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もともと胡散臭かったけどね~ディナール投資はお先真っ暗?~

イラク政府が通貨ディナールのデノミを考えているようです。

■ イラク通貨 数十億円超の投資→デノミ表明で“紙くず”になる恐れ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110919/crm11091921470011-n1.htm

デノミというのは、例えば今まで100円と呼んでいたのを1円と呼び変えるような政策を言います。
まあ、要するに、ただの呼び方の変更です。

何でこんな事をするかというと、大幅なインフレなどが起こると、日常的な買い物の額が大きくなりすぎて不便だからです。
大根1本が1億円とかだと、実際問題として生活しづらいですよね。

最近の例では、北朝鮮でデノミが行われたみたいですね。
彼の国の事ですから、詳しい情報は入ってきませんけど。

ディナール紙幣を買っている人は困る

さて、イラクのデノミはほとんどの日本人にとっては影響がありません。
それでも、このデノミで困る日本人がいないわけではありません。

そんな人たちのの中には、イラクディナールに投資をしている人も含まれます。

数年前から、一部の雑誌などで、イラクのディナールへの投資が紹介されていました。
ディナールを買っておくと、将来数百倍になる可能性があるなどと謳う、かなりのハイリターンを匂わせる投資でした。

イラクのディナールに関しては、日本の銀行で日本円と両替する事はできません。
ですから、仲介業者がディナール紙幣を日本に持ち込み、それを販売するというビジネスをしています。

さて、今回のデノミでは、旧紙幣1,000に対して、新紙幣1という比率で交換が行われるようです。
日本円で考えると、1,000円を1円と呼び変えるということですね。

当然ですが、この結果、新紙幣が発行される事になります。
旧ディナールと新ディナールを区別しないといけないですからね。

そうすると、旧紙幣は完全に紙くずになってしまう可能性も考えられます。
まあ、イラク政府の方針次第ですけど。

イラクディナールに投資している人にとっては、死活問題といえるでしょう。

そもそも胡散臭い投資

まあ、はっきり言って、イラク・ディナールの換金という商売自体がかなり胡散臭いものです。
まともな金融知識を持つ人なら、数百倍になる可能性などほとんどない事が容易に分かります。

逆に、ほとんど全ての投資資金を失う可能性だって小さくありません。
それに、両替業者の信頼性にも疑問は残ります。

このことは、以前の記事で指摘しています。
http://tameru.family-budget.net/news/iqd-toshi.html

ディナールが数百倍の価値になる可能性がほとんどない事は、1,000分の1のデノミをイラク政府が行うという事からも容易に推測できます。
なぜなら、通貨の価値が数百倍になる可能性があれば、イラク政府はデノミなど行わないはずだからです。

つまり、ディナール投資はそもそも相当胡散臭いものだと、改めて確認されたと言って良いでしょう。

記事によると、奥の単位でディナールを買っている人もいるそうです。
こんな初歩的な手口に、簡単に騙されてしまう人っているものなのですね。

正直、そんな間抜けな人がいることの方が驚きでした。

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