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クラウドファンディングは売れないミュージシャンとかアイドルには便利なシステムだね

最近、クラウドファンディングという資金集めの方法が使われ始めているようです。どんなものかというと、インターネットを使って不特定多数の人に資金調達を持ちかけると言うものです。1

ちなみに、群集という意味の「クラウド」資金調達と言う意味の「ファンディング」を組み合わせた言葉ですね。何となく和製英語っぽい名前ですが、実際に英語圏でも使われています。

投資としての利用も寄付としての利用もある

ちょっと気になるのが、集めたお金が将来的に出資者に返還されるのかという点です。これに関しては、ケース・バイ・ケースのようですね。

まず、純粋に寄付をしてくださいと言う寄付型と呼べるようなものもあります。

あるいは、クラウドファンディングという名前は使っていますが、受注生産に近い仕組みのケースもあります。クラウドファンディングの出資者向けに特別な商品を制作し、出資の見返りにそれが受け取れるというような感じです。

さらには、プロジェクトの成否で戻ってくるお金が変わる投資型のクラウドファンディングもあります。もともとは、この形が多かったみたいですね。

ミュージシャンやアイドルの音楽CDの場合は

ちなみに、ミュージシャンやアイドルの場合は、音楽ソフト制作のコスト負担を求めるものが多いようです。クラウドファンディングを使えば、最悪CDが売れなくても赤字は大きくなりません。ということは、売り上げがイマイチな人でもCDを出しやすくなるわけです。

音楽業界の現在の状況を考えると、CDを発売するだけでも一苦労です。オリコン10位のCD売り上げが1万5000枚前後でしょうか。ということは、オリコン10位に入るレベルだとしても、1枚1,000円として1,500万円の売り上げにしかなりません。

ダウンロードを含めて考えたとしても、大きく儲けるのは難しいですよね。ダウンロードの利益率は高いのでしょうが、売上高としてはCD販売に比べるとそれほど大きくはありませんから。単価も安いですし。

まあそれでも、全てのセールスをあわせて1,000万円くらい行けば、ビジネスとしては成り立つのでしょう。でも、実際問題としては、このレベルにすら届かない人たちも多いはずです。

CDを出す側からすると、大きな赤字になる可能性も大きいです。将来のための投資と言う位置づけだとしても、ちょっと怖いですよね。

ちなみに音楽系の場合、限定パッケージCDやライブ・録音への招待をすることを見返りに、費用負担を募るケースが多いようですね。それほど人気が無いミュージシャンやアイドルでも、コアなファンには特別感がうれしいのでしょう。結構な大金を出している人もいます。

アイドルだと写真集の発売の原資募集なんてのもあるみたいです

アイドルの場合は、音楽ソフト制作のための資金調達に限定されないようです。写真集発売のための資金調達にも使われるケースもあるようです。

写真集はDVD に比べて制作コストがかかるらしいですからね。売れなかった時のリスクを減らしたいという場合には、クラウドファンディングの利用は便利ですよね。

特に、売り上げが予想しにくいようなキャリアが無い人の場合は、こういう仕組みがあると写真集が出しやすいはずです。

ちなみに、この場合の特典の中には、「撮影現場ご招待」も含まれるそうです。ちょっと出資目的がよこしまな感じがしないでもありません。出資者は水着シーンの撮影とか期待していそうで。

音楽を作る側にもメリットが大きい

ところで、クラウドファンディングの仕組みって、音楽を作る側にはメリットが大きい仕組みでしょう。

普通のCDを作る場合は、色々な所でコストがかかります。単純にCDをプレスするのにもコストがかかりますし、販売店だってコストを上乗せして販売します。

もちろんクラウドファンディングで集めたお金で何かを提供する場合も、独自の商品を作るコストはあるでしょう。それでも、一般的な流通に比べれば低コストでしょう。

ということは、額が同じなら、CDを売るよりもクラウドファンディングを使った方が儲かる可能性が大きそうです。これって、ミュージシャンやアイドルの立場としても、ファンの立場としても、良い事ですよね。サービスを提供する側にとっては利益率が高くなりますし、ファンとしてもアーティストの取り分が大きい方がうれしいものでしょう。

クラウドファンディングのデメリットとすれば、CDセールス自体が減る可能性ももあるという点でしょうか。ファンの数自体が増えるわけではないので、クラウドファンディングに使った分はCDの購入を控えるはずです。もっとも、それでも、利益率が高い分クラウドファンディングは使った方が有利なのかもしれません。

もちろん、CDセールスの順位自体がプロモーションの一環になっているグループもあります。そういう人達は、利用する可能性が小さいシステムでしょう。

AKB48なんて、完全に順位と枚数が重要ですよね。過去の記録と比べてどうだというふうに話題を作って、マスコミを活用していますから。まあ、この手のグループの場合は売り上げも大きいので、音楽ソフト制作のコストなんてそもそも気にならないでしょうけどね。

ということで、どちらかというと、中堅以下の人たち向けのシステムと言う感じはあります。

一方で世の中には、地下アイドルみたいな人たちがいっぱいいるようですからね。そういう人たちの活動の助けになるようなものだとしたら、仕組みとしては大きくなってくるのかも。

  1. 元アイドリング!!!遠藤舞、1日で200万円調達 女性参加型企画実現へ(オリコン)2014年3月22日 []

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