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不況で奨学金を返せない人が急増 朝日新聞さん、いくら何でも無理がありますよ

朝日新聞が伝えるところによると、「若者の困窮」のために奨学金の返済が滞るケースが増えているそうです。

まあ、困窮のために返せない人は増えているのかもしれません。
でも、朝日新聞の伝え方には、かなり疑問を持ちました。

記事の中では一人の若者を取り上げ、こんなに苦しくて返せないと言う流れをとっています。
社会に翻弄される不幸な若者と言う構図を作っているんのでしょう。

でも記事を丁寧に読むと、どう考えても返さない若者に問題があるように思えるのです。
少なくとも、私は全く共感できませんでした。

■ 返せぬ奨学金、返還訴訟が急増 背景に若者の困窮
http://www.asahi.com/national/update/0218/SEB201202180041.html

車のローンって何?

まず気になったのが、次の部分です。

約220万円の奨学金を受け、2006年3月に福岡県内の私立大を卒業。呉服販売会社に就職し、同年4月から毎月1万3千円ずつ返し始めた。ところが、わずか5カ月後の8月末、会社が破産手続きに入り、いきなり解雇された。10月に飲食店に再就職したが、手取り月給は約14万円に減り、家賃や車のローン、生活費に消えた。やむなく機構に返済猶予を申し出た。

車のローンの返済をしていたと言う事は、この人は車を持っていたということです。
これってどう考えても変ですよね。

学生時代に車を取得したのなら、奨学金を貰っている学生が車を買ったことになります。
そんな人が車なんて買っていいのかって話です。

最初の就職先に勤めているときに買った車なら、車を持っていることは理解できます。
でも、車を売ってローン返済に充てたのでしょうか?

保有コストとかローンの返済を考えると、どう考えても車は手放すべきでしょう。
そして、車を手放したとしたら、奨学金の返済猶予は必要なかった気がします。

仮に2社目の飲食店で働いているときに買った車だとすれば、もう言語道断です。

この部分でもう一つ気になる事があります。
給与の手取りが14万円というのは、同年代と比べて極端に低すぎるとは言えない気がするのです。

手取りで14万円という事は、社会保険料や所得税の源泉徴収を除けば、17万円から18万円程度の給与ということです。
大卒の初任給の平均が20万円程度でしょうから、びっくりするほど低い給与とは思えません。

本当に低い給与が不満なのなら、年齢から考えて、再就職の可能性は十分にあったでしょうしね。

裁判を起こされるまで返済の意思が無かった可能性がある

次に気になったのが、返済の意思が無かった可能性があると言う点です。
少なくとも、奨学金は借金であると言う意識が希薄だったように感じられます。

同年(10年)12月に3度目の就職が決まったが、昨年春には、機構から未返済の190万円の一括納付を求める郵便が届くようになった。

「まだ大丈夫だろう」と思っていた昨年夏、機構の担当者から電話で告げられた。「裁判になりました」。

記事には、昨年の春から一括納付の請求が届き始めて、昨年の夏に裁判になったと書かれています。
ちょっと気になったのが、この部分だけ、なぜか突然、時期がぼんやりと書かれていると言う点です。

それまでは何年何月ときっちり書かれていました。

返還請求から裁判までが短かったという印象を与えたいのでしょうか?
少なくとも、提訴された時期は明確なのでしょうから、きっちりと記すべきではないでしょうか。

何にしても、おととしの年末に再就職してから、昨年の夏に裁判沙汰になるまで、半年以上あります。
その間、この人は返済の意思を見せませんでした。

それだけの期間無視をするということは、返済の意思が無かったといわれても仕方が無いでしょう。

奨学金と言えど借金です。
借金の督促を「まだ大丈夫だろう」と放置する人を、人間的に信頼しろと言われても難しい話です。

さらに言うと、この記事の前半に書いてあったように、この若者は自動車のローンは返済はしていたのでしょう。
ということは、自動車ローンはきっちり支払うけど、奨学金は軽く考えているとも取れます。

はっきり言って、朝日新聞のセンスには、目を疑いました。
この人を不幸な若者として紹介するって、感覚がずれているとしか言いようがありません。

時系列を追ってみると、借りたお金にルーズな人と言う印象しか持ち得ないと思うのですが。

本当に不況で奨学金が返せない人が増えているのなら、もっと共感しやすい事例があったと思うのですけどね。
それすら見つけられないで、無理やり不幸話を作ってしまったのでしょうか?

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