夫婦ともに会社員というケースだと、生命保険以上の事に重点的に考えるべきでしょう。なぜかというと、何らかのトラブルが起きても、お互いに働いているため、経済的に困る可能性が少ないからです。
老後資金や、住宅購入などにお金を使う事を考えましょう。
生命保険についてどう考える?
死亡保障という意味の生命保険は、基本的に考えなくても良いでしょう。仮にどちらかが亡くなった場合でも、経済的に対処可能だからです。
どちらか片方の所得が特に少ないということなら、所得が多い方の死亡保険は入っても良いかもしれません。ただ原則としては、それぞれが働いて稼ぎがある場合、生命保険は必要ないと考えた方が合理的だとは思います。
医療保険は?
医療保険に関しても同様です。どちらかが病気になっても、経済的に困る可能性は少ないです。日本の公的な健康保険の保障をの手厚さを考えると、医療費なんてたかが知れています。わざわざ医療保険に入る必要はありません。
また、サラリーマンの場合は、傷病手当金というお金をもらえます。ですから、仮に働けない期間がしばらくあっても、世帯の所得が大幅に減ることもありません。
ですから、医療保険のことを考えるよりも、その分を貯蓄にまわした方が良いのではないかと思います。医療費もその貯蓄の中から十分に出すことが出来るはずです。
どうしても不安ということなら、共済に入るくらいはしてもいいかもしれません。
老後資金を貯めよう
子供がいない家庭で共働きの場合は、老後の準備のためにお金を使いましょう。生命保険や医療保険にお金を使うよりは、余程懸命な選択です。
全く貯蓄がない家庭の場合は、ある程度の貯蓄をするところからはじめましょう。100万円から200万円程度を一つの目標にしてみてください。そのくらいあると、急な病気などにも対処しやすいです。
ある程度の貯蓄ができたら、それ以降は老後のための準備を始めてください。将来の年金制度や景気動向が不透明な部分があるので、いくら貯めましょうとは良いにくい状態です。
マスコミは大騒ぎしますが、年金も全くなくなってしまうわけではありません。ですから、数年分は年金などの助けを借りなくても生きていけるくらいの蓄えをするのが当面の目標としては良いでしょうか。とりあえずは、5年分の生活費をためるといったあたりが目標でしょうかね。
住宅が欲しい人はそちらを優先させよう
住宅を持つ予定の人は、住宅購入の頭金を貯める事を優先させた方が良でしょう。この場合、老後資金は後回しにした方が良いと思います。優先順位を決めて、時間的に急ぐものから先にというのが基本です。
老後資金を貯めるには、毎月一定額を積立てるという方法をおすすめします。このようなサービスは、様々な金融機関が提供しています。
例えば、証券会社で投資信託を積立てることもできます。月々500円から可能な場合が多いようです。
どうやって貯めるのが良いか?
もちろん中学生の貯金ではないので、毎月500円貯めても仕方がありません。余裕がある範囲で、毎月数万円程度で積み立てていくことになるでしょうけどね。
生命保険会社で、貯蓄型の商品を利用するという手もあります。住宅ローンの頭金のためということなら、養老保険を使っても良いでしょう。老後資金なら個人年金保険という点もあります。
ただ金利が低い局面では、金利固定の個人年金保険はメリットが少ないので注意してください。その場合は変額年金のほうが向いています。
また、生命保険は途中で解約することが難しい場合が多いです。その意味では、個人的には、あまり勧められる商品ではありません。
老後と資金という意味なら、確定拠出年金を利用するのが一番おすすめです。税制の優遇措置があるので、毎年数万円程度の節税につながる可能性があるのです。
ただ、全ての人が利用できるわけではないので、自分は利用可能かどうか、事前にチェックしましょう。利用できるのなら、積極的に利用すべきです。
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