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貧しい同士が結婚するのは、実は理にかなっていると思うけどね

結婚できない理由としてよく挙げられるのが、「収入が少ないから」というものです。稼ぎが少ないと、確かに、結婚は難しいという印象はありますよね。

でも、冷静に考えてみると、貧しい人こそ結婚した方が経済的には合理的なはずなんですよね。「子供を持たなければ」という前提条件は付きますけど。

年収が300万円未満の男性は結婚が難しい

男性の場合300万円の年収があるかどうかが、結婚できるかどうかの境目なのだそうです。300万円を堺に、20歳代30歳代の既婚率が大きく違います。1

そして、正社員と非正規社員の間でも、かなりの差があるようです。正社員かどうかで、既婚率が2倍も違うようです。

まあ、年収300万円を稼ぐには、アルバイトではちょっと大変でしょう。正社員の方が結婚しやすいというのは、うなずけるところです。(後述します)

ちなみに、年収と行った場合は、一般的には税金や社会保険料を引く前の収入を指します。つまり、年収300万円だと、手取りだと200万円台になるわけです。

年収300万円ってどんな人?

ところで、このボーダーラインの300万円の年収の人というのは、どんな感じなのでしょうか?ちょっと検証してみましょう。

もし年収が300万円未満の30歳前後の男性がいたとしたら、この人は多分正社員じゃない可能性が高いですよね。

例えば月収20万円でボーナス30万円が2回出るとすれば、これだけで300万円ですから。よほどやばい企業を除いては、正社員なら年収300万円程度は稼げるでしょう。

と思って統計データなどを確認していたら、必ずしもそうでもないみたいですね。次のサイトでは、33歳の年収を紹介していますが、300万円未満が約10%もいるようです。

■ 30代で1000万円の差が!「33歳の年収格差」実態レポート
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/01/kakusa/kakusa_02.html

しかも、2005年の末の調査みたいだから、景気はそこまで悪くないはずです。それなのに、年収300万円以下の正社員って、意外と多いのですね。

一部マスコミが言う「格差が広がっている」という主張が正しいのでしょうか。それが正しいとすれば、今20歳代後半の正社員で年収300万円未満の人が、2割とか3割くらいいても不思議じゃないのかも。

そう考えると、結婚するって、意外と厳しいことなのですね。

とりあえず、正社員の多くは年収300万円を超えているが、そうでない人も一定割合いるという理解で良いでしょうか。

非正規の人だと収入はどの程度だろう?

次にボーナスが無い契約社員とかフリーターとかを想定してみましょう。計算を簡単にするために、時給で働いている人を想定します。

300万円を12ヶ月で割ると、ボーナス無しとして、月収25万円です。週休2日とすると、週22日労働なので、1日あたり11,364円稼がないといけません。

ということは、時給1,000円としても1日11時間半は労働する必要があります。

普通のフリーターじゃ、ちょっと無理ですね。ダブルワークをしているか、深夜の仕事か、危険な仕事じゃないと、そんなに稼げないでしょう。

2018年追記:

最近のアルバイトの時給を見ていると、1,000円を超える時給は以前ほど高いハードルでは無くなっているようです。キャリアを積んでいれば、アルバイトでも、月収25万円は稼げるような気がします。

まあ、それでも、ギリギリ25万円に届くという感じでしょうけどね。正規社員とは差があるでしょう。

もしかしたら、短期的には、このくらい稼ぐことは可能かもしれません。でも、これを続けていくのは至難の業だと思われます。

時給が1,500円だとすると、7.6時間労働で何とかなります。これなら、まあ、普通の労働時間ですね。

ということで、契約社員とか事務系の派遣社員なら、年収300万円はクリアできる人も多そうです。といっても、契約社員や派遣社員でも、業種や職種によってかなり賃金が違うようですが。

ですから非正規の人だと、年収300万円が厳しい人も多いだろうと結論付けられそうです。長期の休暇を考慮すると、週平均の労働日数はもっと減りますしね。

この状況から考えると、非正規だと結婚するのはかなり大変そうな気がします。世間のイメージの通りという感じでしょうか。

弱いもの同士が助け合ってはどうだろう?

ところで、経済的に厳しいから結婚できないって、何か変な気がしませんか?個人的には、あまり合理的じゃない気がするんですよね。

以前からの持論なのですが、経済的に豊かでない人たち同士こそ結婚すべきではないかと思うのです。その方が豊かに生きられるはずです。

一人で暮らすよりも経済的には余裕が生まれる

例えば月収20万円同士のカップルでも、2人で働けば40万円です。1人で月20万円で生活するのと2人で40万円で生活するのでは、2人で40万円の方がはるかに楽だと思うのです。

仮に1人が2人になっても、家賃は1.5倍くらいにしかならないでしょう。食費も無駄が減りますから、1.5倍くらいでおさまりそうです。

さらに水道光熱費なんて、人数が増えても大して変わらないですよね。一つの部屋に1人でいても2人でいても、エアコンの電気代は大差ないでしょうから。

経済的な合理性だけを考えれば、貧しい人こそ結婚すべきなのです。

子供が出来ると難しいか

ただ、貧しい同士が結婚した場合、子供を持つのは大変な感じがします。つまの労働時間が減る上に、子育てにはそれなりにお金がかかりますからね。

ですから、子供を持つとなると、確かに非正規社員カップルの経済力だとちょっと難しいということになりそうです。ここが大きな問題なのは確かです。

でも子供を持たないカップルとか、親の助けが有るようなケースとかなら、十分に生活していくことは可能です。というか、一人で暮らすよりも豊かな暮らしをすることが出来ます。

選択肢の一つとして、稼ぎが少ない同士で結婚するという事を、考えてみるのも悪くは無いと思うのです。少なくとも、その可能性を排除しなければ、選択肢を増やすことが出来ます。

老後の事を考えても結婚しておく方が良い

ちなみに、これは、若い時だけの話だけではありません。将来の事を考えても1人より2人の方が暮らしやすいはずです。

例えば公的年金です。非正規雇用だと、公的年金の額2 は、今の物価水準で年額で80万円弱でしょう。3 1人で80万円だけで生活するとなると、かなり厳しいのではないでしょうか。

しかし2人で160万円なら生活していくことは可能です。アルバイトをするなりなんなりして月々数万円程度を稼げれば、十分に暮らしていけるはずですよね。

というか、日本の年金制度自体が、結婚する事を前提に作られているのです。結婚しないという選択を選ぶとしたら、年金なんて全く足りないでしょう。

男が女を養うという仕組みに縛られすぎない方が良いのでは

率直に言って、男性が女性を養うと言うスタイルは、かなり破綻してきているように感じます。稼ぎのある男性を探そうと思っても、以前に比べて大幅に数が減ってきているわけですから。

いい男を探しているうちに結婚できないなんてことも、十分にあり得るわけです。女性が非正規の場合は、そうなったら経済的に悲惨なのは、上で説明した通りです。

ある程度のところで妥協するというのも、必要な選択なのではないでしょうか。もちろん、いつかいい相手に出会えるのではないかと思っていると、中途半端なところで妥協できない気持ちは分からなくはないですけどね。

何にしても、私達個々人も社会システムも、変化を迫られているように思うのです。近い将来、貧しい同士の結婚も増えると思うんだけどなあ。というか、今の段階でも、仮に非正規通しでも結婚した方が幸せになれるのではないかと思うのですけど。

どう思います?


  1. ■ 年収300万円が男性の結婚ライン?
    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110617-OYT1T00953.htm?from=navr []
  2. 非正規の話なので、老齢基礎年金の事を考えています。現役時代に非正規でも、老齢厚生年金がもらえるのなら、額はもっと大きくなります。 []
  3. ちなみに、正確には「平成28年4月分からの年金額 780,100円」だそうです。これはあくまで満額の場合ですので、未納があったりするとさらに少なくなります。 []

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