほど悪くは無いはずです。

こんな物件が確かにあるようです。ただ、新潟の場合は、物件数自体が少ないようでした。そこで、もっと都会だとどうなのかチェックしてみましょう。

23区内の物件はどうだろう

東京23区内の物件は、新潟の物件と比べると、値崩れも小さいようです。50平方メートル以上あって500万円以下の物件は、さすがにありませんでした。1,000万円以下の物件も数えるほどです。

しかも、1,000万円以下の物件は、1970年代に建てられたものが多いようです。築40年前後の物件が多いわけですね。ここまで来ると、さすがに、値が付きづらくなるということでしょう。

新潟に比べて東京23区は、そもそもの物件数が多いです。それだけ物件数が多くて1,000万円以下の物件が数件程度ということは、値崩れはそれほど進行していないといっていいのでしょう。

地方都市は注意が必要か

ここで書いたほかにも、今回いくつかチェックしてみましたが、地方都市のマンションはかなり値崩れが進んでいるようですね。50平方メートル以上の専有面積あるマンションで、500万円を割るような物件が数多くありました。

もともと東京などと比べると、これらの地域は、新築物件の価格自体も安いのでしょう。それでも、かなり値崩れしているという印象は強いです。

資産ではなくただのゴミになるのも、そう遠い将来の話ではないのかもしれません。

Yahoo!不動産で調べてみました

最後に、記事に指摘するような物件が本当にあるのか、Yahoo!不動産でチェックしてみました。10万円単位で売りに出されているようなリゾートマンションは存在するのでしょうか。

調べてみたところ、本当にそういう物件が存在しました。例えば「西武ヴィラ苗場9号館」という物件では、13戸が売りに出されていたのですが、すべてが100万円を割る価格でした。

一番高い物件でも、80万円しかしません。そして、一番安い物件だと、10万円で売られていました。記事では「10万円単位」という書き方がされていましたが、「単位」どころかジャスト10万円で売られています。

ちなみにこれ以外にも、10万円程度の物件はゴロゴロあるようです。記事に書いている内容は誇張でもなんでもないことが分かりました。というか、むしろ、控えめな書き方をしているようですね。

それにしても、売却価格が10万円だと、不動産業者も仲介したくないですよね。マンション売却のためにかかる人件費だけでも惜しいくらいです。すごい時代になったものです。

ちなみにこのマンションですが、比較的広い部屋も10万円で売りに出されていました。52.14平方メートルの部屋も10万円で売りに出されています。広さだけなら、普通にファミリー向けという感じですよね。

管理費の滞納があるわけではないのか?

記事で指摘されていたような、滞納の情報に関しては載っていませんでした。情報が載っていないだけなのか、滞納が無くても売れないのかは定かではありませんが。

一つ気になるのが、入居時に12万円の特別積立金というお金がかかるという点です。これは何のお金なのでしょうか。まあ、額としてはそれ程大きくないので、大きな問題は無いのかもしれませんが。

また、管理費と修繕積立金を合わせて1万7000円が毎月かかるようです。ということは、半年も経つと、マンションの値段を管理費などが超えてしまう計算ですね。管理費などの負担が今後も続くことを考えると、ただでも手放してしまいたいと思う人も多いのでしょうね。

お金がかかるただのゴミです

ここまで見た率直な印象は、毎月1万7000円がかかるゴミです。使い道がかなり限られるのに、コンスタントな出費があるのですからね。どうしようもありません。

バブルの頃には数千万円単位で売り出されていた物件でしょうが、こんなゴミになるなんて思いもしなかったのでしょうね。

それにしても、この物件を買う人がいるのかなあ。今後突然スキーリゾートブームでも起きれば、もしかしたら値上がりする可能性が無いわけでもないのかなあ。でも、毎年約20万円の管理費や修繕積立金を払い続けて持つようなものではありませんね。資産というよりは、ただの負債です。


  1. 10万円でも売れない“負動産” ゴーストタウン化を招く「空き家予備軍」
    SankeiBiz 2015年2月1日 []

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