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10年で年金がもらえるようになる? これ自体は賛成だけど実現するかなあ

10年保険料を払えば、年金がもらえるようになる。
このような法改正を政府が目指しているようです。1

現在の制度だと、公的年金を貰うには、国民年金と厚生年金の保険料を通算で25年分払う必要があります。
25年に満たない場合は、1円も年金をもらえません。

この仕組みは、問題が大きいと言えるでしょう。

現行制度は問題が大きいです

例えば、国民年金の保険料を24年11ヶ月分払った人がいるとします。
今の国民年金の保険料は約1万5,000円ですから、単純に月数をかけると448万5,000円にもなります。

それだけの保険料を払っても、1円も保険料をもらえないとしたら、いくら何でも理不尽ですよね。

外国人の場合は特に問題が大きい

特に問題なのが、外国人のケースです。

日本に留学してきた外国人の多くは、そのまま日本で就職するでしょう。
その外国人が20年くらい日本に滞在し、帰国したとします。

年金の保険料に関しては、原則として国籍は関係ありません。
日本に住んでいる限り、日本人と同様の扱いを受けます。

実際問題としては、国民年金なら、本人が保険料を払わなければ保険料を納付しないでも済んでしまいます。
学生の場合は免除措置が使える可能性も大きいです。

でも厚生年金の場合は、給与から天引きです。
保険料の支払を免れる事は出来ません。

ですから、何百万円も保険料を払っても、1円も年金がもらえないと言うケースも起こりうるのです。

外国人が帰国時に、年金を清算し一時金を払う事も可能です。
しかし、払った保険料からすると、微々たる額にしかなりません。

変更自体は賛同しますが

上のような問題点があるので、この制度変更自体は賛成できます。
10年で年金をもらえるようにすれば、ずいぶん状況はマシになります。

でもこの法改正に関しては、ちょっと気になる点があります。

まず、本当に実現するのかと言う点です。
記事は「消費税率引き上げ関連法案と同時に国会提出を目指している社会保障改革関連法案」とあります。

消費税関連と同時ということは、消費税がポシャればこの改正もなくなってしまいます。
現政権の支持率や世論を見ると、消費税と一緒にお流れになってしまいそうな気がします。

もう一つは、民主党が言っている最低保障年金との整合性です。
最低保障年金を目指すのなら、こんな制度改正は必要ないはずです。

民主党は、将来の年金制度の体系をどう考えているのでしょうかねえ。
最近の報道を見ると、党内でも方針が定まっていないようです。

  1. 10年納付で年金受給資格…「15年実施」明記
    http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120314-OYT1T01192.htm []

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