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ギリシャがユーロ圏を離脱?難しい局面だね

ここ何日か、ギリシャがユーロ圏を離脱するのではないかという報道がされています。
ギリシャの首相はこれを否定していますが、ちょっと眼が話せません。

ギリシャのパパンドレウ首相は7日、ユーロ圏から離脱することは非公式にも協議していないとし、離脱する可能性があるとの報道を否定した。

首相は会合で、「このようなシナリオは非公式にも協議していない。ギリシャ自身で必要な事態に専念できるよう、国内外、特に欧州連合(EU)に望みたい」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20971620110508

ギリシャの離脱が検討されていたとしても、公式的には完全否定するものです。
ですから、首相の発言を額面通りには受け取れないでしょう。

多分、全ての可能性について、検討されている事と思います。

ドイツはどう対応する?

個人的に興味があるのは、ドイツの出方です。

ドイツ国民はギリシャ支援に否定的です。
ギリシャをユーロに残したい現政権としては、難しい舵取りを迫られているといって良いでしょう。

もっとも、ドイツの場合は、ギリシャを残すかは大きな問題ではないはずです。
ギリシャの離脱で、ユーロ圏が不安定になる事を心配しているのでしょうね。

なにせ、現在のドイツはユーロ圏に輸出攻勢を仕掛ける事で、一番おいしい思いをしています。
トータルで考えれば、税金を使ってでも救うべきだと考えているのでしょう。

とは言いながらも、ドイツ国内では賛否両論があるようです。

■ ギリシャのユーロ圏離脱に反対、欧州強化目指すべき=独経済技術相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20971320110508

政権の支持率や次の選挙の事を考えて、現政権がギリシャを救うことには消極的になる可能性も有ります。
どちらに転ぶか、余談を許さない状況なのでしょう。

ギリシャがユーロ圏に残るかどうかは、ドイツの出方一つにかかっています。
どうなりますことやら。

そもそもユーロって無理がある

ユーロ圏ができる前から言われていることですが、ユーロという仕組みにはちょっと無理があります。
それは参加各国が為替の調整機能を失うということです。

細かい説明は避けますが、通貨を発行している国家は、為替が自動的に動く事で金融政策を打ち易くなります。
しかし、同一通貨を使っているユーロ圏では、金融政策を十分に使うことが出来ないのです。

ギリシャ、ポルトガル、スペインなどが今問題になっているのには、少なからずこの点が影響しているでしょう。

まあ、各国の金融政策を縛る以上に、統一通貨にするメリットがあると判断したのでしょうけどね。
また、ドルに対抗する基軸通貨というのは、ヨーロッパ人にはかなり魅力的だったはずです。

何にしても、ユーロを作ることは、恩恵だけでは無いということです。

これでギリシャが離脱という事になれば、ユーロという仕組み自体にも疑問がつきます。
そうなるとPIIGS と呼ばれる各国の対応にも影響するでしょう。

ギリシャ問題は、ギリシャ一国だけの話ではないのです。

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