このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

新聞記事に踊らされるな!みずほFGの株価下落は限定的

暴力団への融資をめぐる問題で、みずほフィナンシャルグループ(FG)の経営への影響は避けられないなんて記事が書かれていました。記事のよると、株価も大変で大幅に下がっているという印象も受けました。

具体的には、毎日新聞の次の記事です。

■ <みずほ銀>不信感募らせる取引先の企業や自治体

該当部分を引用してみましょう。まず、記事の冒頭で今回の事件が深刻であることが語られています。

みずほ銀行がグループの信販会社を通じた暴力団員らへの融資を放置していた問題で、取引先の企業や自治体などが不信感を募らせている。中には、みずほ銀との新規取引を手控える動きもあり、信頼回復が遅れれば、業績に影響する可能性も出てきた。

そして、経営に影響を与える具体例として、次のような事も書かれています。

みずほ銀への不信感から取引先企業が借り入れなどの取引関係を見直す動きも起きている。また、社債発行の引き受け業務の入札から、みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下のみずほ証券を外すことを検討する企業も出始めたという。

売り上げに影響するような動きが出始めているという説明ですね。規模にもよりますが、確かに深刻な話になるかもしれません。

さらに、株価に対する言及として、次のような事が書かれています。

親会社のみずほFGの株価は問題を公表した9月27日の終値(222円)に比べ、18日は13円(6%)安い209円で取引を終えた。同じ期間の日経平均株価の下落率(1%)を大きく上回る下げ幅。市場では「新たな取引を手控える動きは徐々に出ているようだ。再発防止策や経営責任で納得できる説明がないと顧客離れが進み、業績にも少なからず影響が出る」(国内証券アナリスト)との見方もある。

市場平均の6倍も下がったと書いているわけです。何だか、とても大きく株価を下げたように感じますよね。

倒産するんじゃないかぐらいの勢いで書かれていますが

毎日新聞の記事を読むと、経営への影響は甚大なように感じますよね。株価も大幅に下がったのではないかという感じがします。少なくとも、私はそういう感想を持ちました。最悪の場合には、倒産するのではないかというぐらいの感じで書かれていると読めたのです。

でも、はっきり言って、この記事はかなり大げさだと考えた方が良いでしょう。

確かに、みずほFGの株価への影響はあるようです。しかしながら、下げ幅としてはぜんぜん大したこと無いんですよね。これはチャートを見ると一目瞭然です。

61

上のチャートで赤いラインがTOPIX で、青いラインがみずほFGです。これを見て株価への深刻な影響がでているようには思えないですよね。TOPIX と株価がこの程度の乖離をすることなんて、少しも珍しい話ではありません。

これを見たら、今回の件の業績への影響は限定的だというのが市場の見方だと感じるでしょう。記事を読んだ時の印象と、ずいぶん違います。

確かに一定の影響はあるのでしょう。事件発覚の9月27日かな、大きく下げていますよね。でも、大きく下げたのはそこだけです。

はっきり言いますが、毎日新聞の記者は、意図的に今回の件の経営への影響を大きく見せたがっているように感じます。かなりバイアスがかかっていると思われても仕方がないような書き方ですよね。

印象に残るような大げさな記事を書かなきゃいけないという意識でもあるのかなあ。あるいは、他の意図があるのかしら。

新聞というのは確かに情報源の一つになるでしょう。でも、印象が操作されていることがあるので、注意が必要です。繰り返しますが、今回の件に関する影響は限定的だというのが、現在のところの市場の判断です。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む

コメントをどうぞ