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生命保険の無料相談でも鴨にされる可能性が高い

金融商品を売る人の無料相談は結果的にかなり高くつく

無料相談が高く付くという例をもう一つ。
2つ目の例は生命保険です。

先日、生命保険の見直しに関する本を読んでいました。
その本は、保険の無料見直し相談をしているFPが書いたものです。

まあ、FPを名乗っていますが、実態としては保険の代理店です。
この手の肩書きロンダリングはよく使われる手です。

さて、保険見直しとか保険の選び方に関する本は、どんな人が書くかで内容がぜんぜん違います。
そして、保険を売る側の人が書いた場合、次の2つについて書かれていることが多いです。

・原則として保険には入ったほうが良い
・保険の見直しをし、有利な保険会社に乗り換えたほうが良い

要するに、「自分のところで保険を買って欲しい」「ほかのところで契約していたら自分のところに乗り換えて欲しい」というメッセージが書かれているわけです。
本の中では中立を装っていますけどね。

生命保険の無料相談では必要以上に保健の必要性を強調される事も

おそらく保険の無料相談に行くと、これらの本に書かれているようなセールストークが展開されるのでしょう。

もちろん、必要な保険なら入ったほうがいいのは間違いがありません。
それに、保険会社を乗り換えて保険料が安くなるなら、それも悪いことではないでしょう。

でも、実際には、必要性の小さい保険を勧められたり、不利な保険をすすめられたりすることも多いようです。
また、有利でない保険の乗換えを提案される事だってあるようですね。

必要性の小さい保険をすすめられる例としては、医療保険が顕著でしょうか。

日本の場合国の健康保険がしっかりしているので、民間の医療保険の必要性はそれほど大きくありません。
でも、保険を売る側の人の本では、すごい大事なもののように書かれているんですよね。

医療保険のほかに、貯蓄や投資でも保険を使うように勧められるケースも多いようです。
貯蓄や投資に保険を使うのも、正直に言ってあまり良いチョイスとは言えません。

手数料が割高なんですよね。

また、保険会社の乗り換えに関しても、必ずしも有利になる提案ばかりではないようです。
悪質な場合だと、現在の有利な契約をわざわざ解約させ、自分のところで別の不利な契約をさせようとするケースすらあるようです。

まあ、保険の無料相談は、代理店などの営業活動の一環です。
そう考えると、こういう行動も別段不思議な事ではありませんけどね。

何にしても、保険の無料相談に応じるのは、肩書きは何であれ、それなりに専門的な知識を持った人たちです。
その人たちが説得したら、素人は騙される可能性も高いでしょう。

結果的に余計なものを買わされるとしたら、無料相談を受けて損をするケースも多そうです。

しかも保険は、総額で考えると数百万円単位の買い物です。
ということは、私たちの損失額も大きくなる可能性が大きいはずです。

ほかの金融商品を買った場合と比べて、数十万円単位で割高というようなケースも少なくないはずです。

売れるだけ売ってやろうという強い気持ち持っている人もいます

さて、先日読んだという保険の見直しに関する本の話に戻りましょう。
この本は、保険を売る側の人によって書かれた本なのですが、とにかくすさまじい一冊でした。

保険の相談に来た人に、買えるだけの保険を全て売りつけてやろうという並々ならぬ執念を感じるのです。

具体的に言うと、死亡保険や医療保険などの保険に加え、資産運用まで全てを生命保険で行う事をすすめています。
しかも、今入っている条件の良い保険を解約し、自分のすすめる保険に入れとすすめています。

根こそぎ契約を取ろうと考えているようですね。

はっきり言って、生命保険は特に手数料の高い金融商品の一つです。
しかも、途中で解約しにくく、不便な商品でもあります。

その生命保険で保険と資産運用の全てまかなうなんて、とても正気だとは思えません。
それをすすめるこの本の著者は、顧客の事を何だと思っているのでしょうかねえ?

この本を読んでいて、かなり強い怒りを覚えました。

この本がさらに性質が悪いと思うのは、基本的な部分では正しい事を書いているという点でしょう。
ある程度は正しい事書いておいて、肝心の部分で自分の都合のいいように話を捻じ曲げるのです。

もちろん、金融に関してある程度のトレーニングを積んだ人ならごまかされないでしょう。
でも、トレーニングを積んでいない普通の人なら、この著者の言うように、全て保険で対応するのは合理的と思い込まされてしまうはずです。

さらに悪質だと思ったのが、金融の専門家や保険の営業、FPなどを悪役に仕立て、自分が正義であると演出している点です。
「私は悪いやつらからあなたを守る、正義の味方です」というロジックで、信頼を勝ち取ろうとしています。

「顧客を食い物にしているのはお前じゃないか」と途中何回突っ込んだ事か。
まあ、保険の営業とかFPにも酷いのがいるのは事実ですけどね。

「お前も人のこと言えんだろう!」と思うわけです。

とにかく、この手の本を読むと分かるように、保険の無料相談というのはかなり危なっかしいサービスです。
この本ほど極端な例はそれほど多くはないでしょうけど。

そして、専門知識があるだけに、一度話を聞くと必要のない保険も必要だと思わされてしまう危険性があります。
保険を売る人が行う無料相談はやはり危険なものです。

金融商品を売る人に相談するのはダメ

ここまで投資信託、生命保険と2つの例を挙げました。
基本的には、金融商品を売る人に相談に乗ってもらうのは良くない事だといえるでしょう。

彼らは自分たちの仕事として、それなりに手数料の高い商品を出来るだけたくさん売らないといけません。
そんな宿命を背負っている人たちは、顧客の側に立って相談など不可能なのです。

もちろん、全く顧客の事を考えていないなんていうつもりはありません。
でも、顧客の利益最優先のアドバイスをすることは、立場上出来ないようになっているのです。

ある程度の額の金融商品を買うときには、誰かに相談したくなるかもしれません。
そんなときには、金融商品を販売していないFPなどにお金を払って相談に乗ってもらいましょう。

数万円から数十万円という金融商品の手数料を考えれば、お金を払って相談するのは合理的な行動です。
まあFPと言ってもピンキリで、誰を選んでいいかは難しいところですけどね。

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