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20代の間にどの程度貯蓄が出来るのだろう?②│ 同居かどうかで大分違いそう

大学を卒業したばかりの人が30歳になるまでには、誕生月にもよりますが、最大で8年あります。まる8年あるとすると、この場合の貯蓄額は、96万円になります。

これは、とても分かりやすいですよね。大学を卒業してから、毎月1万円貯めると、約100万円貯まるわけです。

つまり、月1万円程度貯めたところで、500万円貯には遠く及ばないわけですね。

独り暮らしの場合はほぼ不可能か?

上に書いたように、一つの目標として、30歳までに500万円貯めたいと思っている人はいそうです。500万円はキリが良い数字ですし、この程度あればイザというときにも安心でしょう。

それに、将来住宅を買うときに、頭金などにも利用できそうです。最近は頭金無しでマンションを買う人も多いようですが、返済のことを考えると1割程度の頭金は用意しておくべきでしょう。

そのための金額として500万円はちょうどいい線だと言えそうです。

ただ、実際にこれだけ貯めるとなると、なかなか大変そうです。大学卒業後にすぐに貯蓄を始めたとしても、月々5万円以上貯めないといけません。

毎月5万円貯めるとなると、生活にはかなり影響しそうですよね。特に、独り暮らしをしている場合は、かなり難しいと考えて良さそうです。

一ヶ月の家賃とか、一ヶ月の食費に相当する額でしょうからね。これだけの額を浮かすのは、率直に言って簡単ではありません。

仮に、手取りの月収が20万円だったとすると、その四分の一を貯蓄にまわさないといけなくなります。給与が少ない時期の4分の1は、相当こたえるはずです。

それに多くの人は、大学卒業後すぐに貯蓄を始めるわけではありません。はじめるのが遅くなれば遅くなるほど、お金を貯めるのは難しくなります。

もちろん、余程給与が良い会社に勤めていれば話は違うでしょうけどね。

まあ、常識的に考えると、独り暮らしの場合は500万円も貯めるのは無理でしょう。世の中そんなに甘くありません。

親と同居をしている場合は余裕がありそうです

一方で、親と同居をしている場合は、500万円程度は最低ラインと考えてもいいかもしれません。よほどの浪費家でもなければ、正規社員である限りは十分に貯蓄できます。

やっぱり、家賃が丸々浮くのは大きいですよね。本来なら家賃に使うはずだった分を貯めるだけでも、500万円くらいは可能だと考えられます。なにせ、月5万円でいいわけですから。

もちろん、ある程度は実家にお金を入れたりという事もあるのだとは思います。しかし、通常は、それを考慮しても貯蓄は容易そうです。

もっとも、会社の給与が少ないので、親元から出たくても出られないという人もいるとは思いますけどね。そういう場合は、また話が違ってきます。

家庭の事情によっても条件は色々と異なるでしょう。ただ、一般論から言うと、実家暮らしなら30歳までに500万円程度貯めるのは余裕のはずです。

資産運用した場合はどうなのだろうか

単純に貯蓄だけだと、30歳までに500万円貯めるのは、結構難しいことである事がわかりました。独り暮らしの場合だと、ほとんど不可能です。

それでは、投資信託などを使って資産運用した場合はどうなのでしょうか。

投資信託で運用するとどの程度貯めやすくなる

毎月1定額を積み立て、そのお金を使って運用してみることを考えてみましょう。

■ 月3万円積立てる場合の必要な利回り(運用期間10年)

とりあえず、月々の積立額を3万円として、10年間運用した場合を考えてみましょう。最終的に500万円にするには、どの程度の利回りで運用しないといけないのでしょうか。

これを計算すると、年6.2%で運用する事が必要になるようです。全て株式の投資信託で運用して、ギリギリ行けるかどうかというラインですね。

まあ、計画としてはまっとうではありません。

■ 月3万円積立てる場合の必要な利回り(運用期間8年)

それでは、運用期間が8年だったらどうでしょうか。大学卒業からお金を貯め始めるというパターンですね。

この場合は、なんと、12.7%で運用しないといけません。これははっきり行って、資産運用という意味では絶対に不可能な数字です。ギャンブルに近いことをやらないといけないでしょう。

■ 運用をしても月3万円だと30歳までに500万円は無理そうです

ちなみに、どちらの場合も、本来は所得税を考慮しないといけません。ですから、税金を考慮すると、条件はさらに厳しくなるのです。

つまり、投資信託などを使って積立をしても、状況は大きく改善しないということですね。多少楽になるという程度です。

■ 3%で運用できるとした場合の必要な積立額

ちなみにもう少し現実的なところで、500万円を年3%で運用した場合、月々の積立額がいくらになるのでしょうか。これも計算してみましょう。

結論だけ書いてしまうと、期間が10年のときは、月々の積立額は3万5780円です。期間が8年になると、4万6148円です。

どちらも多少は楽になりそうですね。でも、ドラスティックに状況を変えられるという程ではありません。

あ、ちなみに、この場合も税金を考慮すると、もう少し厳しい数字になります。

投資をしても楽にならないのはなぜ?

一部の人は、資産運用をすることで、全てが解決できるような話をします。でも、上で示したことから明らかなように、500万円貯めるという目的のためには、資産運用は大きなメリットはありません。

資産運用万能論は、単なるおとぎ話のたぐいだと思っていいはずです。状況を大きく改善してくれるわけでは無いのです。

もちろん、ただ貯めるよりは楽になるのですけどね。ドラスティックに結果が変わったりはしないのです。やや改善する程度です。

そして、その代償として、損失のリスクを負わないといけません。運用に失敗したら、元本割れの可能性だってあります。

■ 資産運用は掛け算

なぜ投資(資産運用)をしても、それほど楽にならないのでしょうか。

実は、お金をそれほど持っていない人にとっては、投資というのはそれほど有利では無いのです。やらないよりマシという程度の話です。

なぜかと言うと、投資というのは今あるお金を長期的に2倍3倍にするという行為だからです。投資は掛け算なのです。

ですから、いまお金を持っていない人にとっては、それほど意味が無いわけです。ゼロに何を掛けても、ゼロのままですよね。

例えば、今10万円しか持っていない人がいたとします。この人が10年を掛けて2倍にしても、20万円にしかなりません。時間を掛けたほどの成果は得られないわけです。

しかしながら、1,000万円持っている人が、10年を掛けて2倍に出来たとしましょう。この人の資産は2,000万円になります。これは大きな成果ですよね。

お金がない人が投資をしてもメリットが小さいのは、こうした例を見てみれば一目瞭然です。

■ 資産運用は意味が有るが期待し過ぎもダメ

もちろん、投資をすることで多少なりとも貯蓄が楽になるのは間違いありません。ですから、積極的に投資はした方がいいとは思います。

でも、現段階でお金を持っていない人にとっては、メリットが小さい話です。このことは、よく理解しておいていいでしょう。

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あ、もちろん、興味があれば資格にチャレンジしてみるのも悪くないと思います。3級なら特に受験資格も必要ありませんし。

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