このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

マクドナルドの減益の理由は円安?| 値上げに踏み切った理由も何となく見えてきます

2013年の1~3月の決算で、マクドナルドの営業利益が半減したのだそうです。営業利益というのは、本業での儲けを示す数字ですね。

このことを時事通信の記事は、客数の減少と円安が原因であると伝えています。具体的には、次のようなタイトルでした。

1~3月期の営業益半減=客数減、円安で輸入食材費増加―マクドナルド

このタイトルを見ると、客数減と円安が同じ程度の影響を与えていると読めてしまいます。でも、円安の影響はそれほど大きいのでしょうか?

ちょっと計算してみた所、円安の影響は売り上げに対して2%程度のコストアップに過ぎないようです。そう考えると、それほど大きい影響でもないような気もしますけどね。

色々考えてみましょう。

円安によるコストアップはどれくらい?

上に書いたように、ざっくり計算してみた所、マクドナルドの場合の円安の影響によるコストアップは売り上げの2%程度と考えられそうです。どうやってこの数字を出したか、簡単に説明しておきましょう。

まず前年の同期と比べると、円は2割程度安くなっていると考えて良いでしょう。つまり、輸入した分の原材料費は2割増加したと言うことです。

マクドナルド全体に占める輸入原材料の割合は、時事通信の記事によると6割程度なのだそうです。ということは、原材料費の増加は1割ちょっとということになります。

ところで、外食産業における原価率は、2割前後でしょう。原価率というのは、売り上げに対する原材料費の割合のことですね。

円高により、前期はそれが1割程度増えたと考えられますから、原価率として考えると2%程度の上昇要因だったと考えられる分けです。

ここでは大雑把に計算していますから、実際には3%程度は上昇しているのかもしれません。どちらにしても、売り上げ全体に対して2%とか3%の影響です。

これだけ見ると、そこまで大きい影響だとも思えません。

やっぱり意外と影響が大きいのかも

ただ、利益ベースで考えると、ちょっと違った結論になりそうです。

利益ベースで考えるときに重要になるのが、営業利益率です。営業利益率というのは、売り上げに対する利益の比率ですね。

過去のデータを見ると、マクドナルドの営業利益率は10%程度だったようです。例えば、2012年1~3月期では、売り上げ77,201(百万円)で、営業利益が7,221(百万円)でした。2011年の1から3月期も、大体同じ水準です。

つまり最近の円安による影響で、営業利益率が10%に対して原価率が2%上がったわけです。ということは、単純に考えると、営業利益率を2%引き下げる効果があったと考えられますよね。

営業利益が半減しているということは、営業利益率も大体半減しているわけです。具体的に言うと、売り上げ65,910(百万円)で営業利益が3,371(百万円)まで下がっています。営業利益率で言うと、5%程度になっているわけですね。

つまり大雑把に言って、5%くらいは営業利益率が下がったことになります。ということは、営業利益の減少の影響の半分くらいは、為替が原因であると考えてよさそうですね。あながち記事のタイトルも間違っていないようです。

値上げの原因はこれ

ところでマクドナルドと言えば、一部の商品の値上げを発表しました。例えば、次のような記事です。

一方では、来年4月にも実施される消費増税を踏まえ、5月7日から全国のマクドナルドで100円の「ハンバーガー」など低価格メニューを恒常的に値上げ。さらに一部店舗では、実験的に「ビッグマック」や「てりやきマックバーガー」についても価格を引き上げる。

マクドナルド、ついに100円商品を値上げ(東洋経済)

上の記事では、消費税のアップを見据えての値上げと伝えています。でも為替の影響があるのは、おそらく間違いないですよね。

更なる円安が進めば、経営への影響は深刻になるでしょう。料金体系を変えて、早めに手を打ったという印象があります。

スポンサードリンク

一生もののお金の知識を身につけよう!

お金の知識は、すべての人に必要な知識です。しかも、一生ものなんです。

でも、難しいのが、何から手を付けたら良いかでしょう。お金の知識と言っても範囲が広すぎるので、どこから始めたら良いか分からないわけです。

そんな人におすすめなのが、ファイナンシャル・プランナーの知識です。FPと言われてるやつですね。

とりあえず、ファイナンシャル・プランニング技能検定の3級レベルの知識だけでも身につけておくと、日常生活でもかなり役に立ちます。わざわざ資格まで取る必要は無いと思いますけど。

率直に言って、これだけで十分なお金の知識が身につくとは言えません。でも、知らないよりはずっと合理的な判断ができるはずです。

ちなみに、ゼミネットというサイトを使うと、9,000円で20時間分の講義動画を繰り返し見ることが可能です。とりあえず、お金の知識を身につけたい人は、ぜひ使ってみてください。

あ、もちろん、興味があれば資格にチャレンジしてみるのも悪くないと思います。3級なら特に受験資格も必要ありませんし。

スポンサードリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む

コメントをどうぞ