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「東電処理」結局、責任を明確にしていないんだよね

ダイヤモンドonline が東電の処理案について解説しています。
「極秘資料を入手」とありますが、確かにここまで詳細な処理案を見たのは初めてかもしれません。

今まで小出しにされた情報がまとまっているという感じでしょうか。
でも、まあ、結局のところ、国民が責任を取らされるというスキームは、想像通りですね。

■ 独自入手の極秘資料が暴く 国民欺く東電賠償スキーム
http://diamond.jp/articles/-/12350

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ちょっと気になるのが、社債の放棄を求めないというのが、枝野長官の発言と食い違いますね。
経済産業省と意思統一が出来ていないのでしょうか?

あと、賠償金の想定が10兆円というのも、どこかの記事であった説明と全然違います。
その記事では4兆円としていたような…。

政府関係者から情報操作があったのかな?
まあ、10兆円のほうが妥当な気がします。

誰も責任を取らない処理スキーム

今回の記事を見ると分かるのですが、政府は国民に全てを払わせて事故処理をしようとしているようです。
まあ、今回の記事に限らず、これまでも指摘されていますけどね。

一般に、この手の事故を処理するには、大きく考えて3つの方法しかありえません。

(1)東電の株主および債権者が負担する
(2)政府が負担する
(3)国民が負担する

そして、最終的に誰がお金を出すかは、誰に責任があるかで決まります。

例えば、東電が100%悪いのなら、東電は破綻させ国有化する事になるでしょう。
どう考えても、東電が賠償額を払えるわけはありません。

この場合、賠償の負担に関しては、株主および債権者がまず負担します。
当然ですが、保有資産のうち本業にかかわりの無いものは売却されます。

それで足りない分を、国有化された東電が利用者から徴収します。
国有化された東電の資金繰りに関しては、国が責任を持てば良いでしょう。

仮に、100%政府に責任があるのなら、東電に賠償責任は生じません。
国が税金で賠償を行います。

あるいは、東電と政府の過失が50%ずつだったら、上の案を折衷したような処理になります。

ようするに、どの案だったとしても、単純明快です。

事故の責任を取る主体がはっきりしていれば、処理策としては単純明快になるはずです。
なぜそれが出来ないかというと、誰に責任があるかを明確にしないで話がすすんでいるからです。

東電を潰さないことを最優先にした

ダイヤモンドの記事にあるような、いびつな処理案になった理由は容易に想像できます。
「東電を民間会社として存続させる」「株主責任を追及しない」「債権者の責任も追及しない」「政府は責任が無い」といった前提で処理を考えたのでしょう。

どうしてこういう前提を置いたのかは、いろいろ邪推できますが、まあ良いでしょう。
何にしても、上のような前提を置いた事で、結果として処理案はいびつになりました。

普通に考えると、安全基準を定めている国と、事業会社である東電は、それぞれ責任を追っていると考えるべきでしょう。
単純に半々とすれば、10兆円の賠償金のうち、5兆円は国が払い、5兆円は東電が払うというスキームにすれば良いだけの話です。

あるいは、原子力損害賠償法により、100%国の責任となるかもしれません。

何れにしても、賠償割合がすぐに決まらないのなら、政府が東電に融資する形にして、東電を窓口に賠償をすれば良いはずです。
それが、法律どおりの処理です。

そして、それと並行に、東電と政府の責任の割合を決めればいいわけです。

あとは、東電の分の損害賠償を東電負担が出来るかどうかで、東電を国有化させるかどうかという議論になります。
このあたりまできて、初めて恣意的というか政治的な判断が出てくるべきです。

すなわち、東電に国が出資する形にして、国有化するとか。
電気料金を増やす事を認め、東電を存続させるとか。

東電が倒産した時点で、会社更生法を適用するとか。
あとは、国がお金を貸して、東電を存続させるとかね。

ここから大混乱をする可能性も

今回の処理案作成では、訳が分からない政治判断を、一番最初に前提として置いてしまいました。
これが話がこじれた原因でしょう。

そして、それが原因で、今後も大混乱をきたす可能性があります。

というのも、どう考えても、今の政府案を野党が飲めるとは思えません。
ということは、「何も決まらないまま時間が過ぎて行く」なんていう悲惨な未来もありえます。

そうなると、被害者は賠償を受けられず、生活の再建が出来ません。
さらには、決定が遅れる間に東電が破綻し、スキームの前提が完全に狂うかもしれません。

東電が潰れたら、東電救済なんてしようがありませんからね。
今度はそういう事態を恐れ、「賛成しない野党が悪い」と野党バッシングするのでしょうか?

そう発言する官房長官の姿が目に浮かぶような…。

最初から、手順どおり坦々と処理していたら、もっとシンプルな話だったと思うのですけどね。

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