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平均は馴染みがあるからこそ騙されやすい


■ このページは 中央値について の続きです


平均値と中央値が大きく違う例を、もう一つ見てみましょう。

ここでは10人の金融資産の平均を考えてみましょう。
抽出したのはちょっと特殊なグループで、9人が0円で1人が10億円の資産を持っていたとします。

このグループの場合、1人あたりの金融資産の平均は1億円になります。
1人当たりの金融資産が1億円なら、この10人はかなりの金持ち集団だという印象を与えます。

しかし実態は、全く違います。
集団の中のほとんどの人が、金融資産はもっていないのです。

このように平均を示す事で、誤ったイメージを与える可能性も大きいことがわかります。

ちなみに、この10人の金融資産を中央値で見た場合は、0円になります。
10人のうち9人の金融資産が0円なのですから、こちらの方がよほどイメージとしては正確でしょう。

平均は馴染みがある数字だからこそ注意が必要

平均というのは、馴染みがある数字です。
しかし、このような癖があるので、平均値を過信しすぎるのはよくありません。

日本人の標準的な姿を探るというようなケースでは、平均値よりも中央値を用いるほうが理にかなっているのです。

テレビを見ていると、「結婚相手には同世代の平均くらいの年収があれば良い」などと答える女性を見かける事があります。

もしかしたら、本人は謙虚な発言をしているつもりなのかもしれません。
しかし実際は、平均的な年収を稼ぐ為には、かなりのエリートである必要があるのかもしれません。

一部の高額所得者が、平均を引上げえている可能性もありますからね。

謙虚なつもりで発言したのに、実はかなり傲慢な発言をしている可能性があるわけです。

平均値と中央値を見比べる事も大事

平均値と中央値を見比べる事も大事な事かもしれません。
この2つの数字を比べることで、グラフの形をある程度想像する事が出来ます。

平均値が中央値よりもずっと大きければ、ずば抜けて大きな値を持っているサンプルが存在する事がわかります。
例えば上に挙げた例だと、10億円の資産を持っている人がいたために、平均が1億円になってしまいました。

平均が1億円で中央値が0円ということなら、一部の高額所得者が平均を引上げている事が推測できるわけです。
平均値と中央値の比較で、こういうことが可能になります。

平均に負けていてもガッカリしないで

新聞などで平均的な金融資産が発表されたときなどに、我が家の資産の少なさにがっかりされる人も多いでしょう。
しかし実際は、ほとんどの家庭で平均以下の金融資産しか持っていません。

平均以上の金融資産を持っている人は、かなり恵まれた層だと言っていいでしょう。

中央値という考え方を知っていれば、必要以上にがっかりする事もなくなります。
正確に統計を読み取る為にも、ちゃんと覚えておきましょう。

また、何かデータが提示されたときには、中央値と平均値が全く異なる可能性についても考えてみましょう。

一生もののお金の知識を身につけよう!

お金の知識は、すべての人に必要な知識です。しかも、一生ものなんです。

でも、難しいのが、何から手を付けたら良いかでしょう。お金の知識と言っても範囲が広すぎるので、どこから始めたら良いか分からないわけです。

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とりあえず、ファイナンシャル・プランニング技能検定の3級レベルの知識だけでも身につけておくと、日常生活でもかなり役に立ちます。わざわざ資格を取る必要は無いと思いますけどね。

率直に言って、これだけで十分とは言えません。でも、知らないよりはずっと合理的な判断ができるはずです。

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