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札幌市は無責任!ウィンドウズXPのPCをサポート終了後も継続使用

まもなくWindowsXP のサポートが切れますが、札幌市はかなりの台数のXP機をサポートが切れた後も継続して使用するようです。はっきり言って、滅茶苦茶です。1

9日でサポート期間が終わり、インターネット接続でウイルス感染などが懸念される米マイクロソフト社の基本ソフトウェア(OS)「ウィンドウズXP」について、札幌市教委が、市立小中学校などに配備している約1万台を後継OSに更新せず、10日以降も使用することが分かった。

甘く見ているのでしょうか?

XPのサポートが切れることは、何年も前からアナウンスされていました。しかも、サポートは一回延長されているのです。それにもかかわらず対応が出来ていないと言うのは、無責任と言わざるを得ないでしょう。

記事によると、予算の無さを理由にしているようです。でも、予算が無いからと言って先延ばしにしていいものではないですよね。別の予算を削ってでも、対応しないといけない問題のはずなのです。

何を考えているのでしょうか。もしかしたら、甘く見ているのかなあ。

使い続けるってどういうこと?

ちなみに、教育用として所有している9,642台は、サポート終了後も使用し続けることが既に決まっているようです。しかも、普通にインターネットにつないで使うのだとか。

更新していない校務用パソコンについて、市教委は原則使用しないように呼びかけているが、教育用についてはパソコンに電源を入れると初期化され、ウイルス対策ソフトも活用するため、継続して使用する。

セキュリティソフトが入っていれば、OSが古くても安全だと思っているのでしょうか。OSの更新がとまったら、セキュリティソフトを入れていても、十分じゃないんですけどね。

間に合わなかったと分かった時点で、専門家に相談をしなかったのでしょうか。それとも、専門家に相談して、使い続けることを決めたと言うことなのでしょうか。

加害者になる可能性が分かっていないのか?

ちなみに、今回のような決定をした裏には、次のような事情もあるようです。

大半が授業で使う教育用で個人情報は保存しておらず、ウイルス対策ソフトなどを活用してインターネット接続する。

自分達の情報は取られないから大丈夫と言いたいようです。

この部分は、正直に言って驚きました。自分たちが被害に遭わなければ問題ないとでも言うのでしょうか。それとも分かっていないのかなあ。

自分たちの情報が大丈夫でも、そのパソコンを使って外部に攻撃する可能性は残るんですよね。つまり、教育用のパソコンが加害者になる可能性も有るわけです。そういう可能性は、どうも認識していないみたいですね。

やっぱり、市役所の中だけで決めている感じはしますね。多少分かっている人なら、そういう助言も出来るはずですから。

専用ネットワークも危険だよ

もう一つ、札幌市の対応には気になる点があります。次の記述の部分です。

札幌市は、区役所などにある主に住民票の発行や税務関係に使われるパソコン約1000台が残るが、市IT推進課によると、インターネットは利用できず、「専用のネットワークを構築しているため安全」という。

自分達のPCの中だけで閉じているから、セキュリティ上問題がないと言いたいようです。インターネットにはつながらないから大丈夫だと。

でもこれって、万が一ネットーワーク内にウィルスが入り込んだら、ネットワークのPCが全滅ということだってありえます。ぜんぜん安全じゃないんですけどね。

インターネットに接続していなくても、USBメモリみたいな外部記憶装置からウィルスが入り込む可能性は有るはずです。実際、そういうリスクがあるので、USBメモリの使用を禁止したと言う事例もあるはずです。

札幌市の職員は分かっていないのでしょうか。あるいは、分かっていてしらばっくれているのでしょうか。どちらにしても、酷い話だと思います。担当者の言っていることが素人みたいです。

教師はなんて説明するのかなあ

今回の件は、教育と言う意味でも疑問を感じます。

XPパソコンを使っていることを生徒に質問されたら、教師はなんと答えるのでしょうか。ちょっと意地悪な子供なら「古いOSのまま放置して人に迷惑を掛けるのは、問題ではないのですか?」なんて質問は、絶対にしてくるはずですよね。

こんなふうに聞かれたら、なんて答えるのかなあ。答えようが無いと思うのですけど。

教育的な観点からも、今回の対応の遅れは問題が大きい気がします。

マスコミにぺらぺら話すのもどうなのでしょうか

もう一つ問題だと思うのが、札幌市の対応状況が比較的詳しい記事になっているという点です。こんなふうに記事になったら、クラッカーの格好のターゲットになってしまいますよね。

こんなふうにペラペラと対応状況を話してしまっていいものかという疑問は残ります。「セキュリティ上の問題だから答えられない」とはねつけることは出来なかったのでしょうか。広報担当がお人よしなのかしら?

法律や条令上の問題で話さざるを得なかったのなら、致し方ない部分はあるでしょう。しかし、そうでないとしたら、対応状況を話した人間は責任を取れるのかなあ。

どういう角度から切り取ってみても、状況認識が甘いという感想しかでてきません。札幌市大丈夫?

もっとも、札幌市と同じような対応しか出来ていない自治体も、少なからずあるのでしょうね。今の対応状況を見ていると、何も起きないなんて事は無さそうです。

  1. 9日でサポート終了、札幌市はXP継続…1万台(読売新聞)2014年4月5日 []

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